新卒2年目がよく陥りがちな、「自分の仕事」に対する自信の無さについて

こちらの記事は「LITALICO アドベントカレンダー」23日目の記事です。
コノビー」という子育てメディアで広告ディレクションを担当するmichikokko(通称:しゃか)が担当します。


「書くこと、伝えること」を考える…と言われましても


気軽に引き受けるんじゃなかった。

と、ようやく重い腰をあげて、この文章を打っている今も思っている。



12月の始め、コノビー編集長に「これ書いてみない?(有志だから強制はしないけど)」と言われて、ほいほい引き受けたわたし。

日々更新されていくみなさんの熱い想いが込められた文章に、どんどん気が引けていった。


わたしが書けることって、伝えられることって何なんだろう。

いま、書きたいことって、伝えたいことって何なんだろう。


頭を抱えて、必死に考えた結果、

「大好きな某アイドル論を書きたい」と言ったらコノビーの編集長にも発達ナビの編集長にも却下されたのと、

1年以上さまざまな案件を一緒に担当してきた、大好きな営業の先輩に

「しゃかにしか書けないことを書いてよ!楽しみにしてる!!」

とすごいプレッシャーをかけられたので(笑)、

今回は

子育てメディアで150本以上広告ディレクションを担当してきた人間として

「自分がしていることってそもそも世の中にとって意味あるのか?」

と悩んでいたことを書いてみたいと思います。



広告ディレクションとはなんぞや


ディレクターと聞くと、

テレビ業界でぶいぶい言わせて銀座でお寿司を食べているイメージを持たれるかもしれない。(そんなこともないかもしれない)


わたしが担当している「コノビーの広告ディレクター」という仕事は

少し違っていて、ざっくり説明するとこんな感じ。

①クライアントさんから、コノビーで訴求したい商品の魅力や訴求ポイントを聞く
②読者にどんな形で伝えるのが良いのかを考え、主に記事をつくる
③クライアントさんとやり取りをして記事を仕上げていく
④完成したら公開。保証した結果が出るように諸々進行管理を行う

クライアントさんとは直接やり取りせず、
代理店さんと調整する場合があったり、

広告記事をつくるだけではなく他の施策を行ったりもするのだけれど、

ベースはこんな感じで常時5〜10案件以上くらいを複数進行している。


大辞林によると、

ディレクター【director】
① 映画の監督。また、演劇の演出者。
② 放送番組の演出担当者。
③ 楽団などの指揮者。 (大辞林 第三版より)

ということなのだけれど、

もう少し「調整役」としての色が強いのかなと思う。




広告記事は“普通”の記事とは違う?


