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リズム隊のキレがレべチ<ザ・チャイチーズ復活ライブ>

4年ぶりの復活ライブ、チャイチーズ。

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「本日のおすすめ」presents 河村”カースケ”智康、佐橋 佳幸、根岸 孝旨 還暦記念『チャイチーズ復活ライブ -U168- 〜日本の名曲たっぷりお聴かせしましょう〜』 2021年8月13日19:00開演 豊洲PIT

出演:根本 要、佐橋 佳幸、難波 弘之、河村”カースケ”智康、根岸 孝旨

チャイチーズってなに?前回はどうだったの?という説明は、外部の記事にお任せしたい。 


今回も、チャイチーゲートがお出迎え

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2列ってチケットに書いてあるから、2列目だと思ったら、1列目はカメラが入ってて席がないから、実質1列目だった!最前列、下手寄り。

客席は、着席キャパ1300の50%なので、動員で6~700といったところだろうか。

ステージ上に、懐かしい装置がある。スタレビのライブで一時期導入されていた、パトランプ。MCが長すぎると警告として回りだすけど、要さんはそんなものお構いなしだから。笑

セットリストと感想。<ネタバレ>

1.シーサイド・バウンド(ザ・タイガース)
チャイチーズのテーマ曲らしい。笑
「ちーさーいバーンド!」ってコーラスしてるよね?そうしか聴こえない。
ロック界のザ・タッチ(笑)のふたりが、ステージでぴょんぴょん跳んでる絵はコミカルでかわいかった!


2.アジアの純真(PUFFY)
アジアの純真は、本家が脱力系なのに、要さん熱唱しててギャップwwww
原キーだから、ちょっと高いのかも。
「白のパンダをどれでも全部ならべて~」の部分のドンドコドンドコドンドコドンドコってリズムで、まずドキュン💖とやられました。こんなキレッキレのドンドコ聴いたことない。

3.あなたに会えてよかった(小泉今日子)
4.サヨナラ(GAO)
5.悲しい色やね(上田正樹)
6.愛する君に(ザ・ゴールデン・カップス)
7.時の過ぎゆくままに(沢田研二)
要さんの泣き節が、すごく沁みる演奏でした。

8.瞑想(尾崎亜美)
9.砂の女(鈴木茂)

はっぴいえんどサウンド。原曲はもちろん、めちゃくちゃカッコいいのは言うまでもないけど、チャイチーの演奏はまた別の色気があるというか、違うタイプのオシャレな空気感。 難波さんのソロ、素敵すぎて惚れた💕

10.やさしさで溢れるように(JUJU)
テイクワン。笑

11.強く儚い者たち(Cocco)

※「やさしさで溢れるように」おかわり。
最初のテイクで要さんが歌詞に詰まっちゃって、テイクツー。おかわり事件は、スタレビならてへぺろって笑ってネタになるけど、チャイチーズでやるのはちょっとどうかな。残念ながら、笑って流せない空気あるよね。

12.Bomber(山下達郎)
これ、今日いち良かった。マジやばかった。ゾクゾクした。
ホンモノふたりいるのもあるけど。達郎さんの楽曲がもつパワーと、プレイヤーのもつパワーの融合、パネェ。
あそこは、もうスタンディングしたかった。なんでみんな立たない?!
(きっと私が勇気を出して立てば、みんな立ったんだと思う、、、最前列だし)
そして、達郎さんのライブ、早く行きたい。

13.六本木心中(アン・ルイス)
聴きなれた(歌いなれた)曲だからかもしれないけど、体の中に🔥が点いたのがわかる。そして、演奏も熱い🔥 
なぜ誰もたたない!?何かの修行かと思ったぞ。
要さんのボーカル、ハマってるなぁ。カラオケ屋さんで練習したのかな~とか想像してたw

14.雨上がりの夜空に(RCサクセション)
もう最高オブ最高!チャイチーなみなさんのプレイ炸裂。
しかしこの曲、歌詞は下品極まりなくて最低なのに、なんでこんなに神曲なんでしょうね。
難波さん、清志郎さんのモノマネもばりうま!

<Encore>
15.たしかなこと(小田和正)
佐橋さんのギターと要さんのボーカルのみ。
小田さんとはまた、ちがった味のある「たしかなこと」
要さんのほうが少し、人間臭い「たしかなこと」
要さんは「不確かなこと」なんていうけど、そんなことない。素晴らしい確かなことでした。
小田さんのトリビュートコンサートとか、要さん企画してくれないかな。小田さんがまだ元気なうちに。

16.タイムマシンにお願い(サディスティック・ミカ・バンド)
この曲、1974年の曲なんですね。その後、いろんなアーティストがカバーしているので、そんなに古い曲だとは思ってませんでした。選曲も演奏も神すぎ!
難波さんにめっちゃジャンプさせるの、鬼か!御大やぞww

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終演後。

なんか、凄かったな。(語彙力喪失)
ゴージャスな生カラオケ(褒めてる)で、要さんが遊ばせてもらってる っていう感じだった。
音楽職人たちの音、半端ない。なんていうか、音が持っているパワーが違う。ひとつひとつの発音からして違う。佐橋さんのギターも改めて凄い。カッティングの音だけでもぜんぜん違う。もちろん難波さんのテクニック、センスが凄いのは言うまでもない。だけど何が凄かったって、リズム隊のキレがレベチ。単に8分音符8つ叩いただけで、鳥肌が立つレベル。カースケさんとネギボーさんの相乗効果。度肝抜かれた。

チャイチーズがパーマネントなバンドだったらいいのに、と考えた。だけど、ひとりずつが、ものすごいパワーを持ったプレイヤーだから、パーマネントバンドで活動する意味がないんだろうな。一匹狼で業界を肩で風切って闊歩する力を持っているひとたち。

今日の席、最前列のスピーカーの真ん前だったから、特に音の解像度が凄くて(残響を含まずダイレクトに聴こえるって意味で)凄腕たちの演奏に圧倒された。アーカイブでは、あの体験は再現できないな。現地行って本当によかった。

配信は8/20まで

現地の何割も伝わらないかもしれないけど、8/20まで配信あるんで、まだの人はぜひ聴いてみてください。チケット3000円、ぜったいに損はしません、お値段以上チャイチー♪ ぜひ、大きいヘッドホンで、大音量で聴いて欲しい。

ここからは、余談。

音楽と関係ないところでは、
・難波さんの達郎さんのモノマネ、似すぎwww
・難波さんの清志郎さんのモノマネも似すぎ!
・途中でカースケさん休憩しにいったの、なんだった?
・カースケさんのドラム、初めてじっくり見たけど、高い山の上に生えている低木林みたい。五十肩でも叩ける配置。チャイチー。笑
・佐橋さん、あれパジャマよね?っていうかいつもわりとパジャマよね?笑

これは仕方ないけど、最前列は近くて楽しい反面、カメラに遮られて正直、演奏に集中できないことしばしば。目の前をカメラがウロウロするのは、申し訳ないけど邪魔(贅沢言うな)。スタレビのライブでは、無人カメラ(リモコン)導入してたよね。ああいうの使えなかったのかな。

帰宅後、アーカイブを大きいヘッドホン大きい音で視聴してみて。
現地でも感じたけど、かなり空調ノイズが大きくて、マイクが拾ってる。
可能ならリリースしたいって言っていたけど、いまの技術で、このノイズはカットできるんだろうか。(してほしい)

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