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Zとミレニアルの世代間交流


1時間だけ学校の先生になる

先日、中学校へ特別講師として授業をしにいきました。
これから進学や未来を考える2年生が対象。
そこで「中二すげぇ…!!」って思った事と、どんな事を話したかを少し綴ります。

40〜50名のZ世代


そもそもZ世代・ミレニアルの世代とは?

どんな定義なのか、詳しく考えたことがない人も多いのでは?
ざっくりとした図解がありました。

皆さんどの世代だろう?

どうやら僕は「ミレニアル世代」みたいです。
子供の頃からインターネットがあったわけではなく、高校1年くらいに友達(将軍)が持っていて、みんなで触り始めた記憶がある。
小学生〜中学生の時代は、しっかり昭和の名残りを残した平成初期の古き良きアナログな遊び方も身に染みている。
我々みたいな昭和末期〜平成初期(現在33〜39歳くらい)の人々は、ノスタルジックと革新的なデジタル移行を知る「美味しいとこどり世代」なのでは?と思い、僕はこれを「温故知新世代」と勝手に呼ぼうと思っている。

さて、授業の内容です。

今回のオファーは学校から直接ではなく、志摩市役所から依頼がありました。地域課題としては、「人口減少」「都会への若者流出」がある。その原因を探りつつ、若者に志摩で働き生活してもらうために、今回のテーマは「志摩でもやっていけるんやで!」を伝えてほしいとのこと。
そこで、実際に志摩でバリバリ仕事してる内容を伝えつつ、さらに活動報告だけではなく、どうやってアイデアが閃くのかを子供向けに解説しました。いわゆる「志摩で一番受けたい授業」を目指して組み立てました。

少しだけ資料を公開します

社会人向けの資料から、子供向けに修正しつつ、けど中学2年生をナメてはいけないので、少し頭を使うことも。
もしよければ、ご家庭でもお子様に見せてあげてください。

pdfファイルが読み込めない方に、一部抜粋して画像でアップしますね。


…といった感じで、企業説明でもないし、とにかく「閃く力」や、「進学や就職以外の選択肢の可能性」を伝えたかった次第です。生きる力が強い子が育つと嬉しい。
「都会に行かなくても田舎でリモートワークできるよ」っていうだけでは内容が無さすぎるからさ。リモートワークは手段であって、「やりがいを感じれる仕事」という中身を置き去りにしている。まずはアイデア。そのアイデアが芽吹く環境整備としてのリモートワーク。だから、安易に設備や仕組みばかり作りまくっても、中身がないと意味がないのです。これは、最近増えてるコワーキングスペースやテナントオフィス事業者がうまくいかない要因の一つですね。中身(アイデアやコンセプト)が圧倒的に大事なのです。

生徒たちの反応はいかに。

質疑応答もどんどん手を上げてくれて好感触だったし、帰り際に、「どこに行けば会えますか?」「一緒にプラごみ拾いたいです!」「職場体験に行きたいです!」と、かなり前のめりで声かけてくれて、少なからず授業をした甲斐があったなぁと嬉しかったです。

その後アンケートをとってくれていたらしく、それを見てみたら、中学2年生の頭の良さに驚愕!!
全然子供じゃない!もう一緒に働けそうな子もちらほらおるって!

オッケーオッケー。
全員好きやん。
みんなで志摩でおもろいことしようぜ。

実際の生徒たちの感想・課題の発見・アイデアなど↓

失敗する可能性があったとしてもやってみるというチャレンジ精神を
自分も見習いたいと思いました。 地域猫とかがいるから、地域猫を
改善するための猫カフェの創設が課題解決につながると思いました。

地域猫の視点!すごい!

