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19/1096 【暴露】官能記事につき閲覧注意

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。
3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で19日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。
そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくない人は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

とても静かな19日目。今これを外にいて書いているのがまた幸せである。今日この19日目の感覚は今日にしか書けないから、とても貴重で大切なことをしていると思える。幸せの理由のひとつはそれだと思う。
わたしが死んでもデジタルデータは残るのだろうか。それはわからないが、今日も書く。人生の大切な1日がこうして過ぎてゆく。

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今、イタリアは夜の9時を回ったところだ。隠すことはなにもない。わたしは家に夫を置いて外にいる。女としての喜びのためだけに。わたしはこの部屋にある男性と二人きりでいる。黒い革のリラックスチェアで最後の時間をすごしているところだ。
もう少しだけここにいたい。だがわたしは夫の元に帰らなくてはならない。

ほんの数分前まで、彼がわたしの髪を撫でていた。彼が動くたび、彼の肌がぬらぬらとスポットライトを反射する。この明かりの下では、彼の金色の髪と光る肌がちょうど同じ色になる。
全身に浴びせられる先の読めない動き、波のような快感。強く押されては不本意に仰け反り、引かれては濡れた髪が滑り落ちた。微睡んで意識が薄れながらもうっすらと目を開けると、彼の太もものタトゥーが目に入る。若い腕の筋肉も、グレーの下着も、手の甲でわたしの頬を撫でる仕草も、すべてが夫にはないものだ。

僕の指、痛くない?僕は君の嫌いなことしていない?何度も彼がわたしを覗き込んで言う。痛いはずがないことも嫌いなわけがないことも、彼が一番わかっているのに。ダイレクトに言葉にしなくてもいいのに。それでも丁寧に聞き続けることが、女を満足に導くことを彼は知っている。わたしより23歳も若い彼の、その経験値が憎たらしくなる。いったいどれだけの女が彼を通過していったのだろう。
わたしは野暮なことは聞かない。けれど、彼がわたしを起き上がらせる優しい腕と押し倒す強引な硬い手のひらを別人のように使い分けるたびに、そこに男の強烈な色気を見る。わたしはそれを見てこんなにも苦しい。彼の何もかもを狂おしいほどに独り占めしたくなる。

もう遅い。君も僕も帰らなくちゃならない…一緒にシャワーに行こう。彼がわたしの肩をタオルで包んで言った。なぜこの時間はこんなにも早く過ぎてしまうのだろう。
わたしたちは彼の買ってきた寿司を食べて、薄暗い通りに出た。クリスマスより前に会いに来てくれと彼は言う。
でもわたしは分かっているのだ。その時期の彼が途方もなく忙しいことを。

そして、家に戻ると、夫が言った。普段とは明らかに違った様子のわたしを見て、気がついたのだろう。

いいじゃん、その髪の色!

そう、わたしはヘアサロンに行ってきたのだ。担当の若い男の子、めっちゃカッコよくてね、がははーー!

いやいやー本当に、シャンプー中に横になるタイプの全身用マッサージチェアに寝かされたのも驚きだったが、その動きが読めないのなんのって!
グニーンと押されると姿勢を保てなくて仰け反っちゃうし、逆に引くときに頭がシャンプー台からちょっとズレちゃって、うまいこと力を抜いていないと髪が落ちてしまうのだ。

最初のうちは起きていようと頑張っていたのだけど、そのうちついついウトウトしてしまい、ハッ!と起きたら担当の金髪おにーさんのクラッシュジーンズからタトゥー入りの太ももが見えちゃうし、腕を上げるとウエストから下着も見えちゃうし、あいやーと思っているところで頰についた水滴を手の甲で撫でて拭き取ってもらって、思わず久々に若い人を男性視したわ~
ナイスガイであった…夫にはないあのジェントルな仕草よ…

しかも、シャンプー中もカラーを塗っている時も、僕の指の圧が強過ぎないかとか、痛くなかったかとか、まぁ〜丁寧に聞くのだ。大丈夫だと言うのに、ちょっとでも髪を引っ張ると、ごめんねとかもっと優しくするねとか言う。惚れるからやめてほしかった。(笑)

乾かしてる途中なんて、頭を起こす時は優しく支えてくれるのに、上を向かせる時はなぜかものすごく上手にグイッと強制的に押し倒すという緩急の効いた技が光るし、その度に腕の筋肉が硬くなるし、そりゃあ女性客から人気なわけだ。独り占めできずに離れてしまうと、あーあ、と思わずにはいられない!

最後に残った客がわたしだったから、急いでシャワー行って薬剤を落として、超特急で乾かしてもらって帰ってきた。帰り際になぜかお寿司をくれた彼。またクリスマス前に来ればちょうど色を入れる時期だと言うけれど、彼はその時期、予約でいっぱいなのだ。

何のためにカラーを変えたかというと、明日は写真撮影なのだ!!
早めに暴露しちゃと、神スタッフさまたちと共にわたくしめのオフィシャルウェブサイトを作っているのである。
どうか、でき上がったらお知らせしますので、見にいらしてくださいm(__)m
 
いや、すみません驚かして。だって~かっこよかったんだよぅ!
官能風の記事を、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
同じ状況の説明も、書き方でこうも変わるものなのだなア・・・

では今日はここらへんで、また明日!

毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)