今となっては iPhone で事足りる時代になってしまいましたが、Nikon COOLPIX のP、パフォーマンスシリーズは小さくても画質の良さで撮って楽しいカメラでした。現在はコンパクトPシリーズは絶滅しましたので、とても貴重なカメラと思います。

このP330/340はそんなカメラで、コンデジのニコンの画像処理結果、特に解像感は自分的にカメラメーカーで良い部類と実感してまして、1/1.7サイズとなったP330は、2013年発売で購入、海外出張の時など、画質は妥協したくないけど極力荷物を減らしたい時に最高のカメラでした。バイクツーリングで使って振動の影響かP330は作動不良となりまして、後継機のP340も2015年に購入するほどお気に入りでした。

様々な被写体をこの小さなカメラで撮ってきましたが、1番印象に残っているのが新幹線の俯瞰撮影。防護柵越しに一眼レフで撮ると、柵の網目の写り込みを避けるためにどうしても望遠域が必要で、16編成がとても短く写ってしまうのですが、P330のレンズを柵の網目に押し込んで、銅鏡に傷は付きましたが、パースが付いて伸びやかな車両編成を撮れた時はとても嬉しかった思い出があります。

また、コンパクトながらRAW撮影が可能で、NX -studioでの現像で撮影時の記憶イメージに追い込むこともできるという面白さもあります。圧縮モードが無いのでファイルサイズは大きく、撮影後の保存処理に時間は掛かりますが…

液晶画面が見え難いお年頃となってからは、ファインダー付きのCOOLPIX A1000 や X20 の出番が多くなり、P340はカメラバックの中で余生を過ごしています。

更にiPhoneの買い替えで、出番は更に少なくなってしまいましたので こうして備忘録的にnoteに記しておきました。

以下は 2014年のベトナムハノイ市内の街中スナップです。海外ではいざという時にカメラをポケットに隠せるコンパクト性能も必要でして、高画質、コンパクトでRAW撮影可能なP330は最高でした。

時代の流れでコンデジは絶滅の一途を辿っています。寂しく感じますが、そういう自分もiPhoneの高性能さに魅了されているのも事実。この約20年のデジカメ発展の歴史を体感しながら楽しめたと思います。この先20年の写真機の行く末も楽しんでいきたいと思います。iPhoneはもっと高感度特性が強くなり高倍率レンズを搭載して野鳥も普通に撮れるようになってるかも。

Nikon COOLPIX で、P7100の程度良好品があったら欲しいと思っています。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

カメラ Nikon COOLPIX P330