コノビーの広告ディレクションという業務を担当するようになってから、

最初はとにかく「期日までに、クライアントさんに約束した成果物を出す」「事故を起こさない」ということに必死だった。


最低限のことがだんだんできるようになってから最初に感じたのは、

「わたしがやっている広告記事って、本当に誰かに届いているんだろうか」

という不安や疑問。


コノビーは「子育てに、笑いと発見を」というコンセプトを掲げており、

多くの漫画ライターさんの体験談を伝えながら、

子育てに悩み、答えを見つけられないことを不安に感じ、戸惑うママ・パパが

「その家族らしい幸せ」を見つけるお手伝いをしている(と思っている)。


一方で、わたしは子育ての困り感を切り口にはしているけれど、

最終的な記事の着地としては、企業の商品メリットを訴求したり、

資料請求を促したりする広告記事を担当している。


それって、コノビーがやりたいことと、本当につながっているんだろうか。

広告記事を読んで、喜んでくれる読者の人って本当にいるんだろうか。

自分のやっていることって、「障害のない社会をつくる」会社の理念に合っているんだろうか…。


課題解決が行われている現場がすぐ側にある環境だからこそ、

その疑問が強かったのかもしれない。



一つ、印象的だったエピソードがある。

大好きなコノビーのライターさんの一人である、つんさんが書いた

「授乳前に襲われる不安感…得体の知れない「気持ち」の正体が分かる時」という記事。


内容についてはぜひ記事を読んでいただきたいが、

公開したあと、読者の方から

「わたしもそうでした!」

「理由が分かって、ホッとした」

「わたしだけかと思ってたけど、同じ症状の人がいて救われた」

という声が多く集まり、SNSでも拡散された。


同時に、ライターであるつんさんも

同じ症状の人が予想以上にたくさんいたこと、

自分が書いた記事で「救われた」と言ってくれた読者の人がいたことに、

とても感動し、満足しているように見えた。


原因が分かったからといって、症状が改善するわけではないけれど、

何も分からず一人で闘わなければならない状況から確実に前に進んでいるし、

書き手も読み手も、双方が喜んでいる姿を見てわたしが最初に感じたことは、

羨ましさだった。


わたしもこんな風に、関わる人みんなを幸せにするコンテンツをつくりたい。


でも、現実は。

日々スケジュールに追われることに必死で、

これを言いたいと思うのに、いろいろな理由から言えなくて、

他の記事と比べて、読者からの反応は少なくて、

クライアントさんが満足しているのかどうかもよく分からなくて、

実際にユーザーアンケートでは「広告記事が出てくるのがうざい」と言われたりして。(あれは地味にショックだった)


今だったら、

自分の実力不足だなあとか、周りのせいにすんなよとも思えるのだけれど、

まだまだ未熟なわたしは、そんな現実と想いの間で葛藤した結果、

「編集部がつくっている“普通”の記事と広告記事は違って当たり前」

と責任転嫁をしていた。




“所詮”広告と思っていたのは、自分自身だった。


そもそも、「広告」は人にとって迷惑なものというシーンもある。

テレビを見ていると、続きが気になるのにCMになったり、

SNSやメディアで間違えて広告をクリックしてしまったり。

AdBlockという拡張機能もあるから、「迷惑だなあ」「消したいなあ」と思う人も少なくないのだろう。


主体的に、読者が必要として選びとって読む記事と、

受動的に、無理やり読者に読ませる記事。


当時のわたしはそんな風に自分の中で、

勝手に広告記事をカテゴライズしていたように思う。


商品の魅力がどうというわけではなく、

「広告記事」というレッテルを貼って公開したら

「所詮広告記事でしょ」と思いながら読まれるのではないか、と思っていた。


今思うと、勘違いも甚だしいのだけれど。


でも当時は本当にそれが不安だった。


結果的にそんな不安に変化があったのは、

多くのクライアントさんと仕事をさせてもらって、

たくさんの広告記事をつくるところに関わらせてもらって、

誰にも届かない記事なんて1本もないことに改めて気づいたからだ。



広告記事に読者の人からコメントがついたり、

予想以上にPVが増えるようになったり…、

そういうちょっとした変化にも気づけるくらい時間と心の余裕が出て初めて、

自分がやっていることって無駄じゃないんだと思えた。


そもそもPVがなかった記事なんて1本もない。

記事の中のリンクボタンをクリックされなかった記事なんてない。

それだけの人が読んでくれていて、

興味を持って、「クリック」という反応を示してくれていたことを

忙しい毎日の中で、軽視しすぎていた。


わたしがコノビーで広告ディレクションをするようになってから、

関わって来た全ての広告記事は。

ままならない状況の中で、それでもその時に必死で、

さまざまな人たちと一緒につくりあげてきた記事たちは。

誰かの目に触れて、心に届いて、暮らしを変えているかもしれない。


そんな変化を信じられていなかったのは、誰よりも自分自身だった。



そのことに気づいてから、

前よりももっと「広告」だったり「自分の仕事」だったりに

ちゃんと向き合おうと思ったり、

自分の仕事を受け取った人の気持ちを想像しながら仕事をしたりするようになってきた気がする。


広告は“所詮”広告なんかじゃない。


最後に何が言いたかったかをまとめると

・自分のやっていることに自信を持てないときは、基本に立ち返るとよいかもしれない
・もやもやしてる時は、外側より自分の内側に問題があるかもしれない
・「書くこと、伝えること」において、届く相手がいないことはほぼない
・広告記事も想いを込めて書いているので、読んでみると意外と楽しいかもしれないよ

の4点です。


頭でっかちに考えるタイプなので、

また新たな問題をうじうじ考えているし、

毎日、いろんな人や環境に教えてもらってばかりの生活を、

2018年も続けていくんだと思います。


は〜〜書き終わった!清々しい気分だ!

また機会があったら、

「新米ディレクターが、教えてもらった『ディレクターに必要な10の要素』を自分なりに読み解いてみた」とか

「25歳独身女が“子育て”に向き合って人生の考え方が変わったこと」とか書きたい!!

って今は思うけど、これ書き終わってテンション上がってるからなだけやな、多分な。


思ってたより、自分の中に伝えたいことっていっぱいあるんですね。

長文お付き合いいただき、ありがとうございました。

そしてお誘いいただき、ありがとうございました。

メリークリスマス!


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