雨の松崎町。ゲストハウスの向かいの長八美術館で過ごす。

松崎出身で江戸、明治期に活躍した左官の名工、伊豆の長八こと入江長八の作品を展示しています。左官の技術に狩野派（日本画）の技法を取り入れた漆喰鏝絵（しっくいこてえ）という独自の分野を築き、「左官の神様」と呼ばれているそうです。

　午前中は学芸員の靏見さんに漆喰鏝絵の体験をさせてもらいました。画家として腕の見せ所、と思ったのですが、漆喰は思った以上に絵の具を吸っていくので中々苦戦しました。かなりの早い速さで決断していかないと書き上げることができず、長八の凄さを体感しました。

お昼は長八美術館横の井村さんで。定食には頼むと、ミニうどんがサービスでついて来ます。

　午後は長八の作品をじっくりと鑑賞。サンゴも絵に混ぜた作品もあり、彼の創作意欲の貪欲さを垣間見ることができました。長八が使っていた道具の写真も元帥で飾られており、色々と創作のヒントを得ることができました。