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え〜っと・・・誰ですか?その人

昔の会社の先輩と飲んだ時のお話

先輩と仕事をしていた時は、もう何十年も前の話


先輩が知らない時間を過ごして、今の私がいる


お前の粘りは凄いよね〜クローズの時は契約とるまで帰らないし

キーマンと会えるまで3時間外で待ったんだって!

ひたすら動いていたよね〜

この地域のチェーン店を統括してサポートした奴だよ


私は全てを否定はしませんが・・・


話が少し、いやかなり盛られいます

久しぶりの再会なので嬉しいのですが


実際のところはこんな感じなのだったのですよ


粘りがあったよね〜

単に早く戻ると、嫌な上司がいるからで


外で3時間待ったのは

キーマンが人気の人で大半が順番待ちだったし


ひたすら動いていたのは

東京から関東エリアの訪問が中心だったからだし


チェーン店を統括サポートしたのは

チェーン店の部長が勝手に進めた話だし


何年も会っていないと当時の記憶が完全に美化されている事に驚いた


私は、そんなにハングリーで、出来る人ではございません❗️


相棒に普段から馬鹿、アホ、罵倒されながら仕事しているのだから出来る人ではないのだ


先輩がその話をする度に、その会社人達は

「スゴイっすね〜」

「今度いろいろ教えてください!」


ほら、話がどんどん広がっていく

私が私ではない状態が構築されていく

お酒を呑みながらなので話も進む


「凄くないから、教えることなんて何もないよ」

否定しても

「またまた〜」

「いいか、出来るヤツほど、こうやって謙遜するんだぞ」

「こういうハングリーと謙虚を持って営業をしろよ」

「はい」(先輩の会社後輩が一同に声を上げる)


『どんだけ〜』


私はその時初めて知った

心の中にIKKOさんがいる事を❗️


だって

だって

もう

そのイメージは完全に私じゃない❗️


別の【誰か】になってしまっているよ❗️


でも、先輩には言えない


「全然違うんですよ〜」

声にならい叫び


暴走する私のイメージと同じくらい

今日は呑むしかないと決めた


酔っちゃおう❗️


もうそれしかない、あとは酒の力を借りて


みんなの記憶を無くしてしまおう


ついでに私の記憶も無くしてしまおう


大丈夫、明日の朝になれば、みんなきっと忘れている筈

きっと・・・・・


きっと・・・・・・・



ハイボールお代わりください❗️


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