見出し画像

2019.06.01_Sat:専門委員会規程の新設

1. 今回の対象
もう一つのまとまった規約改訂は、「専門委員会運営規則」である。今回も前回と同様、「規約を改定したいのだけど、どういうふうに書けばよいかわからない」という理事長または理事向けの記事である。法務の知識・経験があれば簡単だろうという人もいるだろうが、規約をスクラッチから書くのは意外と大変である。このエントリーを参考にしていただければ、短時間でできると確信している。

2. 背景
この制定の経緯は、すでにブログに書いてあるので、こちら(http://micky0011.blog.shinobi.jp/hoge/EditEntry/756/)を参照願う。端的に言えば、今まで書いたものに基づいて運営してこなかった専門委員会の運営ルールを明確化して、文書化しておこうというのが、今回の趣旨。世の中一般の例に漏れず、うちのマンションでも明文化された規定はない。委員会を設置した人が理事会に残っていて仕切っているうちは大丈夫だが、その人が引退したりすると運営が曖昧になってしまうのはよくあることだ。

今回、私が理事長引退することもあって、明文化することとした。争いが起こってから対処するのは2流と言われても仕方ない。1流を目指すのであれば、事前に争いの芽を摘んでおくことが肝要。

3. 問題点
問題点と言っても、これまでの運用・黙示の合意事項を、体系建てて文章に落とし込むだけ。といっても、実は簡単なことではない。規約の解釈と規約の制定とは、雲泥の差が有る。いずれ、管理規約を改訂するときに行っている作業を解説するつもり。

4. 改定案
ということで、「専門委員会運営規則」の制定である。内容は、次のようになる。(以下、有料)

ここから先は

3,282字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?