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ミドマガWeekly番外編 『僕たちがエールを届けながら考えていること』 【vol.4】

順調に大きくなるクラブ。関わる方も多くなりました。
熱心に応援する人・家族ぐるみで楽しむ人・支えるスポーツを実践する人。
となりの人がどのようなことをしているのか。
身近なコミュニティがどのような取り組みをしているのか。
見えづらくなってきたのも事実です。
素晴らしい活動や、多くの方に知っていただきたい考え。
そんな モノ や コト を不定期に紹介していきます。

『 僕たちがエールを届けながら考えていること 』

少しご無沙汰をしておりました。色々と仕込んでおりますので、徐々に皆様にお届けしてまいります。
さて、今回は、6/15(土)松本山雅F.C. vs. ベガルタ仙台 で企画されている #グリーンライトで仙台を包囲せよ の詳細を皆様にお届け。このインタビュー前には、市民タイムスさんの取材を受けさせていただきました。マスメディアの皆様のご協力を得つつ、多くの方に情報が届いてほしいと思っているこの企画。疑問点のあれやこれやを聞いてきました。賛同いただける皆様に届くことを願って。(取材日:2019年6月12日 )

■とりあえず自己紹介からですかね


―― 市民タイムスさんの取材の後だからなんですが、随分、人数多いですね(笑)。自己紹介からしてもらいましょうか。

けーしろー ちりちりです。山雅に関わり始めたのは、City Box の記事からなんですが。この辺をしゃべりだすと時間がたりなくなるので(笑)。サブコールリーダーは、対応し始めた12年からやってます。皆さんのもとに練り歩きを始めたのは14年くらいからです。

peiko 今年からサブコールリーダーを担当しています。山雅とのかかわりは、随分前からで、友達の旦那さんが選手だったことからです。UMには11年から参加しています。

―― 女性のサブコールリードは、あまりなかったことなのですが、楽しくやれてますか? ひどい事を言われたりしてないです? 褒められている感想はよく見かけますけど。

peiko 楽しくやらせてもらっていますよ(笑)。いろいろコメントもいただけるので、前向きに改善しながらやってます。

たくや 僕は小学生の11年くらいからです。四賀村から通っています。サブコールリーダーをやらせていただき始めたのは、16年からです。小中高と通ってました。

―― ルヴァンでは、コールリードも担当するようになってきていますが、どうです?

たくや 楽しくやらせてもらってますよ(笑)。

aki Eブロックでサブコールリードをやらせていただいてます。山雅自体は知っていたんですが、ハマり始めは、07年です。新潟地震の影響で延期になった試合を聖籠まで見に行って、それから。それまでは、良いお父さんだったんですけど、何かが壊れちゃって(笑)。

―― たくやくんを誘ったのは aki さんなんです? 有望株を発掘してきたなと思いますが。

aki そうそう。中学生のころから目立ってて。一生懸命応援していてね。有望株と聞かれると、本人の前ではね(笑)。天狗になられても困るし(笑)。

ユキナリ 代表やらせてもらってます。諸々、いろんなところでしゃべっているんで(笑)。

■新しいことを提案するということ


―― さて、今日の本題です。光り物の呼びかけを行いましたが、この企画を検討し始めたのは、いつ頃からなんですか?

ユキナリ 一番最初は、6年くらい前のUMミーティング内ですかね。

―― その時は、実施に至らなかったわけですが。

ユキナリ 実際にやるとなったら難しいという判断ですよね。100点の企画を行わないといけないという思いもありました。山雅への関心が増し、スタジアムに人が増えるほど、プレッシャーを感じているのも事実です。

けーしろー 僕らも含めて、ああいうものへの理解度が足りていない時期だったのだと思います。僕の意識が変わったのは、15年のマリノス戦です。やれたらと思っていたものだっただけに、正直、思うところはありました。

ユキナリ すこし守りに入っていた部分はあったよね。

――あれから時間が経ちましたが、今回、この企画を進めることにしたのはなぜですか?

