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ジャック&ロバート

私は若い頃に語学学校に通っていた時がある

今でも自分に物凄く自信がある訳ではないが

当時は全くといっていいほど自信が持てなかった

ジャック&ロバート

彼らとの出会いが私をポジティブな性格へと変えてくれたのだと

今でも心から感謝している


私の実家は自営業だったのだが、高校3年生の時におじちゃんと父親が

順番に倒れた

おじちゃんは自転車での転倒して骨折で入院した

幸い復活は早くて助かったのだが

退院後の暫くしてから父親が入院した

当時は大学とか専門学校とか進学を考えていたのだが

家の一大事では進学どころではない。妹もまだ中学生だったし・・・

少しでも家の役に立てればとずっと自営業を手伝っていた

その父親が何とか退院できたが、受験どころではない、当然就職出来ずに

私は高校を卒業後はフリーターとなった。


アルバイトをして実家にお金をいれながら、進学できなかった事などで

私は自信を失くしていた


自分に自信を持ちたいと思いながら、持てずにいる日々を過ごしていたが

英語を少しでも喋れるようになれば、もしかしたらこんな自分でも自信が

持てるかもしれないと思ったのだ

当時の語学学校の学費は結構高いのだが、夜間学校は安かった

即座に入学を決めて通学するようになった

昼間は目一杯バイトして夜は語学学校

そんな生活をしていた


夜間学校だったせいもあるかも知れないが、とても濃い人達に出会えた

その中で自信がない私は、バイトと授業についていくのが難しくて

自信をさらに無くしかけていた時に彼らに出会った

ジャック&ロバート


彼らは、いつも自信なさげな私に、優しいダメ出しをしながら

叱咤激励をしてくれた

『I CAN』で考えなきゃダメだよと教えてくれた

当時の私はいつも『I CAN NOT』で否定形の考え方をしていた

毎日、会う度に声をかけてくれる彼ら

いつの間にか、彼らは私の憧れの存在となっていった

彼らのようなりたい

彼らを目指して2年間勉強したが、私は彼らのようにはなれなかった

でも、入学時とは全く違う自分がそこにはいた

英語を喋れれば自信が持てるかもしれない

2年経っても私は英語は喋れなかったが、それよりも私の人生において

一番大切なことを彼らから学んだのだ

『I CAN』

私は出来る❗️

この時考え方が今も尚、私を支えてくれている

ありがとう

ジャック&ロバート





ちなみにジャック&ロバートはバリバリの日本人です

彼らは、入学した時に3人で話していると

突然、彼らの一人が、俺はロバートデニーロが大好きなんだ

今日から俺は『ロバートだ』

『ロバートと呼んでくれ!』

『え!そうなの?』

『じゃあ〜俺はジャックね!』

『ジャックって呼んでね!』

『で、お前はそうだな〜「トム」ね』

『トムっ!って感じだから』

『トムって・・・』

それから、私達3人は学校で、外で、お互いのニッネームを呼びった

先生たちも周りの人も不思議な目で見ていた

昔の私ならば気になっていた周囲の目だが

『I CAN』を手に入れた私には、全く気にならなくなっていた




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