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【火】火打石編2・火打金

今当たり前にあるものを、分解して、理(ことわり)を知り、再構築するという、サバイバル&災害時対策&節約&江戸時代の暮らし&おばあちゃんの知恵袋的魔女活を、日々考察し、調べながら実験・実践しているミチノ灯です。

どんな状況でも自力で火が起こせるようになりたくて、まずは火打石での発火法から研究中。

「なんでそうなるのか」「何がどうして必要なのか」という理の部分を、でんじろう先生に学んでいます。

火打石って、石と石を打つんじゃないのです(知らなかった)。
硬い石で硬い金属(鋼)を打つことで、削れた金属が摩擦熱で発火・火花ができる。
(石で火が出る場合は、黄鉄鉱のように鉄を含んでいる場合)

じゃあ鉄と鋼の違いは何なのか?

Mitsuriさん、分かりやすい説明ありがとうございます。

鉄と鋼の違いは、含まれる炭素の量。
炭素量が0.02%未満なら鉄、0.02~2%なら鋼。
鉄はそのままでは脆く酸化しやすく、加工が困難なため、加工に適したバランスに炭素量を調整した合金が鋼(ザックリまとめ)。

ということで、身の回りのほとんどの鉄っぽいものが鋼。

ちょっと紛らわしい身近なものといえば、ステンレス鋼。こちらは鉄とクロムとの合金。(火打金にならない)

さて、どんなものが火打金になりそうな鋼か。

まず硬いこと。硬いから、削れる。
柔らかいと、衝撃を吸収してしまうので削れない。
(動画内ででんじろう先生が解説してくれてます)

どんなものがよいか調べてみましたが、まあいろいろあるので、でんじろう先生おススメの、安くて簡単に手に入る、カッターの刃で火打金を作ってみました。

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火花出ましたよ(喜)!

でも、ちょっとごつい…。
常に携帯するには邪魔な大きさなので、改善が必要ですね。

緊急時・非常時にその場で鋼を見つけたい時は、持っていれば磁石がくっつくかどうか。(磁石が着くステンレスもあるので注意)

全体的に錆びが出そうなものも鋼の可能性ありですね。ステンレス鋼は薄い皮膜が表面に形成されるので錆びないらしい(by Wikipedia)。

後は建築資材(蝶番・ボルト・鉄筋)、工具・道具類(ペンチ・やすり・金鎚・カッター・鋏・包丁)などで片っ端から試してみるといいと思います。

ちなみに、最悪の場合を想定して(どんな状況…)、「黄鉄鉱 取れるところ」で検索をして、一番近所に当たりを付けておくのもありじゃないでしょうか(私はやりました(笑))。いつか探しにも行ってみたいですね。

ということで、次は火打石作りです。



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