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「特産士ライター」に、俺はなる!

これから勉強したいこと

同人誌の原稿が一段落したので、また何か勉強しようと思う。

社会人になって以降、主に仕事以外のところで、結構勉強してきたと自負している(仕事で勉強した記憶はあまりない)。中国茶、中国語検定、日本語教育能力検定、放送大学、メンタルヘルスマネジメント検定……は、一応目標達成できたもの。

一方で、やってみたけど続かなかった、挫折したというものも山ほどある。TOEIC、簿記、校正、放送大学大学院、エトセトラ……多すぎて忘れた。どうやら、自分が興味を持てないもの・自分に身近でないものは続かないらしい。みんなそうだとは思うけれど、私はそれが極端なのだ。「だめだこりゃ」「あっしにはかかわりのねえことでござんす」と一度でも思ってしまったら即アウト。わかりやすく続かない。

人から教えてもらうか/独学かも、続く/続かないに関係するのかもしれない。目標達成したものは、おおむね他人様から教えていただく機会があった(メンタルヘルスマネジメントは例外で、完全に独学だった)。放送大学と日本語教育能力検定は通信講座だったけれど、スクーリングや任意受講の講座に参加した。続かなかったものはほぼ独学。自分では「独学? 結構得意よ!」と思っていたけれど、実はそうでもなかったのかもしれない。

じゃあ、続けられるものって何だろう。自分が興味を持てるもの・自分にとって身近なもの。「こりゃイケるぞ!」と思えるもの。他人様から教えていただける機会があるもの。うーん、うーん(沈思)。

①ライティング

そういえば、文章を書くことについてきちんと教わったことがない。
6年間、自治体の広報紙で記事を書いていた。特段、記事執筆の研修を受けたわけでない。毎号、文系の上司が原稿チェックをしてくれていた。アレをOJTというのだろう。上司には随分鍛えていただき、今でもとても感謝している。
ここ数年は、ライターの仕事もいくつかさせていただいた。けれど、やはり書き方について教わったわけではない。独学で、ライティングに関する本を読む程度。あけすけに言うと、見様見真似でやっている。

正直、もうちょっと自信が欲しい。自信を持って「ライターのお仕事ができます!」と言いたい。
お堅いものか、専門的なものか、Web向けの少しライトなものか。自分の得意分野を知りたい。自分はこのジャンルが得意です、ときちんと自己PRできるようになりたい。
自分の文章のクセも知りたい。自分が書いた文章を読むと「なーんかもちゃっとしてる」カンジがする。スマートではない。この「もちゃっと」の正体は何なのか、そのクセはどうしたら控えめにできるのか、どういう場面で活かせるのか。客観的に分析して、使いこなせるようになりたい。

ライティングの講座を検索してみた。比較検討の結果、日本エディタースクールの通信講座を受けてみようかと考えている。このご時世、やはり通信講座はありがたい。

エディタースクール以外にも、オンラインの文章講座などを実施しているところもあるようだから、単発で受講できるものがあればぜひ(脳内の、我が家の財務省官僚に忖度しながら)参加してみたい。

②観光特産士

恥ずかしながら、この資格を知ったのはつい最近のこと。
全国各地の特産品、観光、文化に関するエキスパート「観光特産士」。http://www.jmmp.jp/index.html

単純に、純粋に、楽しそう! 鉄道旅が好き、特産品が好き、ものづくりの文化が好き、放送大学で観光学の授業を受け(そのために和歌山まで行った)、観光案内所でのバイト経験もある。こんな私にはうってつけの資格だ。次はここに行こう、これを食べたい、と学びながら想像をめぐらすのもきっと楽しい。特に気軽に旅行できない今、心の慰めにもなるはず。

この資格、4級/3級/2級/マイスター、とランクがあるらしい。私は何級から挑戦すればよいのだろう。3級/2級併願受験か。6月にオンライン試験があるとのこと。申し込む前に難易度を知りたいので、まずは3級テキストの内容を書店で確認してみよう。目標はもちろんマイスター。

①+②=③特産士ライター⁈

十年ほど前から、やってみたかったことがある。地域の特産品と、それを作る人たち・土地・文化について取材したい。品物が生まれたストーリーや、作り手のエピソードを紹介する記事を書いて発表したいのだ。

自治体の広報時代、地域の農業について特集を企画し、取材・編集・記事執筆した経験がある。普段食べている農産物が、どんなふうに作られているか。どんな人たちが、どんな所で作っているのか。農家さんに足を運び、いろいろなお話を伺った。自分の農業に関する知識が、小学生以下だということを思い知らされながらも、初めて見聞きすることばかりで、心から楽しかった。
普段よりも時間をかけた取材は大変だった。けれど、できあがった広報紙を見て、直売所へ野菜を買いに行ったという知人がいて、手ごたえを強く感じた。おこがましいけれども、私の記事が誰かを動かした。やってよかった、こういう記事をもっと書きたいと思ったのだ。
それからしばらくして異動事例が出、私は広報を離れた。「もっと書きたい」という希望は叶わなかった。

今回のnote。着地点をどこにしようかと考えた(書きながら考える、完全な見切り発車)。ライティング、観光特産士、さてそれから? 
行き詰った私の脳内に、突然金ピカ衣装のピコ太郎が現れた。アップル+ペン=アッポーペン! 
私も思い切って足してみた。ライター+観光特産士=「特産士ライター」! 軽いぞピコ太郎。せっかくここまで努めて真面目に書いてきたのに、オチがピコ太郎だなんて私らしすぎる。でもそこで吹っ切れた。着地点は決まった。

そうだ、やってみよう。特産品のストーリーを取材し記事にする「特産士ライター」。今は難しいけれど、その土地に足を運んで、空気を感じて、作り手のお話を聴いて。文章で、絵で、写真で。胸を張れるレベルではないけど、いずれも努力や工夫が苦ではない。できるかもしれない。十年以上前のリベンジも果たせるかもしれない。

なりたいものに、なればいい。

遠出できるようになるまで、差し当たってやること。
1 ライティングの通信講座を受ける
2 ライティングの場数を踏む
3 観光特産士の勉強をする。来年にはマイスターを目指す
4 これまでの自分の旅と出逢った特産品を振り返りnoteで記事にする
5 先達、同好の士の情報を集める

楽しいと思えることを、死ぬまでやりたい。得意なことを、一生の仕事にしたい。そのためにはどうしたらいいか。何を勉強すればいいか。
こういうことは普通、高校生・大学生くらいで考えるんだろう。私は高校時代、あまり考えずなりゆきで就職してしまった。考えることをしなかったのだ。今になってその時のツケが回って来たのかもしれない。50にもなって何をじたばたやってんだ、と自分でも可笑しくなる。

でも、思い立ったが吉日。人生、遅すぎるなんてことはない。人間〝今〟が一番若いんだ、やろうと思えば何にでもなれる! と私は結構大真面目に信じている。そしてそれを叶えてみたい。
                     2012年2月10日19:00加筆修正

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