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金スマのだてめめの話

中居正広の金曜日のスマイルたちへ(以下金スマ)にSnow Man(以下スノ)全員が出演した。出演は2年半ぶり。2年半前の私はスノの存在すらほとんど知らなかった。そしてリアルタイムでテレビを見る事も少なかったので、当時の金スマは見ていなかった。

そんな私がスノの沼にハマり早1年と数か月。
その熱は下がることなく逆に上がっているのでは?と思う毎日を過ごしていた私が、今回満を持して金スマ×Snow Manを見ることができたのだ。

スノの好きなところはたくさんあるけど、その一つが「グループ仲の良さ」があげられる。お互いを認め合い、褒めることができる存在。
さまざまな個性のある集団ではあるけど、なぜかバラバラになることなくまとまっている。

今回の金スマはその部分に斬り込んで、スノを本当にまた一歩強いグループに引き上げてくれた番組だった。
もしかしたら、中居さんにとっての後悔とそこから生まれた後輩へのプレゼントだったのかもしれない。

2年半前の映像と織り交ぜつつ、去年1年のグループとしての活躍、そして個々の活躍をまとめてくれた。(一部、PMGの3人は「バラエティ三銃士」としてまとめられてはいたが、それは中居くんや金スマの愛なんだと思う。)

正直この映像を見た時「まだまだもっと活躍してるよ」と思った。ひーくんは舞台も映画もやったし、しょっぴーは「あそけん」を忘れてほしくなかった。(何よりも舘様の「SNEMORI」歌舞伎の舞台に立った事は忘れてはいけない、けどこれ今年の事なんだよね。)
まだまだ足りない。スノはみんなそれぞれ素晴らしいパフォーマンスを私達に見せてくれていたのだ。

今回の番組で一つ大きなキーパーソンは舘様(宮舘涼太さん、金スマではハンさんとして中居さんに認識されている)だった。
もともと前回の金スマでは面白く中居さんにふられていたのに、こーじもおいしくしようと奮闘してくれたのに、舘様はイマイチ乗れていなかったと言う。ここでの反省を踏まえ、バラエティも頑張ろうと思った気持ちを持った時に、ラヴィットに出会い、麒麟川島さんとの出会いで、舘様は大きくなって金スマに帰ってきたのだ。(その素地はこーじがいたから出来たんだよ。)

それはメンバーも、先輩もスタッフも感じていた。あまり前に出ることのなかった舘様が、前に前に出てきて笑わせる。周りもそれを期待する。そんな風に変わってきた。

私は思う。舘様が変わったのは向き合い方で彼の中にある芯の部分は全くブレていないのだと。向き合い方が変わったから周りも彼への対応が変わってきたんだと思う。舘様は変わったけど変わってない。そこが素晴らしいのだ。

前回盛り上がったコーナーに、スノ9人がスマホでいろいろな質問に回答。記名だったり無記名だったり。その回答を中居くんが引っ張り出して盛り上げるもの。スノはNGなしでその質問に回答していた。

いくつか質問されて盛り上がっていた時に「こんなこと聞いていいのかな」と切り出しつつ陣内智則さんが「こいつ嫌いだと思ったことのある人はいる?」と質問をした。

するとめめ(目黒蓮くん)が「今だから言えるけど、舘さんとの関係があまり良くなかった」と言い出したのだ。

私は「これは炎上案件だ」と思ってすぐに「今とこれからを見ていこう」とツイートした。
過去は過去。何を言っても過去なんだから。年齢的に大人の私は、こう言い自分の心のザワザワを抑えようと思ったのだ。同じようにザワザワした人の心も落ち着けばいいとも思った。
でも実はそれが出来ないでいた。もしかしたら今も出来ていないかもしれない。

スノのYoutubeの中で、めめと舘様の関係が気になっていたものがある。
ジャニーズJr.チャンネルの頃の【柔軟王選手権】(2019年8月26日公開)だ。

スノの中で誰が1番柔軟性が高いかをゲーム形式でいくつか試す、花王のスポンサーがついたYoutubeの中の一コマ。

最後のコーナーでリンボーダンスをするのだが、みんなが脱落する中、舘様がかなり低いバーを潜ってわーっと盛り上がる時、めめは負けじとそのバーを潜った。さらに舘様が低いバーを潜ると、めめも闘志をむき出しにしてその低さのバーを潜った。これを見た時に、めめが舘様に対して「この人を超えたい」とライバル心があるのかなぁと思ったのだ。

そのくらい前の話かと思いきや「前回の放送の時(つまりデビューしてから)もそうだった」と言ったのだ。その蟠り(わだかまり)が解けた具体的なタイミングは私にはわからない。

