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はじめてのパーマ

最近、パーマをかけた。
ずっとやってみたかったけど、なかなか決心がつかずにいた。

2024やりたいことリストは特に書いていないけれど、おぼろげに頭の中にあるそれには入っており、なんとなく立春をすぎたらパーマだな。と決めていた。

いつもは「髪を切りたい!」となってから美容院を予約する私が日程を吟味し、カット+パーマ+トリートメントのコースをぽちっと予約した。これだけで、テンションがあがった。

髪型を変えるのは久しぶりで、ずっと担当してもらっている美容師さんにも「ついにですか~!」と言われた。これまでも何度かパーマかけたいブームがやってきて、話はしていたのだ。


イメージ写真を見ながら相談をし、いよいよ、あのくるくるした部品をいくつも頭に巻いてもらって、薬品を塗られた。

おぉ、パーマかけてる、私!と思わず記念にその姿を鏡越しに自撮りした。

慣れない薬品のにおい、これで明日からふわっとパーマの人なのか?!、似合わなかったらすぐに切る?など色々考えているうちに終了。美容師さんの見事なスタイリングのもと、ごきげんで帰宅した。

「ウェーブは朝のスタイリングが大事ですよ。」と何度も念を押されたし、ワックスの種類も詳しく教えてもらった。

次の日の朝、教えられたとおり、髪を濡らしてウェーブをだし、スタイリング剤をもみこみ、ドライヤーの風をやさしくあてた、よ?私?

ただのうねり、寝ぐせと紙一重のスタイリングになった…。

いや、でも初日が肝心だよねと思い、ゆるいパーマを毛先だけにかけました。という顔で出勤した。
結果、誰も私の髪型には触れず一日が過ぎ、一週間が過ぎた。もう、びっくりを通り越しておかしかった。そして、自分からは誰にも何も言わず、いかにウェーブを出さないかという朝の時間を過ごしている。そこは上達した。もはや、パーマをかけたのは自分だけが知っている秘密。

もしかしたら、手直しにもう一度美容院に行くという手もあったかもしれない。事実、次の日に予約サイトをちょっとのぞいた。でも、予約するには至らず、ウェーブをださない。に落ち着いた。なんというか、気が済んだのだと思う。
しばらくたって、付き合いの長いあの美容師さんは「やってみたい」というただそれだけの私を見越したかけ具合にしてくれたのではないか、さすがプロ!とさえ思って感謝している。

失敗した、残念だという気持ちがないとは言えない。イメージ写真みたいにふわっとゆるっとしたかった。髪型を変えて気分転換したかった。次の日はスタイリングと日中のお手入れがうまくできないことにがっかり、悲しくなった。パーマがかかりづらい髪質だったのかと思ったりもしている。でも、やってみてよかった。

色々な角度の「こんなものか」があった。やってみないと分からないこと、味わえない気持ちがあった。
やる前は色々なドキドキがあった。待ち時間に耐えられるか、薬剤が染みないか、すんごいくるくるになったらどうしよう、自分がパーマかけちゃっていいのかななど。でも、何も心配いらなかった。気が向いたらまたやればいいかなと思っている。

やってみたいことをやる、軽やかでいる

ぼんやり掲げている今年のテーマ、やっぱりこれだな。

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