志摩市は、高齢者が亡くなって空き家が増えたり、海にゴミが捨てら
れていたり、いろんな問題があることを改めて知りました。確かに海
のごみが減っていないことも知っていたけど、コインに変える発想は
なかったので驚いたしすごくいい発想だなと思いました。空き家が増
えている問題は、できたら壊さずに中を改造してみんなが遊べる場所
にしたり、空き家に使っている木材をアートにしたりして、リサイク
ルできるといいなと思ったし、解体作業や改造をするときも私たち志
摩市の子供たちや地域の人と一緒にできると地域交流になっていいと
思いました。これからも志摩市で過ごしていくために環境を守る活動
に進んで参加したいと思いました。

もう一緒に働けるやん!

ゲストティーチャー授業で興味を持ったので海をきれいにするプロ
ジェクトに参加したいです。、海のゴミを通貨にする考えはなかった
のですごいと思いました。

仲間増えた!

森を生かした360度見まわせるタワーがあるといいと思う。

自由な発想!

僕は最初、固定概念として起業はハードルが高く大変なものだという イメージがあったけれど東山さんの話を聞いて、もちろん大変なもの だけれど利己的ではなく利他的にアイデアや活動をすることによっ て、自分がしんどい時も誰かが自分の背中を押してくれるし、その自 分が頑張ってることで他の人が喜んでくれる仕事なんだと思った。起 業という仕事がかっこよく思えるようになった。僕はシャーペンを 使っていると必ず、1cmくらい余りが出てしまうのがもったいないと 思っていたので、これを溶かして型にはめたりして、新しいシャー芯 に出来たら便利だと思います。

シャー芯のオチはアツい!

自分がこの問題に対して、こんなことができたらいいなというのを実
現させようと色んな努力を続けていてすごいなと思って、今回の話を
聞いたとき、凄くきょうみが湧きました!僕も社会に出始めたり、こ
の志摩市の色んな課題に触れるとき、僕もこんな感じで案を出して、
それが実現したら、市にとってもいいし、みんなにとっても+になる
のはいいことだなと思いました。だからいまの中学生や、学生の時期
に、色んな事を知って、たくさんの考え方を学んでいきたいと思いま
す。

考え方一つで変わる!

二酸化炭素を減らさずに、酸素と炭素に分解する技術を発展させて、 その分解した酸素とか炭素を使って(二酸化炭素を排出せずに)動く物 とか、ロボットとかを、どうにか実現出来たら良いなと話を聞いて思いました。

天才かよ!

空き家が多いならそれを若者向けの施設にする。浜や浜の近くにオブ
ジェクトとかみんなの目に留まるものを置いて観光場所にする。
僕も考えをプラスに捉えていきたいと思いました。自分のためじゃな
くてみんなのために頑張ったら、人も集まるのだなと思いました。

利他、現る!

ちょっと難しかったから分からなかったです。

ごめんな!

環境問題は海洋プラスチックや森林伐採など様々な問題がありますが 僕が地球温暖化につながる最大の問題は戦争や紛争だと考えます。今 もなお続いているロシア侵攻、約七十年前に集結した大東亜戦争、そ の時には大量の血が流れ、大量の汚染ガス、二酸化炭素が排出されま した。だから僕は戦争と環境問題のつながりをどう考えるのかそれが 大事だと思います。戦争がなければ意見の対立がなくSDGsを達成でき るかもしれないと思っています。でも僕は一人の人間で、戦争をなく すことはできないから小さいエコから始めようと思いました。

君は絶対にCultivera Incで働くべきだ!5年後に紹介する!

いつも新しい事業は都会のほうでやっていると思っていたけど身近な
ところでもそういう事業が出来ていることを知って興味を持ちまし
た。志摩市内にある空き家を改造して通貨が使えるお店にしたら人も
増えて、ゴミを拾う人が増えて海がきれいになると思います。

海を守りながら田舎で人生楽しもう!

私は、大きくなったら都会に出ていくわけではないけど都会も行って みたいと思っていました。ですが、今日の講演を聞いて、私たちの地 元志摩市も自分が気づいていないだけで、とても素敵な所だと感じま した。自然にも食べ物にも恵まれています。私はこの志摩市をいつま でも大切にしていきたいです。CO Blue Centerに友達と一緒に行って みたいです!

ドーナツ食べにきて!

