運が良くなる方法

これは僕が教わった、今や生きる指針となっている生き方、他人との付き合い方です。

このおかげで、僕は自由に生きることができるようになったし、他人のお金で何回でも海外旅行に行けるようにもなりました。ビジネスでもたくさんのチャンスを貰えるようにもなりました。明らかに、運が良くなったんです。

その言葉とは

「僕は人と付き合うときに、能力(スキル)やお金で付き合うかどうかを選んでるんじゃないんだよ。その人の素質で選んでるんだ」

というものでした。

なので僕は相手の能力で付き合いをするのではなく、考え方が合うかどうかで付き合いを決めるようになりました。そしてできる限りその人のために時間を作るようにしました。


僕も普通の人だったので、若かりし当時は付き合う人はその人の人脈や能力で選ぶものだと思い込んでいました。そのために会社という看板を選んだり、ステータスを身に着けていくものだろうと。そう思っていたので、この言葉には頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたことを覚えています。

だって、能力がない人とつるんでても仕事にならないでしょう?
人脈もないのに、時間を割いてくれる訳がないじゃない!

それが当時の僕の中の常識でした。


その時のエピソードです。


20代半ば、僕は大学卒業後、就職活動もせず地元に帰り、結果一度も就職したことなく自分で会社を立ち上げることになりました。

その時の会社は地元の家電店の下請けの仕事を引き受けていて、10人ほどのスタッフで回していたんですね。

でももっと大きな売り上げを作りたい野心も年齢並みにあった頃です。

本業はそこそこ回って動くお金と時間はできたので、新たな業界に事業展開できないかと色々と人に話を聞き回っていました。僕の興味は資産運用。金融カテゴリーでした。もともと経済学部出身だしね。利殖で食べたいと思い続けてまして。

20代後半だった僕は知り合いはそこそこいて、定期的に東京にも出てきて、もっと人脈を広げるといった動き方をしていました。

正直、出身大学は日本で3番目の大学だし、これまで自分の力と能力で結果を出してきた自信がありました。自分の会社も自ら法務局に行って登記し、決算も自分で処理していました。そこそこやれると自信を持っていたんですね。

でもなんだか、思っていたのと違うんです。確かに人脈は広くなったし、形にできたことも多くあります。

でもこんなものじゃなかったような、そんな気持ちで包まれてた時にこの人と会う機会がありました。

”ナベちゃん”と仮称しておきます。

彼はバブル時代に300万を株式投資し、それが3000万、3億、30億となっていった時代の人でした。今では販売組織も持ち、定期的にそこそこな金額が売りあがるので、まさに悠々自適そのものの人です。

たまたまアポに穴があったので、僕は何気なくナベちゃんに電話してみたところ水曜日ならいいよと快諾してくれました。

別段、話をするためのネタもなく、珍しく商談を持ちかけるでもないただの会食です。当日ランチに入ったお店は東京駅新丸ビルのとんかつ屋さんでした。

ナベちゃんとは共通の知人を通じて知り合ったのですが、サシで話をするのは初めてです。

世間話でお茶を濁したものの共通の話題も乏しく、ちょっと間の空いたとき、苦し紛れに僕は先の質問を聞いてみたんです。

「どうして今日はこんな僕のために時間を割いてくれたんですか?」

金なしコネなし人脈なしです。相手の立場で考えたら、会うメリットはまったくありません。

コネもスキルもお金もない自分のような人間にどうしてわざわざ時間を割いて、ガソリンを使って、駐車場代を払ってまで会いに来てくれたのか。そしてランチ代まで支払ってくれて。

そしたらナベちゃんはこんなことを言うじゃあありませんか。

「僕は人と付き合うときに、能力(スキル)やお金で付き合うかどうかを選んでるんじゃないんだよ。その人の素質で選んでるんだ」

当時の僕は困惑しました。今までにない答えです。意味がわかりません。どう反応したらいいのかまったくわかりません。 どういった選択基準なのか理解不能です。

「スキルは必要になったら後でいくらでも身に付けることができる。でもその人の素質は変えることができないからね」

今までの自分の経験では、アポを快諾してくれる人には必ず裏がありました。代わりに商品を買えだとか、誰かを紹介しろだとか、自分の仕事を手伝えとか。

ナベちゃんはそんなことは一つも言わず、人の素質の話をしてくれ、また東京に来ることがあったら連絡をしてて、と。また食事でもしようとその日のアポは終わりました。

若かりし僕はこれが本当に豊かな人の考え方かと、今までの自分の考え方がいかに浅はかだったのか、独立して活動しているにもかかわらず、考え方がサラリーマン思考だったことにショックを受け、これまでの自分の選択基準や判断基準を恥ずかしく思ったものです。

確かにこれまでは自分に得があるか、売上に繋がるのか、自分のやろうとしている事業にメリットがあるかで人を選んでしまっていました。なんともつまらない人選の仕方です。周りにいる人で自分の人生の価値が決まるのであれば、僕の人生はまったくつまらない人生です。

それから僕は建前や看板ベースの人付き合いはやめて、その人とビジネス抜きでも付き合えるかどうかを基準に人付き合いをするようにしたんです。

それからなんですね。少し運が良くなってきたのは。

運は一人では良くなりません。努力しても無理です。変わりません。これまでの自分の延長線上は、今までの自分の価値観の積み重ねでしかないです。これまでの自分の価値観の累積が今の自分なんですから、それを続けても今まで以上の結果に繋がるわけがないんです。

「今までと同じことを繰り返して、違う結果を期待することを狂気という」
かのアインシュタインが言ったとされる言葉です。

自分の周りの人達をちょっと変えると、運が良くなりました。

これから先は人間関係の次、ちょっと踏み込んで人生の時間をどう作るのかの戦術的な話になります。蛇足です。

これまで以上の売上を上げるには、人生を向上させるには、ブレイクスルーを起こすには誰かに引き上げてもらうのが一番楽で速いです。自分の努力の先には今までの延長線しかないんです。人生を変えるには自分の努力ではダメです。誰かに引き上げてもらわないといけない。

さて、もっと他人の力を借りるのはどうしたらいいのか?

