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バレーコード攻略の極意(F、Bmなど セーハコードを押えるコツ)

シニアにとって強く押さえずに『きれいでクリアーな音を出す』ことは、弾き語りに再挑戦する際に重要なポイントです。

『きれいでクリアーな音を出す』には、特にバレーコードの和音がきれいに出ているかが重要です。

YouTube『ギターで歌おうch』の解説動画

視聴での詳しい解説をご希望の場合は、下の動画をご覧ください。

Fなどのバレーコードは、人差指などで複数の弦を押さえる技術(これをセーハと言います)が必要で、きれいな音が出しづらいコードです。

初級者でなくとも、立ってストラップ(肩ひも)でぶら下げて弾く場合は、バレーコードは弾きづらいコードです。

バレーコードをより楽に弾くにはどこがポイントなのか、今回弾いてみてポイントをチェックしてみました。

意識して弾いて気付いたことは、通常のコードとバレーコードでは、押さえ方がまるっきり違うということを再認識しました。

弾き語りしやすいようにキーをCに転調して弾き語るケースは多いですが、C(ハ長調)の曲の場合、Fを避けることはできません。

カポタストの役割を人差指が担うセーハで、きれいな音を出すためのチェックポイント8つ(押さえ方と構え方)をまとめてみました。

まず『押さえ方のポイント』です。コードを押さえる基本の確認です。

①  フレット寄りを(フレットに付けて)押さえる

フレット寄り(ボディ側)を押さえることが基本です。
指によってはフレットのすぐ横を押さえるのが難しいこともありますが、フレット寄りを押さえるのが基本です。

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 ②  押さえる指を立てる

1本の指で複数の弦を押さえる場合を除いて、指は立てて押さえるのが基本です。
指が寝た状態では、高音側の弦に触れてしまい、音が詰まってしまいます。
以下、セーハする際に重要なポイントです。

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③  人差し指の斜め横腹で押さえる

人差指の腹側の正面を自分のからだに向けて手前に押さえつける感覚。

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④  人差指はまっすぐ伸ばさずに、アーチ状にして弦を押さえる

人差指をアーチ状に軽く曲げたほうが押弦しやすいです。アーチの加減を変えてみるなど、真っ直ぐの場合と合わせて試してみましょう。

セーハは1弦、2弦、6弦だけを押える感じで押さえる。

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⑤  1弦と2弦が人差指の第2関節と第3関節の間にくるように押さえる

第2関節の溝に弦がはまらないようにする。

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⑥  親指の位置を下げ、ネック裏側に置く(親指の位置が重要)

DやAなど、コードによっては親指をネックの上に出して握ったほうが押さえやすいこともあります。

セーハの特徴はネックを握り込まず、人差指と親指でネックを挟む感じで押さえる。

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次に『構え方のコツ』です。

⑦  肘を脇に寄せる。(左側の脇を空けすぎない)   

左手だけでセーハするのではなく、上半身と連携させる。

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⑧ てこの原理を利用する。

ギターがからだと接する右斜め脇腹を支点とし、セ―ハする左手と右ひじを力点とし、同時にからだに引き寄せる。

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その他のポイント

① セーハで音がきれいに出ていない場合、それが何弦なのか確かめる。

② からだに近いGやAなどのハイコードの方がセーハしやすいので、それから練習する。以上セーハ技法の8つのポイントです。

Fコードが苦手という方は、それぞれのポイントのどこができていなかったかチェックしてみるといいと思います。

『ギターで歌おうch』は昭和フォーク、ニューミュージック、J-POP、昭和歌謡、外国曲などを歌詞・ギターコード付きで解説したアコギ弾き語りチャンネルです。

記事:YouTube【ギターで歌おうch】運営者 小暮貢朗

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