ユキナリ 多くの人が関わることになった分、無茶をすることはできませんが、思い切ってやらないと進まないこともあります。
この大事な仙台戦を前に何かできないかという話は、随分前から出てはいました。山雅の目標を達成するためにも重要な一戦。大事な試合だからこそ、新しいものをぶつけていくことを判断しました。若干、判断が遅く迷ってしまった部分はありましたが、出来ることをやっていこうと。

aki 新しいことを提案するのは難しいです。何もしなければ叩かれることもないですし、思いもよらない風評も受けないですけど、トライしていかないと変えられないわけで。

けーしろー 山雅サポなら言えばやってくれる。それくらいの事ならできるんじゃないか。呼びかけに応じて緑の光で埋めてくれるんじゃないか。そういう感覚が得られてきたというのもあります。

aki 過去にやってきた紙テープの時なんかは、多くの方が考えて、いろんな情報を共有し合って、僕らの知らないところでも、試合の前から盛り上がってくれている。そういう参加するという感覚を共有しながらやっていくことは楽しいし、山雅らしいことだと思うんです。

たくや 今のこういう動きがあることが、サポーターだなって感じがします。

けーしろー ちょっと前の企画では、僕らがあれもこれも準備しすぎてしまったのではないかという反省がありました。今回はこちらで用意をしていないので、皆さんが持ってきてくれないと成立しない企画です。
個人的には、徐々に良いものになっていってくれればと思ってます。いきなり満点をつけられる企画じゃなくても。ちょっとずつでも光が増えていくような企画に育てたい。良いな・楽しそうだなと思ってくれる人が増えて定着して行ってくれれば。

――「あれ、良いよね。」って言ってくれる人を増やしていきたいですよね。タオマフもいきなり浸透したわけではないですし、中旗を中心とするフラッグも、振っている人たちの配慮もあって徐々に浸透しつつあります。そういう応援アイテムに育ってほしいですよね。クラブ的にもニューアイテムで潤ってくれれば、良いことづくめですし(笑)。

■「どうするの?」を聞いてきました


―― 新しい事への挑戦です。今までと勝手が違いますので、いろんな疑問を持たれる方も多いと思います。多くの人が感じているだろう点は、アナウンスされると思いますが、少し詳しく聞かせてください。

―― 天候が心配です。インタビュー時点では雨予報となっていますが、どう考えていますか?

事務局 少雨なら決行・豪雨で中止を予定しています。機器が壊れるようなことがあってもいけませんので、雨天でも大丈夫なように事前に準備していただけると助かります。
アイテムは袋に入れていただければ使えるかと思います。twitter でマッチデーが入っている市民タイムスの袋を利用して緑にする方法が紹介されていました。あれは、すごいアイディアだと思います。いろいろ検証もしているのですが、ユニホームを販売している、Real Sports さんの袋が一番良さそうですね。

―― 実施のタイミングはどのように考えていますか?

事務局 試合開始前の選手紹介から行います。一斉に点灯するのではなく、徐々に光が増えていってくれれば。one sou1 コール ~ チャント ~ 中央線 と続きますが、その間点灯し続けていただければと思います。比較的長い時間、ご協力をお願いすることになります。また試合に勝利した際は、勝利の街でも点灯ができればと考えており、呼び掛けに応じてご協力いただければと思います。

―― 周囲の方に声掛けをして、光の輪を広げていく時間があるイメージですかね。日が落ちるハーフタイムでの実施や様々なタイミングも考えられますが、どうですか?

事務局 呼びかけをするのは、試合前と勝利の街のみとしています。その他のタイミングも検討しましたが、初めてであることを考慮し、これらの場面としています。回数を重ねていけば、より良いタイミングが見つけられると思っています。多くの方が参加しやすい・理解されやすいタイミングに絞って考えましたので、ご理解いただければと思います。

―― 試合当日に企画を知る方も多いと思います。事前説明はどのように考えていますか?

