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炒り玉子サンドは思い出の味

最近料理を頑張っていらっしゃる麦笛さんが、炒り卵サンドを作って写真をアップされていました。
チーズ入りですよ、美味しそう

この炒り卵サンドに思い出のあるちびまゆさんが、そのことをコメント欄に書かれた。思わず懐かしくなってね。

すると麦笛さん、その思い出話にヒントを得て、別の自由律俳句の投稿で140字小説を発表されたんです。ええ、コメント欄で……

その流れでこの小さなフィクションの、何となく繋がる即興三連作と新たな俳句が出来上がりました。ええ、コメント欄で……

その後、麦笛さんから
「それでは翠さん、画像・構成・投稿おまかせします!」(え?←翠)
とのお言葉を頂戴しました。ええ、コメント欄で……
そして過去作短歌も加えて、発表の運びと、相成りました(@^^)/~~~


《謎のコメント欄何でも制作委員会・作品集》

炒り玉子サンドは思い出の味


短歌 悠凜作

魂をのせて歌声舞い上がり
光と輝け心のままに


140字小説 麦笛
『夏』

 あたしの夢は大きい。

 大きいから今はまだ叶わない。毎日がお芝居と歌のレッスン。そして掛持ちアルバイト。
 大好きな夏のせいにはしたくないけど、汗かいてばっかりだ。

 でもあたしの20代、これでいい!眩しく照りつける午後の太陽を、鏡を見るように仰いで、お弁当の炒り玉子サンドに強く噛りついた。


140字小説 悠凜
『あの日の玉子サンド』

 あの頃、毎日の様に頬張っていた玉子サンドは、汗で程よく塩が効いていた。優しい玉子の味は、活力と共に和みのひと時もくれた。

 あれからも私はずっと歌い続けている。歌は私の魂その物だ。
 そして私は、当時の私には贅沢だったチーズを入れた玉子サンドを今も時々頬張る。


140字小説 吉田 翠
『今もこれからも』

 20代の頃を思い出していたのは、炒り玉子のサンドイッチを見かけたから。
 あの頃は、ギラギラ照りつける太陽にイラつくこともあったけど、玉子サンドを頬張りながら、歌はいつも一緒だった。夏と玉子サンドは、少し胸にヒリっとする思い出。

 『あたしの歌は終わらない』それは今も、きっとこれからも。


自由律俳句 麦笛作

手ひろげてたましひの歌うたふ夏
呼ばれている気がしたとおい夏空


画像作成 吉田 翠


こちらの作品を音声にしてくださったちびまゆさん
『炒り玉子サンドは思い出の味』


と言うことで、割とコメント欄で作られるダダ漏れ作品集。
醸し部ならではのしつこさと、コメント欄遊びはご容赦のほどと頭を掻きながら

ゆるりとした無料共同マガジン『fireworks』
どうぞご贔屓に( ˙-˙ )



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