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人生という「旅路」の道しるべとは -映画「ハリエット」を見て。

僕はさいきん、数珠つなぎのように日本の地域に住むおもしろい人に出会えることが嬉しくて嬉しい。

そんな「旅」の最中でこの映画の主人公の姿を目の当たりにして、どこか僕のこれからの人生という旅路を進んでいくためのヒントが垣間見えた。
まるで、泥沼を掻き分けた中に砂金を掘り出したように。

アフリカ系アメリカ人女性として初めて新20ドル紙幣に採用された奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を映画化。

*****中略******

1849年、メリーランド州。ブローダス家が所有する農園の奴隷として幼い頃から過酷な生活を強いられてきたミンティは、いつか自由の身となって家族と一緒に人間らしい生活を送ることを願っていた。ある日、奴隷主エドワードが急死し、借金の返済に迫られたブローダス家はミンティを売ることに。家族との永遠の別れを察知したミンティは脱走を決意し、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州を目指して旅立つが……。


ハリエットの信仰心


ハリエットの人生のコンパスは、神様だった。

自由のために、ただ一人農家を離れることを決心して、GPSすらない当時の時代でも、神様を信じて暗闇の中を走り続けてペンシルベニアにたどり着いた。


南部に帰り、仲間を自由の地・ペンシルベニアに連れて行く途中、追っ手が迫っているというお告げを受けて、子どもや老人がいるにもかかわらず、神様という北極星をただ信じて進むハリエットの姿勢。


この世界には、分析に分析を重ねても、自分が「これだ!」と思った直感を信じた先にこそ、いいことが待っていることはたくさんある。


僕は時々、神様が僕になにか伝えようとしていることが、どこか感じ取れるのだ。



高校2年生の時、行きたくなかった合宿の直前に、過呼吸状態になって体はとても合宿に耐えられる状態じゃなかった。

親は合宿行きを止めようとしたが、それでも当時の僕は自暴自棄になって
「僕はもう行くんだよ!!、だっていかなきゃみんながこまるじゃん・・・」と言いながら荷造りを続けようとした。

すると、僕の頭に一瞬ピリッとした痛みが走った。


高校の卒業式のとき、
式中は、チャペルを叩きつけるような大雨で、雷が何度も地面を襲う。

式が終わって、教室に戻っていよいよお別れというときに、校内放送が流れた。

みなさん!虹が出ていますよ!!!



自分のコンパスを信じて進もう。
1年前、初日の出を見に行った時にそう決心した。


それでも自分のコンパスの精度には限界があって、何度も行き止まりにあたってきた。
そのたびに何で道を間違えたのか分析して、元の道を一歩一歩進んでいくトライ&エラーのくり返し。


それでも自分は、これからの人生を神様を道しるべに歩んでいきたい。

決して頭でっかちにならずに。


自分の依存先を増やす4年間


ネタバレで恐縮だが、ハリエットは奴隷家からペンシルベニアに逃げるときに地元の牧師さんの協力を仰いでいる。

彼は、「この道をまっすぐ行った後は、鍛冶屋の〇〇さんのところに行け
。川に出たら、流れに沿ってきたに進め。次の街についたら、洋服屋をやっている〇〇と会え。必ず協力してくれるはずだ。」

ハリエットは、牧師が言った通りに自らの脱出に協力してくれるいろいろな人を当てにして、旅を続ける。

会いたい人のもとにたどり着いてしばらく話をし、また次の町にいる知り合いを紹介されて、新しい情報を次々と得て、「自由奴隷」の街、フィラデルフィアに足を踏み入れる。

そんなハリエットの道のりが、どこか僕が今やりたいと思っていることにとても重なるのだ。


自分はもともと、どこか日常的な生きづらさを抱えていた。
大学に入っても、オンライン授業が続く毎日で、サークルでの友達つくりの流れにも乗れなかった。

このまま大学生終わっっちゃうの?という心からの不安から、地域留学をした。

そこで出会った人たちは、すごく自分にはないものを沢山持っている人たちばかりで、たくさん刺激を受けた。

自分でハーブティーを作っていたり、

僕と似た境遇で、北海道から石川まで地域留学を通して、地域にコミュニティを作ろうとしている同期。

「ジブン研究」という、自分の心に目を向けるワークショップを行われている講師の方。


本当にいろいろな才能を持って、自分にはない色を持っている人に、たくさん出会うことができた。

その色を少し自分のパレットにお借りすれば、自分はもっと自分らしく生きる人生が送れるんじゃないか。


素敵な人と出会って、そこからまた新しい人や機会を紹介されて、その出会いを繰り返していくことで、刺激を受けて自分自身を見つめなおしたり、
困ったときに助けを求めることができる仲間が全国にたくさん増えていく。


僕はそんな「依存先を増やす」ことで、自分自身が生きやすいだけじゃなくて、そうやって僕に渡してくれた種を開花させて、苗を将来出会う人たちにもおすそ分けしたい。


「地域に生きるヒントをさがす旅」は、今も続けている。

一層のこと、これを4年間の「ガクチカ」にできたらうれしいな。


こんな感じで、ハリエットの勇気ある点だけでなく、
彼女が生きてきた人生というすべての道が、僕がこれからどう生きていけばいいのか暗に示しているようで、彼女のことを自分のように見守っていた。


僕も、どんなに追い詰められて先が見えない状況でも、神様の声を聞いて、「ここだ!」と直感した道をすすんでいきたい。

その先に、人生がひらけていく気がするから。





\ ラジオに挑戦します! /

3月下旬~4月上旬から、ラジオ配信アプリ「Radiotalk」で音声配信にチャレンジしたいと思っています!

生きていくなかでふともやもやしたこと、心が躍ったことを言葉にすることを通して、少しでもみなさんに「勇気」がわいたらいいなと思っています!

是非お聴きください!










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