事務局 ゴール裏だけでなく、メインやバックスタンドにお邪魔して説明させていただくことを予定しています。選手アップ前に各スタンドで説明させていただきます。少ない時間になってしまいますが、出来るだけ多くの方に届くよう、複数の班を編成し対応する予定です。
とはいえ、私たちがすべての座席を回れるわけではありませんので、これをお読みの方・企画にご協力いただける方に、周辺への呼びかけをお願いできればと思います。説明の内容も多岐にわたりますので、皆様のご協力が一番の効果を生むと思っています。また、選手紹介前のタイミングにも説明に伺うことを予定しています。
待機列の時間帯も有効に活用していきたいと思いますが、天候に左右される部分も大きく、スタジアムに入ってからが最重要だと考えています。
皆様のご協力、何卒お願いいたします。

―― 禁止事項や注意点を教えてください。

事務局 細かい点は、クラブに確認をしています。スタジアム運営上、遵守すべきものですので、実施事項と合わせてお知らせしていきます。
利用する機器のスタジアム内での点滅は禁止です。クラブから発売されたグッズの注意書きにもありますが、「禁止」ですので注意してください。また、応援時の禁止事項にあるように、レーザーポインタの使用はNGです。
エキサイティングピッチシートでの利用に問題ないことを確認しています。ピッチシートの皆様も是非ご協力ください。
試合中の利用も禁止とは言われておりませんが、多くのライトが点灯されていた場合の影響がわからないため、試合中の利用は推奨しないこととしました。禁止ではありませんが、周囲の方や試合運営にご配慮いただければと思います。

―― その他、お伝えしておきたいことはありますか?

事務局 中央線の際のタオマフとの兼ね合いの質問をいただいています。「こうしましょう」という型を用意し過ぎることは、各々が思うように応援をするというスタイルに合いませんので、自分なりのやり方で応援していただければと思っています。きっちり決めてしまうより、やりやすい方法や、より映える方法を皆さんと一緒に見つけられればと思っています。

■仙台戦への期待


―― 最後になりますが、大一番となる仙台戦に向けてのコメントをください。

けーしろー 試合への言及はともかく、サポーター目線では、1本でも多く光が集まってほしいです。集まった光が選手を後押しして勝利を呼び込むことができたら最高だと思います。

peiko こういう企画をやって、新しことができるんだというきっかけにしたいです。今後も、サポーターみんなで、何か新しいことができるようになっていってほしいです。

たくや 今回の企画が、監督や選手に「よかった」と言っていただけたら、サポーター冥利に尽きますよね。

aki 100点じゃなくてもいいから、「楽しいことやってるな」と乗っかってくれる人を増やしたいですよね。そういう人が増える雰囲気を、僕たちは作っていきたいと思っています。
今回、至らない部分があったとしても、これから一緒にやっていってくれる人を増やしていけたらと思います。自分たちが自信を持って選手を後押しできる応援を作り出して、レベルアップをしていきたいです。

ユキナリ 企画のベストを考えたら、キックオフの時間を遅らせた方がいいし、アルウィンの照明もLEDになればいいし、全員にペンライトが渡るようにすればいいかもしれない。でも、そんな事を言ってても、行動しないと変わらないんですよね。もちろん、現状でできる事はやっていきますけど。
何より大事なのは、山雅の為に行動しようと思ってくれる人が一人でも増える事だし、その想いが、試合への意気込みや試合中の行動にも繋がっていくんだと思います。
そして、試合が終わった後には、実際に行動して参加した人だけが得られる光景が広がっているんだろうなと。だから、一人でも多くの人に参加してもらいたいなって思います。

けーしろー twitter を見ていても、養生テープだったり、緑色の袋だったり。いろんな情報を出してくれています。うちらだけで出てこないアイディアがどんどん出てくる。僕らの知らないところで出てくる。これは、うれしいことですよ。今回、自分たちで用意しない分、不安もあるけど、楽しみな部分も大きいですよね。

aki 今回の企画に協力してくれる方々は、身銭を切って事前に買ってきてくれるわけですよね。用意されたものじゃなくて。山雅のために試合以外のところで考えて、行動してくれるのは嬉しいことです。

けーしろー 悪ふざけするくらいの人が出てきても嬉しいよね。電飾を着てくるとか(笑)。

たくや 雨予報ですよ(笑)。感電しちゃいます(笑)。

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インタビューの会場は喫茶山雅。閉店時間ぎりぎりまで話題は尽きません。
新チャント投入でも、新しいものを提示することの難しさに触れられていましたが、今回も同様に配慮されていました。
試合結果に印象が左右されてしまうのは、致し方ない部分もありますが、そういうものを乗り越えて、スタジアムの新しい光景になってほしいなと思います。

試合開始までまだ間に合います。
一人でも多くの方に御協力いただけますよう、お願い申し上げます。

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