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これさえ守れば採用?チャント応募のコツ8選

開幕までもう1ヶ月を切り、ウルトラスマツモトによるチャント募集がスタートしています。

・対象選手
2020シーズン新加入選手およびチャントを作成していない選手。

・最終締め切り
出場状況により順次作成しますので、都度締め切り日時を設定します。

・応募方法
以下の申し込みフォームよりどうぞ。
申し込み

チャントの公募形式はサポーターみんなで作り上げていくという山雅のスタイルを象徴する取り組みの一つだと思います。
しかし、これまで応募したことがなく何をどうやったらいいか分からない!という人もいるはず。
そこで、今回はチャント応募の戦い方をお伝えしていきたいと思います。

記事をきっかけに「応募してみたよ」という方が一人でも増えたら嬉しいです!

▼①初級「音源は分かりやすくしよう!」

初級〜上級でいくつかコツをお伝えして行きますが、初級は最低限守って欲しい内容となっていますので確実に押さえていきましょう。

最初のコツですが、チャントの応募フォームではyoutubeのURLなどで音源を指定することができます。

無題

これは曲のどの部分を使うかの時間の指定(例:00:00 - 00:00)も含め、しっかりと指定するようにしてください!
一見当たり前のことなんですが、たま〜に歌詞のみとか、どの部分か分からん!みたいな状態で応募が来てしまうことがあります。

また「Youtubeで原曲が無いんだけど」という方は自分で歌ってYoutubeにアップロードすることもできます!
公開する際に「限定公開」を選択すれば、検索にも引っかからず、URLを知っている人しか視聴できないモードでアップできます。
これを利用して自分で作曲した音源を送ってきてくれる方も沢山いらっしゃいますので、遠慮なくどうぞ!

▼②初級「歌詞は最後まで書こう!」

歌詞を書くのって難しいですよね。
ただ「すみません!歌詞は思いつきませんでしたのでよろしくお願いします!」というパターンは避けた方が良いです。

チャント選考は1日で50〜100曲近い応募案を審査しなければならないので、一案に使える時間はそう多くありません。
選考段階でああだこうだと議論する時間はないため、あらかじめ全て固められた案を準備し、初めてスタートラインに立てると思っておいたほうが良いです。

「〇〇選手か××選手のチャントにしてください」とか「歌詞を2つ準備したのでどっちかにしてください」というパターンも同様です。
一生懸命考えるからこそ迷うのは分かりますが、ザクザク決めるのが吉。
ここだけ直したい!というときはリズム班がちゃんとアレンジしてくれますので、細かいところはお任せの気持ちで自分なりのベスト案をぶつけていきましょう!

▼③中級「歌詞は覚えやすくしよう!」

中級は実はやれている人の方が少数派な内容になります。
そのため、これを押さえるだけで採用の可能性がグッと高まるはず。

まずは歌詞をシンプルにすることですね。
選手チャントはチームチャントと異なり、歌う回数が必然的に少なくなるので覚えやすさがかなり大事です。
「半年ぶりにいきなりピッチに出てきてみんなが歌えるか?」を想像するといいと思います。

なので極端な話をすると選手の名前さえ入っていればOKで、あとは「ラララ」や「オオオ」や「バモ!」で大丈夫。
その上で、選手を象徴するような印象的なフレーズやメッセージが1〜2つ入っていれば完璧という感じです。

(↑)ぶっちゃけこれでもOKという例。

(↑)これはメッセージ、フレーズを入れた例ですが、このぐらいのバランスがギリギリ適量という感じだと思います。

▼④中級「歌える音程、メロディにしよう!」

例えばこれは確かにいい曲ですが、みんなで歌えるかって言われたら、相当なのど自慢じゃないと厳しいじゃないですか。

チャントはみんなで歌うものなので、誰もが声を合わせられるものにしたいところ。
具体的に着目するポイントとしては、①メロディの複雑さ②最高音と最低音の差になります。

①メロディの複雑さについては、特に音の動き方の細かさや半音の使い方。
②最高音と最低音の差については、歌の中で一番高い声と低い声の差が大きすぎるとキー調整ではどうにもできないので避けたい、というところ。

ここは言葉で説明するのが難しいのですが、よく分からんという方は「その歌は家族全員がすんなり歌える難易度か?」を想像してみるといいかもしれませんね。

▼⑤中級「息継ぎのポイントをつくろう!」

息継ぎはかなり大事です!
アーティストは歌のプロですが、サポは歌の素人。
息継ぎがない歌はまず飛び跳ねながら歌うの無理ですし、あっても少なすぎると酸欠で倒れます。

できればチャント1ループに1拍分は息を吸える場所が欲しいところ。
これは歌えば確認できると思うので、応募の前にぜひ確認してみてください!

