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藤原佳奈「これはバケーションじゃないか(2日目)」

本日は、松崎町観光協会さんの案内のもと、同時期滞在の旅人、中村るつさん、持塚三樹さんと3人連れ立って、主要な観光スポットを連れて行っていただいた。

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9時集合の前に、宿の隣の足湯でぼんやり考えごとをしていたら、もう集合時間になってしまっていた。

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足湯のせいで一足遅れて松崎町観光協会の近くへ行くと、フジバカマに何頭かの蝶が飛んでいた。約2000kmを旅して渡って来る蝶々らしい。ここは、松崎町の観光スポットにもなっている。

室岩洞や、

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左官職人さんの工房、

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富士の見える景色の良い海岸、


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他にも、棚田や、長八美術館、岩科学校など、たっぷり見せていただき、


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(ちなみに、松崎町の岩科学校と、松本の旧開智学校と姉妹館提携しているらしい。姉妹って言われるとなんだかちょっと嬉しい。)


美味しい海鮮丼も食した一日だったのだけど、

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本日のわたしのハイライトは、

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この、でかい石、でした。

民家の隣に、突然ある、石。
これは実は、中村るつさんが大きな石に興味があるということで、いくつか見た石の一つなのですが、
みんなで「これなんの石だろうね~」と言って一旦通りすぎたところ、近所の方が

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「これは、昔海岸線がもっと内側に来ていた頃、この石の上で灯台代わりに火を焚いていたところだよ」

と教えてくれました。(右下の方)
形的にも、火山で隆起した名残の石なのかな。観光スポット、として語られる場所じゃなく、こうしたひとつの石から昔を想像して、その想像と今の景色が重なるのって面白い。今度ゆっくりお話を聞くのですが、伊豆半島ができあがっていく過程も、興味深いです。

松崎町の方は、どの方もどの場所も風通しがよくって、心地いい。不安になるくらいの風通しです。淀みがない。

そして、もう一つのハイライト。

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釣り好きの持塚さんが私達の分の釣り竿も持ってきてくれたので、20年ぶりに釣りをしました。
わたしは釣れなかったのですが、釣れないのに楽しかった。

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持塚さんは二匹釣って、夕食のときに、美味しい魚の味噌汁を作ってくれました。

2時間くらいぼんやり海を見つめていること、釣りだとこんなにあっという間なんだな。また釣りしたいな、というか滞在中に魚一匹でも釣って帰りたいな、という欲求が生まれてしまった。

ハイライト2つは、同時期の中村さん、持塚さんがいたから出会えたことで、今回こうして同時期に滞在する旅人との交わりがあるのは、嬉しいな、と思った。

さて、お気づきかもしれませんが、今日は盛りだくさんの小学生の夏休みのような一日でした。色んな方によくしていただいて、今回は成果発表はいらない滞在なんですが、それだと申し訳なく、何かお返しできないか、と、思っています。短い中で何ができるか、まだ分からないけど。

夕食のときに見せていただいた、松崎の祭りの映像も気になりました。
昨年今年とコロナで中止だったそうですが、毎年県外に出た方もこの祭りに戻って来て賑わう日らしい。狭い路地に人がパンパンに集って、交代で太鼓に向かう若者、かっこよかった。

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明日は、もう少し松崎町の全体像を知るために、一人でドライブしてみようと思います。

11月16日(火) 松崎町2日目

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