次に考えたのはこのことでした。

他の人に好かれなければいけない訳です。もっと言うと、成功者に。自分よりも豊かな人から好かれることで、簡単に自分の未来は変わります。チャンスをくれます。つまりはそれが運が良くなると言うことです。

一人で頑張っている人は多くいると思いますが、正直、努力ではそんじょそこらの人に負ける気はしません。

若い頃やっていたことや続けていたことと言うと

・一日5時間の勉強
・一日中会話を英訳
・一日中つま先立ち
・授業時間、ずっとブラインドタッチ
・ランニングを20年間

などをしてきました。

おかげでそこそこの大学にも行けましたし、ジャンプ力はバレー部よりありましたし、ブランドタッチは速いです。ランニングは30代の体力低下防止を下支えしてくれました。

努力を続けることはけっこう得意なんです。

でもこの程度の人生なんですよ。何かが違う。違うというより足りない。

それは他の人からもたらされる運の問題だったんでしょうね。

他人から好かれるために、コミュニケーション能力を高めることを意識しました。どうやったら人に好かれるのか?

これは意外と簡単で、話を聞くことなんです。面白い話をすることが大事なのではなく、ただ人の話を聞けばいいだけなんです。相手の話したい欲求を満たしてあげるだけで、相手は勝手に自分のことをいい人だ、気に入ったと言ってれます。

そして、いろいろなものをくれるようになります。いい情報も、いいお客も。

話を聞く。でもただ聞いてるだけじゃダメなんです。「傾聴」が大事なんです。相手の言葉を心をスポンジにして染み込ませるように受け入れることなんです。

これ、7年くらいかかりました。

おかげさまで今ではおばちゃんにモテモテです。女性は全般的に寂しがりな生き物ですが、その中でもおばちゃんが一番寂しがりです。

若い頃は鬱陶しいほどちやほやされたのに、結婚した途端世間からは辛く当たられ、子育てに疲れ、旦那は理解を示してくれれず、子供が大きくなってきた頃には邪険にされる。若い頃の環境とは180度反対の世界にいる、そんな存在がおばちゃんです。

そんなおばちゃんに対して、うんうんと頷きながら話を聞いてくれる自分よりも年下の男の子が現れたらどうでしょう!

というわけで、話を聞くと女性にモテます。主に歳上の、それもちょっと離れすぎた人たちからというのは誤算でしたけれど。

でも女性というのはおしゃべりですし、いろんな情報やたくさんのネットワークを持ってます。気に入られることでそれらを活用(?)できるわけですから、話を聞くというのは本当に価値のあることだなと思います。

こういった経緯で僕は、香港行き、台湾行き、などをゲットしました。僕は自分のお金は一銭も出してません。

香港も台湾も動画にしてありますのでぜひそちらもご覧いただけると幸いです。

また改めて周りを見渡してみると、他にも寂しがりやな人がいますね。

そう。成功者です(この書き方はあまり好きじゃないんですけれど、世間一般でそう使われているので今回はそう呼ぶことにします)

ある程度お金を作ることに成功したら、正直暇なんですよ。あくせく働く必要もないし、勝手にお金は入ってくるし。でもお金を使おうと思ったら、相手がいないと面白くないんです。だから相手を探そうとするんですけれど、同じく暇な人といえば同じ立場、成功した人くらいです。

だから成功者は成功者と一緒なコミュニティにいるんですね。そう、暇だからです。

ではそのコミュニティに入るには?

スキルが必要?知識?お金?

全部NOです。時間だけあればいいんです。お金持ちは時間を持っている人を探してるんですよ。自分の遊びに付いてきてくれる人を探してます。

そのため、僕は常に急な呼び出しにも答えられるような働き方、動き方しかしないようにしています。9時〜17時と拘束される仕事はできません!UberEATS最高!

「今から飲みに来ない?」
「来月、海外に行くから付いてこない?」

こんな誘いは普通に来ます。ほとんどの人がこれに応えられないはずなんです。お金は心配する必要はありません。向こうのほうがお金持ちなんですから、出してくれます。必要なのは時間ですね。

僕はこれで海外行きをゲットしましたし(そもそもみんな日程で行けません)、大黒摩季さんとツーショット撮れたのも、すしざんまいの社長とツーショット撮れたのも全部このおかげです。

というわけで、以下まとめです。運が良くなる方法。

・スキルでは人の価値は決まらない
・人の価値は素質で決まる
・相手の話を聞け
・相手のために時間を確保せよ

みなさん。よい人生をお過ごしください。人は幸せに生きる義務をもって産まれてきてます。

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