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行動に大事な「とりあえず」な心意気

ちょうど、この「note」を始めた時の状態にも当てはまってて、その点では結構役立った「"ちょっとやるだけ" というアクションはホント重要」というお話。

私がそうなんですが、物事始めたり物を買う決断をするとか、行かなきゃならない場所があって等々…そう言う時に自分がなかなか動かない、始めない、決められない…みたいなの、ありませんか?…私ですか?そりゃ当然あります。ありまくりです。

今年になって初めて知ったんですが、そう言う時って「アタマの中で悪魔が囁いている」ような状態だそうで(オカルトな話ではありません)、それは「何もしていない状態」の時によく現れるそう。何もしていない状態から何かやろうとすると、アタマの中に颯爽とあらわれて「めんどくさいじゃん」とか「今やらなくても後でやればいーじゃん」などと、「自分」が自分に後ろ向きなコトを言ってくるんだそうで、意志が弱いとソレに引きづられ、いつまでも先送りと言う名の惰弱の限りを尽くしてしまうという、なんとも残酷な脳のメカニズム。心理学の記事だったか何だったか、ちょっとソースを失念したのですが、なかなか興味深い記事でした。(ネット上にあった記事のは確か。ちょっと改めて探したんだけど見つからない。おかしーなー、ドコ行った??(;´Д`))

私も「やろうやろう今やろう」と思ってる事が、そりゃもうたくさんありますが、大体において「先延ばし」にしてる事が多いのです。私の中の大天使ちゃんの仕業なのでしょうか。困ったもんです。(;´Д`)

甘言に影響されないため、自分自身をhackする

ソレを回避するには「少しでも何でも、とにかくやり始めちゃう」のがイイのだそうで、脳がニュートラルな状態の時にその甘言は湧いて出てくるから、その湧いて出るスキを与えない意味でも、ちょっとだけでもやる、完遂の見込み無しでも、ムリクリにでも「とにかくヤレ!」ということだそうです。

脳に余計なことを考えさせないと言えば、コレは数年前にネットで巡り合った記事。元は、有名な作家さんである平山夢明さんの著作の中の対談的なページからの一部分だそうで…しかし今見たら、昔見たその引用が掲載されていたページ、というかその記事が書かれて置かれていたサービス(ASP)自体、無くなってしまったらしく、直接ソコにリンクを張るコトできないかー?と思いましたが、…案の定「インターネット・アーカイブ」には残っていました(笑)。

平山 「汚いでしょう」とか言われて。「ええ、そう」とか。で、「それじゃあソージします」って。もうドン詰まりだからあがいても何も出てこない、身動きできないダルマ状態だったんで、「仕方ないけど、それやるか」って掃除したんです。すごく掃除した。全部キレイにして、床も30センチごとにマス切って、そこをクレンザーとタワシで磨いて。トイレなんて『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくるような。ねずみ男が使ってたみたいな便所だったのを、ホテルのトイレみたいにピカピカにした。金属磨きまで持ってきて。そうしたらそのあとすぐにね、6冊書けたんです。いきなり6冊書いて、その次の年は12冊かなんか書いて、18冊ぐらいまでいったんです。で、今は書きすぎていて気が狂いそう。

平山夢明さんが「書けなくなった時にしたこと」

本業の作業とは一見なんにも関係ない「掃除」を、もうトコトンやって、集中・没頭する事により、悪魔の囁き的なのを発生しないようにしたとも言えますね。結構気合の入った気分転換、一種の修行による悟り、解脱にも見えます(笑)。

「やり始めたら、そのまま必ずゴールまで達さねば」という強迫観念を捨てる

今やっても、ゴールとまでいかないまでも、その人が思う「ある一定以上の成果」に達さないというのを、自分が本能的に予測できたり判断してしまうと、人って動きが鈍る習性がある気がします。ソレって自分的にも対外的にも「カッコ悪いと思われたくない・思いたくない」という感情が起こす行動なんでしょうか。