以外にも志摩市がすごいことが分かったし、東山さんたちのアイデア
がとても面白かったです。他にも地元から地球にまでつなっがていく
ように僕もできることがあれば協力したいと思った。そしてそれを、少
しずつ実現していることがすごいと思いました。僕のアイデアは、ハ
ンバーガーを包む袋が食べれたらいいなと思います。

ここにも天才が!!!

志摩市には楽しめる場所がいっぱいあると知って、志摩市の見方が変
わってやっぱり地元が一番いいなと話を聞いて思いました。今の志摩
市の現状を知って若者が違う県に行っていて人口が減ってきていると
知って自分は違う県に行ったとしても志摩市に戻ってきたいなと思い
ました。海水で野菜を育てているのを聞いたときに「それで育てられ
るの!?」と思って可能性は無限大だなと思いました。挑戦せずに諦
めるぐらいなら挑戦して失敗してほうがいいなと改めて思いました。

「挑戦」に対する気付き、ナイスやで。

ゴミを通貨に変えるっていうのがすごいと思って、それができたら喉
が乾いた時とかにゴミを拾って飲み物が買えるのですごくいいなと思
いました。コイン専用の自販機とか店が出来たらいいなと思いまし
た。
海のごみを地域通貨にするのはいいけど、偽通貨を作る人もいるかも
しれないから何か仕込んだらいいと思います。国府だけじゃなくて志
島、立神、甲賀、安乗にもお願い致します。

会議に入ってくれ!

道を通るときに、国府の浜付近で経営しているお店を見たことはあっ
たけど、どんな施設なのかは今まで知らなかったので、今日知れてよ
かった。固定概念にとらわれず、新たなアイデアを見つけて、それを
仕事にする。その仕事で志摩市、いずれは全国が良くなっていく。そ
んな考え方が素敵だと思った。自分たちの町がこんな風になってほし
い!という思いはあっても、それを行動に移す行動力がないと、企業
はできないと思うから、もっと行動力のある人になりたいと思った。

そう、行動こそすべて!

ふとしたときに思いついたアイデアから事業を立ち上げ、実現してい
ることがすごいと思いました。
使われていない学校や幼稚園を楽しい場所に生まれ変わらせたいです。図
書館や昔ながらの駄菓子屋さんなど。

一緒にやろう!

浜にあるごみ(流木 プラスチック)でメガネのフレームを作って浜
で拾って作った仮想通貨で買えるようにしたり現金で買ったら世界で
一つだけのフレームができると思います。

言ったやつがやるんやぞ、作ってくれよ!

今のところどんだけ大きい企業でも地球規模で変えれるぐらいの力を
持ったところはないけど、ほとんどの企業の意見が一致してその目標
に向かって心血を注いでいけばいつか地球規模の問題で何かを解決で
きる時が来るんじゃないかと思いました。

「心血を注ぐ」っていつ覚えたんや!文豪か!

お話が理解出来ませんでした。

すまん!

志摩市には自然がたくさんあるけど私はそれを「田舎」だという風に
感じていたので、それを生かした取り組みをたくさんの人がしている
んだと知り、少し驚きました。やっぱり志摩市だけで過ごして大人に
なると学問などの不安があるので一度ほかの場所に行くと思うけど、
いつかは志摩市に帰ってきたいと思いました。

的を得すぎ!一旦出ること大事よね!

僕が考えていたのとは逆転の発想がいっぱいあってすごいと思いまし
た。

思考のコツ!

可能性は無限大にあると感じました。

ほんとそれな!

とまぁ、すごいんですよ。
まだまだアンケートはあるのですが、全員活躍しような予感がするのよ、
この若者のアイデアと好奇心を「可能性」と呼ぶのではないでしょうか。
この中から一緒に働く子が出てきたら、ほんとにおもろいな〜。未来に期待!
我々温故知新世代は、この子達の才能を奪わず、可能性を広げ、1人でも多くの「生きがいを感じている社会人」を増やすことに注力すべきです。

Z世代諸君、狂いたまえ。


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