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僕のICL決断





はじめに


こんにちは。
メガネ生活30年くらいの僕がどういう経緯でICLを決断したか、
また、ICLの体験談や後日談が誰かの役に立てばという思いがあるので、忘れないうちに記事をまとめておこうと思います。

かかった料金は平日キャンペーンというのがあって50万円程度でした

自身の環境

42歳 男性 プログラマ
10歳ごろからメガネを着用( 左 0.05 右 0.05 )
妻と小学生の子どもが1名

メガネ状態でも手元が少し見えづらく、ちょっと老眼を実感してる。
趣味で写真を撮ったりVRやAR機器をいじることがあったりなかったり。
電子工作もたまに。

そもそもICLって何?

このサイトを見てる人は恐らくICLについては死ぬほど調べて実行するかどうか悩んでる人が見てる気がしますが目の中にレンズを入れて半永久的に視力が改善する近視矯正です。

細かい解説はサイトを御覧ください ↓


今回は場所的にも近く実績数も文句ない安心できる場所ということで新宿近視クリニックを選択しました。




メガネ生活について

とにかく毎日つけてる関係で鼻の上が痛いのと、長時間作業してると耳の上も痛くなる。締め付けを弱くすれば軽減すると思うけど、そういう次元じゃないくらい長時間つけて作業するし、30年もしたので耳の横の骨が変形している。
職業的に決定的に裸眼じゃないと無理!なんてことはないけど、日々のちょっとずつのストレスを我慢してるという精神的心労はあると思います。

良いところ
・お風呂掃除とかで跳ね返る水とか洗浄液がメガネでガードされる
・手元をしっかり確認するときにさっとメガネ外すと10cmとかで確認できる
・メガネ好きに刺さる(らしい)
・メガネ外したときの謎の開放感(メリットなのかは謎)
・子どもの思わぬ動作でぶつかったりしたときにガードされる(痛い)

不満点
・子どもとプールに行ったり温泉に行くと見失う(温泉はメガネする)
・雨の日のお迎えとかの自転車でメガネとカッパで大変視界が悪い(危険)
・映画やアミューズメントでメガネオンメガネになることがある
・寝っ転がるときにメガネが邪魔
・寝るときにメガネを定位置に置いとかないと朝ヤバイ
・子どもと遊ぶときにメガネが接触することが度々あって痛い
・写真撮る時にファインダー見づらい(特に四隅)

ICLに期待することとか

・プールや温泉で(僕が)迷子にならない&子どもをいつでも視認可能
・物理的な視野が広くなる
・XRealAirとかのARグラスとかが気軽に装着できる
・MetaQuestとかのVRゴーグルも気軽に装着できる
・カメラのファインダーめっちゃ見やすくなりそう
・あわよくばダイビングとか始めたい
・老眼でスマホすら見れなかったら悲しい
・見た目が大きく変わる(伊達メガネという手もある)




事前検査


検査予約

まず、webサイトから検査予約の依頼を出します。
その後電話で相手から連絡が来ます。
とにかく検査項目が多いのと時間がかかるらしい話を聞きつつ、ICLをどのくらいの確度で受けるつもりなのかを結構聞かれます。
(多分無料検査なので検査だけしてサヨナラするくらいの人を間引いてる)

強い意志があることを伝え日程を決めます。
込み具合によりますが、1週間位先でササッと決まります。

検査日

特に何も準備せずに向かいます。
現在の視力検査、乱視検査、矯正視力と矯正後の見え方のシミュレーションなどをしました。
他にも顎を載せて検査するタイプの高そうな機材で色々と検査します(6つくらい)
散瞳薬という目の瞳孔を広げる目薬をさされて目の中や形状なども機械で計測したりしてました(触れたりはしません)

瞳孔が広がるのを待ったりする関係で合計3時間くらいかけてやっていた気がします。その日はその後視界がぼんやりするので仕事は休んだほうが無難だと思います。

検査の後にカウンセラーの方と個室で相談。
手術のリスクの話や料金の話、また心配なことの相談などを出来ます。
恐らくカウンセラーの方もICLやってる方だと思うので、具体的な話やリアルな話を聞けます(聞けました)

この時点で決意が固まればレンズの入荷日と照らし合わせて手術日を決めます。僕の場合は -6D で乱視無しだったので1ヶ月以内の空いてる日にしました。

手術の3日前から目の消毒用?の薬を1日に4回点眼します。

※補足ですが、オペ後はお風呂の規制とかがあるので涼しい時期をおすすめします。僕は11月に検査をして12月にオペを行いました。



手術当日

受付を済ませて待合室にて時間まで待機します。
受付の際に、帰宅のときの説明をされて目を保護するメガネを受け取ります。

オペの前に簡単な検査と診察?もあった気もします。
その際に眼球の上下左右にマーカーみたいなのを描かれます。

その後、時間より少し遅れて呼ばれて、豪華なリクライニングソファのある半個室に案内されます。カウンセラーの方に色々とこれからの事を説明されながら手術の準備をしていきました。
この時に心配なこととか相談しておくと気持が落ち着きます。

・瞳孔を開く点眼、消毒用点眼もあったかも
・麻酔点眼

これらを5分おきくらいにやりますが、基本的にソファで横になって休んでいるだけです。この間に心の準備をしていました。
4回目くらいに手術に向けて帽子をかぶったりした気がします。
手術用のマスクに取り替えたりもしました。
(消毒液で濡れるので変えてくれる)