▼⑥中級「1ループ8小節以内に収めよう!」

中級最後のポイントは、チャントの1ループを適切な長さにしましょうということです。

まず小節という用語ですが、チャントに「1-2-3-4…」と手拍手を打ったとき、手拍子4回=1小節だと思ってくれれば大体合ってます。
それで1ループ8小節以内というのが何を言っているかというと、「1-2-3-4、2-2-3-4…」と数えていって「8-2-3-4」で終わる長さのことですね。
動画で説明すると、

(↑)これは手拍子を打っていくと「8-2-3-4」で終わるので1ループ8小節。ちょうどいい長さです。

(↑)これは1ループ16小節の代表例で、採用案としては珍しいパターン。テンポを高速にするなど、特殊なアプローチが必要になるので難易度が高いです。

実は16小節の場合、逆に名チャントになるパターンもあります。
しかしあくまで採用されやすいのは8小節以内の方なので、基本的にはこちらをオススメというニュアンスだと思ってもらえれば。
あまりにループが長いと試合中の場面の切り替えにも間に合わないですし、何気に意識しておくといいポイントです。

▼⑦上級「オリジナリティを出そう!」

ここからは上級編!
全ての案にここまでは求めませんが、押さえられてたらプラスアルファでポイントが付く部分ですね。

まずは他クラブで使っていない原曲やオリジナル曲だと、それだけでポイントが高いですよ、という話です。
どこのクラブでも使われているフットボール・スタンダードな曲は、ここまで説明してきた中級までのポイントを押さえられているものばかりなので、確実に選択肢にはなります。
ただ、そういうものばかりになっても面白くないですし、同じクオリティであればオリジナリティが高い曲が選ばれやすいです。

「(曲名) チャント」とかで検索してみると、他のクラブで使っているかどうかは簡単に調べることができます。
あくまで上級編ですが、これができていたら最後の決め手になるかもしれませんね。

▼⑧上級「選手に合った選曲にしよう!」

これは更に難しいですが、選手に合った選曲は更にポイントが高いです。
私的には守田、飯田、パウロ、セルジーニョとかは選手によく合ってるなー、というイメージがあります。

(↑)田中隼磨チャントの原曲は松本市制施行90 周年記念に作られた「松本のうた」。地元で生まれたプロサッカー選手だからこその選曲。

これはあくまで個人の感覚です。
しかし、例えばスピードのある攻撃的な選手はテンポ速めの曲。ゴールキーパーはテンポ遅めで重厚感のある曲など、基本的なイメージは共通しているのではないかと思います。
また、ある意味で究極の選択肢になる「選手の好きなアーティストの曲」ですが、これが難しい理由は、アーティストで絞り込むと中級のポイントが満たせなくなるケースが多いからです。
逆に基本的な部分を押さえられるのであれば、最高の選択肢になるのは否定しません。

上級は決して必須ではありませんが、これを満たす曲を思い付いたらぜひ応募してくれたら嬉しいですね。

▼奥義「実際に歌ってみよう!」

中級までのポイントを網羅できているか一気に確かめる方法があります。
それは「実際に歌ってみること」です。

スタジアムにいるつもりで歌ってみると気づくことが沢山あります。
「テンポ早すぎて難しいな」とか「音の高低差がありすぎて歌えないな」とか「息継ぎできなくて苦しい!」とか。
そういう部分で一気にふるいに掛けられるので、なるべく大きな声で歌ってみることをオススメします!
実際のチャント選考でも最後はみんなで歌ってみて決めているので、これはかなり実用的なテストになりますよ。

▼まとめ

いかがでしたか。

一言付け加えると、これはあくまで採用に近づくコツですので、守れば絶対に採用という訳ではありません。
また、時に常識に囚われない自由な発想がヒット作を生み出すのも事実ですので、楽しく考えてもらえればそれが一番いいと思います。

また色々とお伝えしてきましたが、何より大事なのは「応募してみようかな」という気持ちだと思います。
一時期は1人に40曲も候補曲が集まることもありましたが、今は10曲程度というケースもあり、決めるのはなかなか大変です。
「早くチャントを決めてほしい」というご要望がある一方で、そもそも応募が無いので決められないという声も聞きます。

少しでもいいアイディアが集まり、みんなで作り上げていけたらという思いで、今回この記事を書いてみました。
まだ締め切りまで時間もありますので、何か思い付いたら応募してみていただければと思います!

(↑)応募フォームはこちらから!これが選手たちの踏み出す一歩に繋がっているかもしれませんよ!

Written by ようへい


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