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コネなし、職無しでハワイに渡り自分で事業を立ち上げるまでの話・・・。


「アメリカ移住への道」

私が初めてアメリカに渡ったのは大学の時でアメリカの大学への留学をきっかけに最終的にはこうやってアメリカに住むようになりました。

アメリカの大学を卒業して「卒業したら必ず帰国する事」という父との約束を守るために帰国し、地元の東京で就職するのですがアメリカでの生活が忘れられず「いつか絶対アメリカに戻りたい!」と思いながら仕事をしていました。

アメリカは就労VISAがないと働けないので、とりあえずは仕事をしながらお金を貯めて自分のお金で大学院へ留学をしようと計画し、正社員としての仕事の他に週2で英会話スクールの講師(社会人クラスは夜が多いので夜のクラス担当)と、日曜日だけ近所のケーキ屋さんで仕事をして3つ掛け持ちでして早くアメリカに戻ろうと!(笑)

目標があったから出来たことですね。ずっと出来るとは思っていなかったから。そんなことをしているうちに間もなく東京で仕事をしていたアメリカ人の前の夫と結婚することになり、彼の仕事の転勤でサンディエゴに結婚後渡りました。(ですので、この時点でグリーンカードを取得しました。)

サンディエゴで3年ほど居たのですが、その際にはホテルのフロントの仕事とその後日系企業の事務職に転職をし、3年後東京に戻って夫と教育サービスの事業を立ち上げ英会話スクールを2校運営していました。起業はその時が初めてで28歳で大したスキルもないままスタートしましたが、英会話スクールで経験した「教える仕事」がとても気に入り自分が好きな事で自分のビジネスになるなら週7日働いても苦にはならないな・・・とその時に感じました。

まだその当時はインターネットも電話回線からやっとADSLに変わったくらいの時期で今のようにSNSも無かったですし、素人でも簡単に作成できるホームページのソフトやサービスも無かったですし、レッスンやスクール運営の仕事の合間に書店で買った「初めてのホームページ作成」みたいな本を買って一からHTMLのコードを独学で学んで、超ダサいホームページも作って全てが手作り感満載でした!(笑)

東京にはその後10年ほど居たのですが、その10年の間に離婚して、夫は日本語が話せず日本で仕事を見つけるのが大変であろうと思ったので夫にスクールは任せ私が他で仕事を探し、OL生活に戻るのですが、またそこで「アメリカに戻りたい病」が再発し(笑)今度はリタイヤしたら絶対住みたい…と思っていたハワイへの移住を考え始めました。

ただ、その時には日本に帰国し10年も日本に住んでいたのでグリーンカードは没収(泣)旅行でハワイに行った際に入国審査の時に私のパスポートのスタンプを見て「君はもうアメリカに長く住んでいないね?このグリーンカードは破棄するよ。またアメリカに戻る際には大使館で再申請しなさい」と言われ空港で没収!あらら・・・アメリカ移住の夢が遠のいてしまった・・・と一瞬思ったのですが、またここでそれがモチベーションとなりOLしながら、夜間で週2日大学院の授業を受け、フリーランスで週10時間契約の仕事をして1年で300万円貯めて、専門学校ビザ(M-1)ビザを取得しハワイの観光専門学校の7か月のプログラムに入学してハワイ移住を果たしました。

アメリカの本土には留学時代の同級生などがチラホラ色々な場所に居たのですが、ハワイは「人脈無し」。おまけにリタイア後はマウイ島に住みたかったのでオアフ島については殆ど皆無。正直全然オアフ島には興味がなかったのですが、学校も仕事もオアフ島以外は本当に限りがあるので、とりあえずはオアフ島に。

専門学校の担当者に「学校を卒業しても就労VISAは下りないし仕事は無いと思うのでそのつもりで来なさい」と言われたので「大丈夫です。専門分野の勉強と市場調査のために1年弱ハワイに行きたいので・・・」と伝えました。本当に就労VISAは取得が厳しいので、その前に友達を作ろう・・・とネットで色々な人たちと交流する間に今の夫に出会い、専門学校を卒業するくらいの時期に再婚→グリーンカード再取得。

いずれの時も結婚に伴うグリーンカード取得なので、あまり他の方の参考にはならないかと思いますが、一つアメリカに関して言えるのは日本よりもっと学歴社会で生活も仕事もシビアなので、アメリカ移住を検討されている方は言語はもちろんのこと、アメリカでも通用するスキルは絶対に持っているべきだと思います。

参考資料:Here are the most in-demand jobs for 2019

ハワイは日本人に人気のエリアで移住を希望されている方が多くいらっしゃると思いますが、観光以外にこれといった産業がないハワイは就職をしたところで大した給料はもらえません。それもあって日本人在住者でも事業をされている方、会社経営者が多くいらっしゃいます。

またアメリカ本土においては大都市以外では日本人コミュニティや日英のバイリンガルの仕事を探すのも一苦労。英語に自信が無い場合にはアメリカに渡る前にビジネスレベルの英語を習得することをお勧めします。目には見えない差別も存在しますし、スキルや学歴が無い人間には結構厳しい国だと住みながら思います。

アメリカでの起業(法人設立)手続きは簡単にできます。今は便利な法人設立専門のネットサービス($200程度払えばどの州に住んでいても簡単に法人手続きを代行してくれる会社)もありますし、経理などはQuickBooksなどで簡単に処理出来る時代になったので便利になりましたね!

私が過去に利用した法人設立サービスの会社は2社、1社はhttps://www.legalzoom.com、もう1社はhttps://www.corpnet.com/。いずれも法人設立だけであればどちらも問題なし。料金も差ほど変わりはありません。legalzoomのほうが総合的な様々なサービスを幅広く提供しています。アメリカではどちらも良く知られている会社です。ご参考まで。

私は若い頃に日本で起業した経験が日本でもアメリカでも色々な面でとても役立っています。現在はハワイ州とアイダホ州で不動産のライセンスを取得しアメリカの不動産売買のお手伝いをしていますが、不動産エージェントは100%コミッション制なので売買の取引が無ければ収入はゼロ。収入は無くても毎年の全米不動産協会や所属する地域の不動産協会の会費、二年に一度のライセンス更新までに20時間の講習など本当にお金がかかる職業(笑)

ですので、不動産以外にも日本人向けの教育サービス会社(オンラインで受講できる英語講座や子供の起業家マインドを育てるキッズビジネス講座やハワイとアイダホでホームステイを提供)を立ち上げ、常に2−3つ収入源を持てるように心がけています。

ビジネスを立ち上げてもその9割以上は世から消える・・・と言われていますが、大切な事は「無理をしない」(特に資金面で)、苦しくなったら短期的に外に仕事に出る・・・などすれば個人事業も楽しみながら出来ると思います。

アメリカは日本よりも生活にシビア(と私個人の意見ですが)なので、多くの人がSide Hustle (よく使う副業、複業という意味の言葉)を持っています。アイデア次第で色々稼げる方法はあるので、出来る範囲で何か始めるとどれかがコケても他に収入源があればリスクは低くなりますよね。

参考資料:https://www.entrepreneur.com/article/293954

大都市に限られるかもしれませんが、副業でUberのドライバーとかしている人は本業よりかなり稼ぎが良い人もいます。

結局アイデア次第で何でもできるという事ですね!



各事業の詳細は https://michiway.com/about/



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