オーストラリアン女性がバリの交通警察にヘルメット着用なしで昨日捕まった際に反論する様子を写した動画がインドネシアのネットで「やれやれ、呆れたことだ」と話題になっている。
話題となったビデオはインスタグラム @greatestescape_bali が昨日チャングーで撮ったもので、複数の SNS アカウントでシェアされている。
動画の通り、オーストラリア人と確認されたその女性は、上下ピンクのジムトレーニングウエアを着用し、リュックを背負い、ヘッドフォンを着用してヴェスパに乗っていた。しかし最も大切なヘルメットを着用していないということで、警察官にバイクを停車させられ、道路わきに寄せるよう指示され、口論となっている。
「ルールを守ってください」
と警察官が言うと、彼女はインドネシア語で「私はもう23年ここに住んでるんだから！」と反論。さらに、ヘルメットが前の晩に盗まれたことをと主張した。
「触らないで！」
と彼女は、バイクを交通量の多い道路から脇の停車スペースに誘導する警察官にむかって叫んだ。
彼女は身振り手振りも加わり、声高々に反論し続けた。
当然ながらインドネシアのネット民はこの白人の厚かましさに辟易とした。

「ブレ（白人）がチャングーでこんなことやってる」とツイッターで @akuluka は外国人の中でも白人を指すローカルのスラングを使って投稿している。」

「私たちが礼儀正しくしてきた結果がコレ!?」と @h_raditen はコメントしている。

動画には、別の外国人がノーヘルで通り過ぎているのも興味深いところだ。そっちの方が捕まったかどうかは定かではない。

バリ州警察スポークスマン Stefanus Satake Bayu Setianto は、今回の件が昨日バドゥン県北クタ　Tibubeneng 通りで午後 1:30 ごろのことであったと発表した。
「彼女を停車させた警察官は Anang Agung Upadana といいます」
そして、その女性が警察官から逃げようとしたと付け加えた。
情報によるとそのオーストラリア人女性は Marita Leaning Daniell という名前で、罰金刑が課せられた。インドネシアの法律では、バイク運転時のヘルメット不着用は IDR 25万ルピア（US 16.16ドル）の罰金刑となる。