私は仕事でも別の事でもなんでも、腰が重くなってるなと感じた時は、とりあえず「ちょっとだけでもイイからやる」というのを心がけてます。例えば完成まで10の工程があるとしたら、10や5までやるとかなんて贅沢いわず、0.1や0.05で終わってもいいからやる、「オレよ、ソレをオレは認めるぞ」という心意気で。実際、1も行かずに終わる時もあります。でも不思議なことに、終わってみると1進んでたり、アレ?なんか5まで終わってますけど??という時もあります。ソッチのほうが多い。いつの間にか「ゾーン」に入っていたんですね。

飛行機が飛び立つまでには、結構な距離の助走が必要です。VTOLや重力制御でない限り、そうしないと浮力が得られないからです。とりあえず動かないと飛び立てない。立ったままの身では自身を移動できない。そう言うことなんでしょうか。とにかくやる、とりあえずやる、滑空に至らなくてもジャンプだけでもしてみるって言うのは、行動にとって結構大事な事かもしれません。

まず声に出す、やってみる、そして波に乗る。

あと、コレはちょっと逸れた話かもしれませんが、最近は「行動前に目的を声に出す」というのもアリなのかなと思うようになりました。近年気づいたのですが、明日はこの時間に起きなければならないという時に、目覚まし時計だけでは二度寝したり、アラームにも気づかないなんて事も結構あったりして…。
で、ある時、寝る前に「明日は6時に起きる。スッキリ目が覚める」と声に出したんです。そうしたらアラームが鳴る5分前にカッチリ起きれた。コレ、まぐれって思うでしょ?そう、一回なら完全にまぐれです。しかしその後から今に至るまでその方法は有効で、いまだにソレをやるとしっかり起きれます。「有言実行」をそのまま体現してる感じですが、これはどういうメカニズムなんでしょうね。自己暗示?

要するに私って…単純なのでしょうか。自己催眠にかかりやすいんでしょうか。だとしたら、起床以外の他のことにも使えるんでしょうか。だとしたらコレはラッキーかもしれません。まだ目覚まし以外に試してませんが、夢が拡がりんぐするかもしれません。
コレに欠点があるとしたら…そうですね、その過程を忘れちゃう事がよくある、ってことでしょうか。疲れて沈没な状態で寝ちゃう時なんてよくある事だし、他の事にかまけてたりする時も、ついついその過程を忘れるなんて事はよくあるコト。

日本では昔から「言霊」的な事を重要視する事があります。悪い事を言ってしまうと実際そうなるという。霊的な事ではないにしろ、「病は気から」同様、人間は発した言葉に無意識に引きずられる体質でも持ってるんですかね。だとしたら「ネガティブな事はあまり言わないほうが良い」と言うのは迷信とか霊的現象を超えて正論。気をつけなくちゃいけません。これもまた、言わない方が良いと分かっていてもつい、そう言うことを言ったり思ったりしちゃうんです、不思議なことに人間というのは。くわばらくわばら。

…話を戻しましょうか。

「大きなウリエッタは小さなアレサの集合である」

地球の言葉でいうところの「ローマは一日にして成らず」というアレです。
コレは私が大好きな作品「宇宙のステルヴィア」で、地球人の中で人類を監視、観察(?)している異星人のヒュッター先生の言葉。

私は上記のような方法で、自分をだましだましでも、ハックしながらなんとかやってます。コレは多分、ベストな方法は個人個人でそれぞれ違うはず。また、一個見つけても月日が経てば、自分がソレに慣れてしまって効かなくなる事もあるでしょう。手法は個々で絶えず模索していくしかないんですよね…。

でもぶっちゃけ、進展が少なくても大丈夫。ソレが積み重なって、いずれはいっちょまえの形は成すもんです。物事始める前に小細工なんてしなくても、自分だけで盛大にカッ飛ばせる人は別として、うまく前に進めない人、自分に四苦八苦してる人がナントカすべきは、まず自分。「1もプラス、100もプラス」と思ったほうが良い。その方が心象的に圧倒的に楽ですよ。えらくコストパフォーマンスの悪い話にもなりますが、ソレもまた真理。

人間という生物の最大のラスボスは「人間」。自分というダンジョンのラスボスは「自分」。まぁ、強敵です。なんとか攻略していきたいものです。

自分をうまく操りたい。

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