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#UserEnrollment って何さ?

WWDC2019で

#WWDC2019 のセッション #303で 、デバイスマネジメント関連の新機能が発表されました。
大きく3つのテーマの発表がありましたが、その中で私的関心の高いテーマはUser Enrollmentです。今日現在調べたら、やはり日本ではあまり取り上げられてなく、関心は低いみたいですね…
でも、わたくし、この機能、MDM/MAM業界を揺るがす機能だと思っています。(ちゃんと動くようになった暁には…ですが。)

なぜそう思うかって?

この記事をお読みになるっているということは、読者の方は組織でスマフォとかタブレットの管理を任されている方ですよね?
いままでは、キャリアさんが持ってくるおまけのMDMをなだめすかして、機能制限をかけまくった端末を作って、セキュリティのことには目をつむって、配布していませんでしたか?
ユーザからは「使いにくい端末だから要らない!」と言われ、複雑なVPN設定だったり、MDMについてきた使いにくいブラウザアプリやメールアプリの設定と格闘し、いつ何時セキュリティインシデントが発生しないかとひやひやしながら端末運用してませんでしたか?
前回のnoteでも記載しました、MDMはマイナス方向でしか機能コントロールできないので、やればやるほど不便になるんです。それが嫌なので通常はMAMを導入するんです。
しかしUser Enrollmentが始まると、MAM相当の機能を、MDMだけで使えるようになるんです。なぜって?それはOSの標準機能として疑似的なMAMができるようになるからですょ!

いままでは

いままでのiOSは、MDMの有り・なしと、監視モード(Supervised Mode)ぐらいしかデプロイ方法としてはありませんでした。(この部分詳しく説明してほしい方がいらっしゃったら、連絡ください)
どのモードでも、使いにくさは向上しますが、セキュリティは強化されません。(OSがそもそも持っている、素の状態のままです)
BYODはおろか、社給端末としてさえも、iOSが持っている豊かなUI/UXを使い切ることでできない端末をみなさんお使いなんですよね…使いにくい端末を渡されるぐらいなら、使いやすい自分のスマフォでチャットしちゃおう!とかメールしちゃおう!とか、お客様の名刺管理しちゃおう!とかなるわけです。
そうなるとセキュリティもへったくれもないわけです。

Android Enterpriseって知ってますか?

Apple大好きな皆さんからすると、Androidなんてこの世に存在しないぐらいのモノですかね?私の体内には、りんご成分もドロイド成分も等しく流れているので、OSの世代・バージョンによって好き嫌い、メインの端末が変わっています。
さて、Android。Androidの世界では、この「User Enrollment」同等の機能「Android Enterprise」が、なんと4世代前(一説では5世代前)から実装されているんです。毎年新しいOSが出ているわけですから、4~5年前ってことですょ!
わたくし、あのAppleが、いよいよAndroidの真似をしてきたというか、同じことをしてきた、孤高のiOSの時代の終焉の始まりではないかと思っています。

ざっくりいうと

ざっくりいうと、「User Enrollment」と「Android Enterprise」は、同じ機能です。
近々Android Enterpriseについて、少し説明しますね!
ではまた。


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