「働く」は「傍(はた)を楽(らく)にする」
「どうして私ばかり働いているの」
そう憤ってしまうことはありませんか?
特にダブルケアをしていると人よりも何倍も働いている状態だと思います。
そんな時に「へぇー」と思えるような。
ちょっとした小話が出来たらなと思います。
「働く」は「傍を楽にする」
私は長女で弟が2人います。両親は共働きでした。
小学生の頃からお手伝いでお皿を洗ったり、洗濯物を干したりと家事を手伝うように言われて育ちました。
しかし弟たちはゲームをして何もしない。弟にやらせようとあえてやらずにいても、色々と頑張りましたが努力は実らず。帰ってきた母親に「どうして洗い物してないの!」といつも怒られていました。
私がやることが当たり前で弟たちは何もしない。そんな弟達に何度もイラ立ちを覚えたこともあります。
そんなイライラしている私に父親が「傍、楽」の話をしてくれました。そして「楽」には〈楽にする〉という意味だけではなく〈楽しませる〉という意味もあるんだとか。
「せっかく同じことするなら、楽しんだ方が良いんじゃない?」
子どもなりにハッとしたのを覚えています。
見方をちょっと変えるだけで世界が変わる
世間で大きな事件が起きたり、事故が起きたり。
自然災害が起きたり、感染症が流行したり。
ニュースを見ると幸せなニュースよりも、暗く悲しいようなニュースの方が多いです。精神的にも疲れてしまいます。
そんな状況に加え、ダブルケアの状態だとやらなければならないこと、考えなければならないことでいっぱいになります。
「どうして私ばっかり」
「どうして○○してくれないの」
「どうしてこんなことに」
余裕が無くなるとどんどん言葉が強く、きつくなってしまうことがあります。そんな自分に対して、自己嫌悪を感じる人も中にはいます。
そんな時こそ「はたらく」の見方をちょっと変えてみる。
周りを楽にしているんだ。
周りを楽しませているんだ。
もしそう思えたら。少しだけ気持ちが軽くなれます。
どんなふうに世界を見たい?
これはあくまでも例えです。つらい状況で「周りを楽しませる」と思わなければならないというわけではありません。
ちょっと見方を変えたら〈世界の見え方〉が変わります。
どんな風に世界を見たいですか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?