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音楽に熱狂できる人生。

SATANIC CARNIVAL2023へ行ってきました。
今までのライブ参戦において、なんとも形容し難い、どうやって振り返ればいいのかもわからないのは初めて。

もういっそのこと、このままいつもの日常に戻り、『なんかわからんけど、ヤバかったな。なんかわからんけど…まぁ…仕事すっか…』で済ますのも良いかもしれない。
けど、モヤモヤやめんどくさい事から目を背けてはいけないってTOSHI-LOWさんが言ってたから、ちゃんと思った事を言葉に遺して、自分の感情と感動を綴ろうと思う。(ただ、ほんとに乱文になります)

まずハッキリと分けて考えたいのが、【SATANIC CARNIVAL】と【Hi-STANDARD】の2つ。

終始泣きじゃくって汗と涙とモッシュとダイブでめちゃくちゃだったのですが、涙の意味は2つあった
んだと思う。

  • [SATANIC CARNIVAL]について

パンクロック、ラウドロック、メロコア、言い方はなんでもいいけど、とにかくずっと爆音が鳴ってるPIZZA OF DEATHが主催するイベント。
PIZZAといえば、僕の人生を狂わせた(狂わせていただいた)悪名高い音楽レーベル。

私事ですが、この3〜4年間はコロナ禍でLIVEから遠ざかっていた。たまに行ってたLIVEでも、声出しNG
マスク着用など何もかも規制があり、本来のLIVE感
を味わえていなかった。
当然この期間、会社も首の皮一枚で、死に物狂いで生き残ることで精一杯だった。
だから、今回のSATANICは僕にとっては久しぶりの大型の音楽イベントだった。

IBUちゃんのライブペイント

結論から言うと、コロナ禍が明けたのを教えてくれたのは、会社の業績でもなく、行政指導の規制緩和でもなく、モッシュ&ダイブでした

本来の"LIVE"がそこにはありました。

LIVEって、『音楽を聴く」という行為ではなく、『自らの解放』の装置だと思います。
音楽が、アツいMCが、僕たちの魂の解放スイッチをポチッと入れてくれて、暴れ出す。日頃我慢しているものを発散したり、自分の内に秘めるパワーを引き出してくれる。だから音楽にはとてつもない力がある。

アーティストとお客さんが揉みくちゃになってる光景を見て、思わず泣き狂った。
『あぁ、ほんとにコロナ禍が明けたよ。戻ってきたよ。解放された。』心底思ったし、安堵でもあった。

サタニックが、アーティストが、再開の合図を鳴らしてくれた。
PIZZAに狂ってPIZZAに救われた。
なんだよこの人生は。本当にありがとうございます。

  • [Hi-STANDARD]という有形文化財

もう、なんていうか、今[Hi-STANDARD]とタイピング入力しているだけで泣けてくるのです。

ハイスタを拝むのは、2018年のThe Giftツアー以来。その時は自分の誕生日にたまたまハイスタのツアー日程が被っていて、家族が付き合ってくれた思い出に残るLIVEだった。

そして今回。SATANIC CARNIVAL出演が発表され、何がなんでも行かねば!!!と思いカレンダーを見たら、本業の結婚式も入っていなかった。
これは日帰りでも、とんぼ返りになろうとも、身を削ってでも行かねばならんと思った。

そしたら、田辺さん aka ISEさん aka 圧倒的マイメンから朗報が届き、一緒に参戦する事になった。
本当に田辺さんと行けて嬉しかったし、田辺さんじゃなきゃ分かち合えなかったものがあった。
この場を借りて、最大級の感謝を🫂

ツネさんの訃報。
どうしても参戦したかった理由は、ツネさんの訃報もあったから。これからのハイスタがどうなっていくのか、どんな表明をするのか、生で聴きたかった。

この事実は主催者、演者、客、全員が避けては通れなかった。
誰が、どのような形で追悼の念を伝えるのか。
そもそも触れてもいいのか、何をどうすれば感情の行き場を見つけれるのか。終始なんともいえない感情があった。
そして、誰かがこの件に触れるたびに、みんなが涙を流した。ただ、悲しみの涙でもなく、熱量パンパンの、『今を生きる!』ってポジティブな次へ向かう涙だった気がする。

SEが流れ、オープニングでツネさんのスライドが流れて涙。

セットリストがどうこうって話をするつもりはない。とにかく汗と涙とモッシュとダイブで感情がむき出しになったLIVEは初めてだった。

ハイスタは鳴っていた。仲間に助けられながら、確かに鳴っていた。後にも先にもない、ドラムが3人交代制で繋ぎながら、ステージ袖から観客フロアまで全員が【あの頃のキッズ】になっていた。
本当に夢のような時間であり、諦めなければ夢のような現実は訪れるという希望もくれた。

学生の頃、ハイスタを聴いた衝撃が尾を引き、音楽の道へ進学した。
ベースも難波さんに憧れて、ピンクのベースを買った。音響や照明、レコーディングのスキルも身につけて、総合的に音楽を学び、結婚式場に就職した。
その後、社会不適合者で大きな会社組織に馴染めず、自分の力を信じてチャレンジしたくなって、すぐに独立して会社を創業した。
このDIY魂は、紛れもなくハイスタから教わった。めちゃくちゃトラブルもあるし、痛いし苦しいし平穏な生活なんて全くないけど、いつまでも褪せずに輝くように、自分が金ピカ光るように、がむしゃらに生きることをハイスタが教えてくれた。

本当に、一時期は警察官になろうと公務員試験を受けてたのに、全く逆の人生になっている。
人生を変えられた。目の前に敷かれたレールは0の人生になった。自分で活路を見出し、道を作らないといけない人生になった。やるしかねぇんだ。

ハイスタに道を外されたけど、いつも見捨てずにちゃんと救ってくれる音楽も、これまたハイスタなんです。何歳になっても聴けば頑張ろう、生きようって思える。
たくさん救ってくれて、ありがとうございます。
この人生、この選んだ道は間違っていなかったと思えます。

僕は音楽が大好きで、フォークソングも、ファンクも、ジャズも、洋楽ロックも、シティポップも、幅広く聴く傾向があります。実際にFOLK FOLKの企画するLIVEも、シンガーソングライターが多かったりする。
けれど、根っこの部分には必ずメロコア、ハイスタが宿っている。癒される音楽や感心する音楽は沢山あるけど、生きる力を与えてくれるのはハイスタなんです。それを再確認させてくれた、魔法のような1日でした。

いつでも死んでいいと思いながら毎日を完全燃焼させて生きてますが、もしハイスタがこれからまた活動してくれるなら、それまでは生きたいって思います。生きる活力が音楽、NO MUSIC NO LIFE。

SATANIC CARNIVAL、Hi-STANDARD、本当にありがとうございました。
僕は僕の立場で、誰かを救えるように一生懸命頑張ります。

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