everything is perfect
幾ら「言葉の雨」を降らせても
人の心に染み入るのはその中の数滴。
しかも「ここぞ」のタイミングで紛れ込ませた【黄金の雨粒】ではない事がほとんどだ。
そしてほとんどの場合、すっかり異質なニュアンスとなる。
(きっとそれで完璧なのでしょう。それが必要なのでしょう。私のエゴが黄金だと思い上がった言葉より、その人にとってはニュアンスを変えた私の蛇足の方が真の黄金なのでしょう)
若い頃はそれを自分の「力不足」と思ったけれど、
思い通りにいかないことに落ち込むなんて余りに幼い。
根拠なき万能感ほどの毒はないわ。
虚しさを感じて陶酔するより
「everything is perfect」を知る道を選ぶのだ。
心に施されたレインガードを
あまたに打ち付けた雨粒でいつか削れるだろうか…
なんて陶酔型の期待をするより
撥水加工を削り剥がすのは私の言葉ではなく
その人自身の覚悟とそれに相応しい瞬間で。
それこそが完璧なタイミングなのだと、
「信じる」と言いながら「信じたいと思って居る人」をやるのではなく、
【知って居る人】で在るのだ。
信じることとは知ることである。
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「あなたは一人でおしっこ出来ますか?」
と訊いたなら
「出来ると信じています」と言う健康な人はいないでしょう。
「出来るにきまってんだろ!!ww」と【知って居ること】
それが「信じていること」なのですよ。
信じることと期待することは、似てもいなければ近くもないのだ。
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