舘様は無口で前に出ず、目立たない存在。
燃えるような闘志はずっと誰よりも持っていたかもしれないけど、それを表に表現するのが苦手だったのではないだろうか。

それスノが昼からゴールデンに引っ越しする事が決まった時に、スタッフはスノをドッキリにかけた。(それスノが終了します、と言うドッキリ)。この時に、1番最初に口火を切ったのは、めめだったと思う。
めめは思った事をすぐに口に出来る人、しようと思っている人なんだと思う。スタッフへ謝罪も込めて、自分たちの実力不足、と反省もする。
舘様は無口で表情を変えず、話を聞き、状況を噛み砕いていたのではないだろうか。わかる。私もそのタイプ。ここの違いが気持ちのズレになっていたのではないか。憶測だけど。 

そう考えると、めめの中で噛み合わないと言うシコリは意外と長く続いていたのかもしれない。憶測だけど。

番組を見終わって、布団に入って。
眠りはしたが、気持ちは落ち込んでいた。
「私、スノの事をこれまでと同じように応援できるのだろうか」
朝起きていつもする事は、パソコンを立ち上げてyoutubeを立ち上げ、D.D.を検索、再生をする事なのだが、スノの映像を見るのが怖くなっていた。

今とこれからを見ていこう。
そう言った自分自身が、これからを見ていけるのかが不安になってしまったのだ。

水曜日に公開された3rdアルバム「i DO ME」のリード曲「あいことば」はまさにスノの仲良しな部分を垣間見る事ができるMVなんだけど、それを見る気持ちになれなくなってしまったくらい、落ち込んでしまったのだ。

私のTwitterは昨日の金スマの話題がいっぱいだった。舘様ファンの方々が、めめの発言の時の舘様を称賛していた。舘様は、めめの発言をちゃんと聞き、受け止め、聞かれるまで自分からは言葉を発しなかった。あ、私気づかなかった。

とにかくもう一度金スマを見てみよう、と思ってもう一度見た。
やっぱり、めめの発言はザワザワした。
ザワザワの理由はなんだ。
具体的なエピソードもなく、具体的な理由もなく、舘様との関係がうまくいってなかったと言われた事か。まるで舘様が変わったから折り合えるようになったと言っているからなのか。変わったのは舘様だけなのか?そこはわからない。でもただ、舘様は変わったけど変わってない、と思った。対応は変わったかもしれないてど、舘様の芯の部分は変わってないぞ。

めめは「(舘さんが変わったから)大好きになった」のかもしれないが、私はめめに呪いをかけられてしまったのだ。過去のyoutubeを見る時に「この時に舘様とめめはうまくいってなかったのかな」と思いながら見ることになってしまったから。トラウマだ。
でもこれからのものはきっと大丈夫だと思う。

そして実はこの回の金スマは、もうひとつ大きな課題を投げかけていた。

昼のそれスノに島崎和歌子さんがゲストに来てくれた回、阿部くんのMCで楽しい回だったが、この収録の後、めめとしょっぴーが話した会話で和歌子さんが傷ついた、と言うのだ。

和歌子さんはスノとの収録を楽しんでくれていたのではないか。収録が長くなってしまったと言うのだ。

収録が終わり移動する時にめめとしょっぴーで「収録長かったね。疲れたなぁ」と話していたところで和歌子さんに出会した、と言うのだ。
それを聞いた和歌子さんは悲しくなったんだろう。その話を金スマにスノが登場する前にしていたと言う。

その事を中居さんは、笑いを交えながらスノに反省を促した。スノがゴールデン番組を長く続けるアドバイスとして教えてくれた。
「自分たちの番組だけど、ゲストに来てくれた人が、また来たい、スノの番組なら出たいと思われる様になって欲しい」

そして最後に中居さんの洗礼を受ける。

中居さん、素晴らしい人だ。
もっとスノを始め、今のジャニーズのそばにいて欲しかった。

リアルタイムで見た時は、スノとの向き合い方に戸惑ってしまったが、繰り返し見返した金スマはスノのゴールデン進出を本当に祝っているし、スノ自身も、自分たちの印象が悪くなるかもしれないと分かりつつ、放送してくれた。
そして、他局も応援しているように思った。
スノのメンバーが出演した番組をTVerなどの配信でも流す事を許可してくれているのだから。

いろんな演者さん(大竹しのぶさんは終始こーじの事を気にかけ、スノを応援してくれていた)に愛され、スタッフさんたちに愛されているスノのゴールデン進出を心からお祝いし、全力で楽しもうと思う。

かけられた呪いさえも楽しめるようになれる事を信じて。