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Overture -VOICE-のお話

「声のお話」でも書いたが、もっと思いを書き出したくて別記する。
SixTONESの3rdアルバム「声」に収録されているオーバーチュアについて語る話。

アカペラ

一曲目でこれだけ衝撃を与えられるのはスゴい。
Overtureならば音楽だけだろうと思っているリスナーを一蹴するほどのインパクト。
これなら、発売までとことん音源が隠し通されていたこともわかる。きっと、隠し玉にしたくなる。
冒頭はジェシーくんと北斗くんのオクターブハモリ、それからみんなが入る。混声3部とも言うべきか。(いやみんなテノールか……大我くんならソプラノレベルかも)

ハモリ

最初こそハモリ盛り盛りだが(ギャグではない)、ドラムの音が加わったあとでもその勢いは衰えることはない。
下ハモも上ハモもメンバーを変えて繋ぎ、「ラララ―」とか巻き舌みたいなフェイクまである。
「群衆の一人でしかない」の歌割りも気になる。

ラップ+ボイパ

「高圧な~」から始まる樹ラップ。そこに重なる慎太郎くんの「ラララ」のコーラスがあり、満を持して登場するは高地くんのボイスパーカッション。
たぶんSixTONESの楽曲では初なのでは。
最初に聴いたときは驚きと興奮が交じってすごかった。

ラスサビ

一番盛り上がるラスサビらしきところ。
メンバーの力強い声に加え、屋台骨とも言える大我くんの高音。惜しみなくかまされる高音フェイクは圧巻だ。

そしてまた最後にバックサウンドが消え、6人の声だけになる。
「I can be myself When we sing, when we're here」
という最後の一行。
訳すれば、「僕たちは歌い、ここにいるときに自分らしくいられる」というニュアンスか。
何ともSixTONESらしいフレーズだ。
ジェシーくんの少し巻き上げるような「here」を残し、曲は終わる。
この静かなようで熱いアウトロがあるからこそ、次の曲である「Boom-Pow-Wow!」のアッパーでハイテンションな感じが引き立つのだろう。

とても斬新でおもしろい曲なのだが、小声で言うとすれば一番最初の「I can be~」の「I」のところに「カンッ」みたいなやけに硬質な音が聴こえるのは自分だけだろうか。
取り込み時のノイズなのか、もともと入っている音なのか。
ほかにも聴こえる人はいないだろうか……。

まあそういう細かいことは置いておいて。
この曲は新しいところもありSixTONESらしさ満載の、アルバム一曲目を飾るオーバーチュアである。
そしてこれがまだ3枚目のアルバムだということに未だ驚く今日この頃。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
mico


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