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ジョジョ・ラビット


映画を見ました(家で)。
まとまりがないと思います、ご了承下さい。
とりあえず思いつくまま箇条書きにしました。

・見易くて面白かった(題材はヘビーなのに表現はわかり易くライト)
・コメディタッチ(目で見てわかりやすいジョーク)
・わかりやすい伏線(ファッション)
・「自我を持て」というメッセージ
・超メジャーな名曲を使った演出(ビートルズとか)←ドイツ関係ないやつばっか
・命の表現がわりと軽い
・映像的にはテンポよく面白い、戦時中が舞台なのにかなり色彩がポップ(色彩の対比のシーンあり)


「全体的にライト」

 二次大戦の終わりのナチスドイツが舞台。主人公はアドルフ・ヒトラーに憧れてて、ヒトラーのイマジナリーフレンドまでいる。イマジナリーフレンドのアドルフと問答が入ったりしながら物語は進む。
ナチに染まった少年が、個として独立する成長物語みたいな感じです。

 私は歴史モノ好きなので時代考証ガッチガチリアリティーかどうかをまずチェックしてしまうのですが、たぶん映画の舞台はベルリンのつもりだろうなと思ったんですけど、かなり建物が可愛くて色彩が鮮やかだったので「ロケ地どこやぁ…」って調べたら、チェコでした。納得。(ドイツっぽくねぇ〜って思ってた)
なので、違うとこに重きを置いてるのだろうと思い、見方を変えました。

 あらすじとか説明しません、感想なので。
しょっぱなからナチスに対してかなり誇張面白コメディ表現だったので、そういうつもりで見てました。(その点では普通に楽しめました)
戦争の時代を舞台にしているのに、そこまで感傷的にならずに見れました(あっさり人が死ぬ、でも登場人物が死ぬシーンは見せない感じなので)。
主人公のお母さんがかなりあの時代からしたらファッションがオシャレ(色鮮やかなシャツやパンツスタイル)なのでかなり反社会的・反体制的だな〜って思ってました。(そしたら案の定…でした)←わかり易い伏線
全体としても主人公はナチズムに酔ってるけど、周囲の人は国家や思想に「抗ってる」のを感じ取れる(エルサも)。
大尉なんか部下のヒュンケルとデキてる。(確信)
最終的には主人公もイマジナリーアドルフとグッバイするわけだから、メッセージとしては「自己を持て」とか「他人の思想に染まるな」とか「自分の目で確かめろ」的なものを発してた。
 主人公は、主人公の母が匿ってたユダヤ人の少女に恋をするのだけどそれがきっかけで「目覚める」感じ。少年が愛を知って成長する(ありがち)。
 深く考えず、目で楽しむ演出がふんだんにあったので大衆向けだし子供にも見せてもいい作品だと思った。映像が目に心地よく入ってくるので。
堅くならず、すんなり見れる点では色々な人には薦められそうです。

 個人的には「良○」って感じです。感動を誘うとかそういうのではなく、見終わった後も爽やかな気持ちでした。ただ、そこまで心に強く訴えるものとかは無かったですね。

ん〜、なんだかオシャレ。まぁオシャレ。
スカヨハ(スカーレット・ヨハンソン)がやっぱり美人、それでいて役が面白くてチャーミング……!!そこが私は一番個人的に刺さりました。(あと登場人物の女性みんな強い意志が)


結論、「主人公がかわいい。あとスカヨハのチャーミングな演技見て」です。

あ、ちなみに監督はニュージーランド出身の方でしたね。なんか妙に納得しちゃったな(納得尽くし)。

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