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#24 業界研究の方法

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放され、自由を獲得できる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

今日は、業界研究の方法について、ご紹介します。
個別銘柄を購入する際に、ライバル企業(競合)と比較して、どういう立ち位置にいるのか、どういう戦略なのか等を知ることで、その企業の強みを理解することができます。
営業の人は、訪問するお客様がお客様のことを知っておくと、会話ができ、お客様側からしてみれば、会う前に色々と調べてきているという点で好感をもってくれると思いますので、役に立つと思います。
マーケティングの人は、自社の商品・サービスが他の競合と比べて、どのように販売していくかの戦略を考える上で、知る必要があると思います。
これから、就職や転職を考えている人にもお役に立つかなと思います。

1.業界全体の大枠を掴む

東洋経済新報社が出している「会社四季報 業界地図」という本があります。こちらには、ほとんどの業界に対して、日本だけでなく世界も含めて、
その業界の規模や主要な企業の売上のシェア率等がわかります。
この本自体は毎年に1回、9月中旬頃に発売されており、毎年、その時のトレンドとなっている注目業界が特集されています。
最近では、業界地図デジタルというサービスも開始されており、月月額330円(税込)から手軽に始めることができます。
本で検索するのが慣れていない人は、デジタル版の方がオススメだと思います。また、本は1年に1回の情報更新ですが、デジタル版は最新のニュースがチェックでき、過去データとの比較もできるので、常に最新の情報をキャッチしたい人にもオススメします。

⬇️本はコチラ

⬇️デジタル版はコチラ

2.業界の常識やルールを知る

業界によって、基本となるルールや常識みたいなものが全然、異なるので、
その業界の特性を知るには、「〇〇業界がわかるシリーズ」は、手軽に業界を知ることができるので、オススメです。
例えば、「広告業界が知りたい!」という場合は、広告業界の動向やカラクリがよくわかる本を読み、業界全体の概要を掴みます。
なお、広告業界だと、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット等と様々な媒体があるので、その中でどこの業界を知りたいかによって、読む本は変わってきます。
例として、企業として商品を売るための効果的な販売の仕方を考える、インターネット企業の将来性を考えるというような目的に合わせると、「ネット広告の基本と仕組みがすべてわかる本」を読む感じです。

調べる上では、自分が知りたいことが何か、何のために調べるのかを明確にした方が知りたい情報を短時間で知ることができるため、調べる前に目的を明確にすることをオススメします。

3.業界規模、将来性を調べる

政府が人口・世帯や経済・金融等、様々な調査をしている統計データを一般に公開しています。
それ以外に、業界の市場規模を知るには業界動向サーチやその業界に関わる協会等が調査結果を出していることがあるので、見てみると良いと思います。

4.ニッチな業界の調べ方

ニッチな業界の場合、業界地図や業界がわかるシリーズの本がないということがあります。
その場合は、ライバル企業のホームページに行って、その企業の製品・サービス等を調べます。
例えば、オークファンという会社がありますが、この会社はモノを売る時に販売価格を適正に査定するしくみや企業間取引で発生する滞留在庫、返品、型落ち品等を流動化するサービスを展開しています。
こういう業界の場合、あまりにニッチのため、業界地図や業界がわかるシリーズには載っていません。
その場合は、四季報に比較会社という項目があり、その会社の有価証券報告書を読んでいます。オークファンの比較会社はカカクコム(グルメサイト「食べログ」や家電等の価格を比較する「価格COM」の運営会社)とラクーンH(衣料や雑貨の企業間取引電子取引サイト「スーパーデリバリー」の運営会社)となっています。



今回の調査方法は、無料で調べられるものを前提に紹介しました。
業界地図や業界がわかるシリーズは、本を購入しなくても、図書館で本を借りることができます。
インターネット上では、無料で得られる情報と有料で得られる情報がありますが、だいたいの情報は無料で取得できます。

日経テレコンという、新聞・雑誌、企業情報、業界レポート、人物情報、海外情報について750以上の情報源からワンストップで検索・収集できるWebサービスがありますが、個人で使うには高すぎるので、ご紹介しませんでした。
企業で加入しているケースもあると思いますので、使えるようであれば、ご使用することを強くお勧めします。


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