吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。
３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で６１日。
（この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。
そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。）

６１日目にして、なんだか複雑な心境に至った。こんなことをしていてなんの意味があるのだろうとか、自己満足が寂しいなとか、そんな弱気な気持ちが湧いてきて元気が出ない。
６１日というのは全体からすればまだほんの18%に満たないほどだけれど、とりあえずここまででも続いたのはひとりでも読んでくださる方が居てのことだと改めて思う…ありがたきことなり…

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今日はそんなわけで、やる気の湧かない、どんよりとした気分の日だった。
まずわたしは冬が嫌いで、寒いだけで士気が落ちるという病を持っている。それから、天気が悪いとさらに落ち、ここにあまり楽しくないことが起こると、ゲームと誰かと話すことと食べることとYouTube視聴以外のぜーんぶが面倒になってしまう。
以前はこういうときの無気力と戦って自分を責めていたが、最近は不可抗力として諦め、ゲームと誰かと話すことと食べることとYouTube視聴だけをするようにしている。今日のように天気が悪くて家にいると決めた日には、これがわたしにとって完璧な組み合わせである。

ゲームで遊んでいると、自分は子供の頃となんら変わりないことを体感する。何のしがらみからでもなく、誰かのためでもなく、自分のためだけにバカみたいに何の役にも立たないゲームをしているとき、こんな自分のことをただのクソガキだと思う。でもこの個人的な満足感はわたしにとって、とても大切なものだ。

それから、何か好きなものを食べて、友達とチャットして、大好きなYouTuberの動画を見れば、寒くて天気の悪い日でも楽しい。わたしはエンタメを仕事にする人に本当に感謝する。ありがたきことなり…

こうした自分だけの満足を生み出すものを持っておくのは、とても良いことだと思う。たとえ好きなことを仕事にしている人だって、その仕事によって疲れたり、傷ついたり、自己不信になることだってたくさんある。
こうしたことは、なにも好きではないことを仕事にしている人だけの憂鬱ではなくて、逆に好きなことをしているからこそ、それらによるダメージがずっと大きいことだってあるものだ。
そんな時に、誰かを頼らずともひとりで童心に帰ったり気分の良くなることを自分でわかっていて、いつでも取り掛かれるのは幸せだ。

もしゲームとネットを取り上げられたら、楽しみがなくなるのかと言われたら、そんなことはないのだ。
その場合の楽しみ方も持っていて、わたしは本を読むのと食用になるものを自然界からもらって食べるのが一番好きだ。釣りとか貝の採取とか山菜採りとか山芋掘りとか木の実集めとかキノコ狩りをすると、自分で心配なほどワクワクテカテカして喜んでしまう。異様に燃えて、すぐに野生化してしまう。何かの間違いで、古代の脳があまり退化しなかったのだろうか…

では、もし歩けなくなって、目もショボショボして本も読めなくなったら、寒くて天気も悪くて元気のない日に、わたしは何を楽しめるだろう。

そのときにはきっと、お釈迦さまを思うだろう・・そして、煩悩からの解脱にチャレンジすると思う。「歩けなくて目もショボショボして本も読めない人のための悟りってなんだクラブ」を創って、同士たちとあーでもないこーでもないと楽しくやるような気がする。そしてそのためにまったく悟ることができなくて笑うだろう・・・
　
では歩けなくて、目もショボショボして字も読めなくて、さらにもし話すこともできなくなったら、わたしは寒くて天気が悪くて元気のない日にどうするだろう。
わたしはきっと、音楽と人の話を聴くだろう。音がまだ楽しめるというとき、それはきっと今のわたしには想像もつかないほどに美しいに違いない。
　
ではそこに加え、耳も遠く遠くなり、音も聞こえなくなったら、わたしはどうするのだろう。

そのときには、わたしは思い出を愛でるだろう。ただ自分を味わうだろう。
自分自身とお話をするだろう。そして、ああ、わたしは生きているな、と思うだろう。そうしたら、もしかしたら今の自分にはわからないことがわかるのかもしれない・・
　
だから思う・・・・元気な間は、元気でいれば良いと。悟れない、と悩まなくて良いと。今、楽しいこと、今の自分にしかできないことをすれば良いと。
今の自分が成長してしまったら、今の自分にとって楽しいことを、しなくなるのかも知れない。わたしがもっと成長してしまったら、ゲームに熱中しなくなるのかも知れない。だから、今のうちにやっておこうと思う。今のうちに、今の自分ならではのバカさ加減を発揮しきってやろうと思う。自分の能力よりも、自分のクソガキを解放してやろうと思う。
夏には興奮して貝を集めて、ゲームで作っている街を完成させて、トレヴィーゾの山で木の実を拾って騒いで、いつだって好きなものを食べて大の字で寝てやろうと思う。
　
たくさん稼いだという実績や能力を認められたなどということより、そうやってクソガキとして紡いだ思い出のほうがきっと、歩けなくて、目もショボショボして、話すこともままならなくなった時に、微笑みとともに愛でる思い出となると思うから。

だからわたしはまた明日からも、自分のバカを解放しようと思う。
いつもお付き合いくださる方たちに、感謝。
　
今日は書いていたら元気になってしまった！
読んでくださり、ありがとう。それではまた、明日！！

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