5回目と同時くらいに手術室に行きますが、既に目がぼやぼやで歩きづらかった気がします。

この時まだドキドキしていました。


手術室に入ると結構肌寒かったです。
施術台は思いの外コンパクトで、歯医者さんのものに似てました。
座るとすぐに横に倒されるんですが、頭のところが固定されるような狭さでちょっとびっくりしました。(動くと危ないですもんね)
あとは簡単な説明をされて淡々と進められます。

※工程のオペ付近はものすごい緊張していたのと、真っ白世界だったので憶測があります

・目の周りの消毒
・まつ毛をテープで固定
・目だけを露出するカバーで覆われる
・目を閉じれなくする器具の装着 ← ここが一番緊張した
・もの凄くダイナミックに目の消毒
・凄まじく眩しいライト(顕微鏡)で照らされる
・何か液体をかけられながら横方向から強い圧を感じる(ちょっと鈍痛)
・謎の器具を使ってグイグイ操作される(多分レンズの挿入)
・視界が変化しながらグイグイ操作が継続、微調整、固定。
 (この時視界がクリアになるのがちょっとわかる)
・顔にかけていたカバーを外し、まつ毛のシールを外される(地味に痛い)

上記の工程が大体10分で怒涛の如く進んでいきます。
特に器具を装着されると、瞬きできない焦りと眩しすぎてヤバイ!の焦りがでて混乱しかけましたが、先生が「ぼんやり明るいところ見ててくださいね~」という掛け声に従ってみたら割と本当に慣れてしまったので、あとは眩しいライトを眺めてるうちに終わりました。

麻酔のおかげか、目をグイグイ触られているときは強く痛いということはなく、普段目を押したときに感じる鈍痛がちょっとある感じで、まつ毛テープを外すのが一番リアルに痛かったです(笑

とにかく進行もあっという間なので、両方終わった頃には嵐が通り過ぎ去った時のような気持になってました。
オペが終わるとすぐに先程のリクライニングに戻るんですが、立ち上がる頃には視野の一部が鮮明に写っていて感動に包まれます。

オペ後はリクライニングで20分ほど?休んでるだけなので特に何も刷ることもなく、気持の整理とやってしまったんだなーという感傷に浸る時間にしてた気がします。
時間になるとカウンセラーが来てこのあとの説明をしてくれて、翌日検診でまた様子見ますとのことで待合室に移動し受付を済ませて帰宅します。

帰宅の際に防護メガネをつけて帰ります。
視界がかなり曖昧なので気をつけて帰りますが、この時既にちょっと視力が改善しているのがわかります。



術後の様子


術後は「家でゆっくりお休みください」ということでした。
目を使わずに何か出来ること・・と言ったら、寝るか音楽を聞くことくらいなので、どちらにせよ選択肢もなく(笑
目の前はぼんやりとした世界で作業することも難しいので、大人しく音楽を聞いてうたた寝してました。

術後は3種類の点眼と1つの錠剤を渡されます。
2種の点眼は、朝、昼、夕、寝前
1種は 朝、夜
錠剤は毎食後で5錠

術後の夜に点眼した頃は少し見える場所もあるかな・・?くらいでした。
そして翌朝、メガネもなく点眼をしようとノソノソ起き上がったら結構見えてます。
点眼をするとより一層見える気がします。(目が潤ってる方がよく見えるのかも)

メガネをしてなくても時計の針が見えます。
手元のスマホはたしかに若干見えづらい(眼鏡のときもちょっと見づらかった)けどちゃんと読めます。
何よりも眼鏡越しの世界ではなくて、明らかに色もはっきり見える世界で既に感動します。

好き勝手に風呂に入ったり顔を洗ったりはまだ出来ませんが、翌週には保護レンズもなく生活できるのかと期待が膨らみます。
翌日検診のために涼しい風を感じながら歩いているときにもちょっとだけ保護レンズを外して外を見てみたら、広い視野と高いコントラストの世界に本当に感動しました。

病院では視力検査と眼圧検査、そして診察をしてもらいます。
両目ともに 0.05 -> 1.5 と大改善していて2.0のところはギリギリ見えるか見えないかくらいでした。

僕の場合は炎症もなくとてもいい状態とのことですぐ帰宅となりました。
次は1週間検診です。

※そのうち気が向いたら追記していこうと思います

最後に


実はこの記事は術後2日目にして、これから受けようとする人達、受けたいと思ってるけど悩んでる人達に少しでも参考になればと記憶に残ってるうちに書いています。

特に老眼がで始めた僕の場合、手元のスマホ見えないとやだな・・とか本が読めないのも嫌だな・・・って思ったのですが、今のところくっきりは見えないけど普通に読める感じです。
小説とかをじっくり読むなら老眼鏡ほしいなって思いますが、ある種集中モードに入る為の儀式として老眼鏡くらいなら良いかなという気持です。

どちらかというとほとんどの時間見ているモニタや、外に出たときにフレームのない世界を体感できる事、最初に記載していた数々のやりたいことや困っていたことから開放されている現状のほうが凄く快適です。

術後のハロは暗めの場所で電球や点光源を見ると輪っかが見えますが、常に見えるものでもないし不快に感じるものでも無いので気にならなかったです。(メガネのフレームや湾曲、ホコリとかのほうが遥かに気になります)

その他質問とか気になってることがあればコメントいただければ追記していこうと思いますので、お気軽にご連絡ください。

もしここまで読んでくれた方、勇気出たから行ってきます!という方もコメント頂けると嬉しいです。

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