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バカみたいに笑ってあげるんだ!

2021年に開催されたそろそろソロで。2020年の賛歌できない状況から好転して、どこからでもアクセスできるようになった安岡優さんのソロライブ。隙間なく埋められた客席に、開演30秒前に飛び込んだにも関わらず顔がほころんだ。

1曲目「3月の翼」はこれを持ってくるのかと、迫力のある声に感激した。2曲目から爽快なチューン「Welcome to the brand new world」が流れた時は、その疾走感に肩の荷が降りた。同日と翌日が大阪で武田と哲也、橋ツアーもそのころにあって、コロナ禍の雲間にライブラッシュがあった瞬間だ。

2022年8月の今と少し似ている11月のことだ。
 
「ROSE」はアーカイブが配信されたときの動画のメモに(アオリ位置のカメラまじカメラ)と走り書きしていた。そういえば、紫や赤のライトに照らされてセクシーな顔をする優さんの顔を覚えている。茶色のスーツに印象的なライティング。「XYZ」はちょっと懐かしいアニメの主題歌のよう。ライブで初めて聞いたロックチューンは前述の曲との世界観の違いがあり、優さんの好きな音楽とやりたい音楽とやっている音楽は違うときもあるのかしらと思いをめぐらした。 

次は先日のアカペラ侍でボス猫ちゃんを演じていた、竹本健一氏と一緒に作詞作曲を手掛けた「Difference」を歌う。とにかくこの曲が名曲でなので、一度聞いてほしい。違うことをそのままにして、隣にいる恋人の歌だ。メロディラインが特殊で、日本語の歌詞を合わせるのが難しかったと優さんが話してらした。 

♪ミルクがあるとかないとかコーヒーひとつをとっても、違うでしょ?だから話が弾むわけ。

の「わけ」。優さんっぽくて大好きな語尾。

曲の途中に、印象的な語りが入る。
「今、笑ってる?マスク越しでも笑顔は伝わるもので。でも、よく見ると、少し目が潤んでる?もしかしたら泣きながら笑っているのかも」

カメラをみて、今日来られなかった人にも呼び掛けていた。

「この曲で伝えたいことは……みなさんに伝えたいこと。バカみたいに笑えるその日まで。バカみたいに笑ってあげるんだ!!!」

コロナ禍の中で開かれたライブ。生配信もアーカイブもあった。どんな状況でも見られる工夫を凝らして、歌われたソロで「いつか君がバカみたいに笑えるその日まで、僕が笑ってあげるんだ!!」と飛び切りの笑顔を竹本さんと二人で向けてくれた。
 
ここが安岡優の強さだと感じる。会場でバカみたいに泣いた。だって、来るのも行くのも帰るのも大変なのが今のライブだから。そこでずっと笑わせてあげるよと、大きな声で歌ってくれるのは本当に幸せだった。
2022年公演にむけ、THE☆FUNKSのインタビューや動画で話されていた、「こんなときだからこそ、笑いが必要だからTHE☆FUNKSやるんだ!やろうよ!」の掛け声。ご本にも大変だっただろうし、スタッフだって大変だったことは想像に難くない。
 
笑わせてくれると約束してくれたここから、面白いターンが来る。そう、 テリー・D(ダンス☆マン)・ファンク (弟)がやってくる。

ミラーボール星※イメージ

本当に、ダンちゃんが来ると、ミラーボールがやってくるみたい。檀上にいると華やかで煌びやかで、なんていってもファンキー。優さんとダンちゃんのサイズ感って、大木とコアラのようで可愛い…。かわいいよぉ…。

「チャネリング☆ファンク」「二度と言い切ったりしない」この二曲ではパンツは飛んでない。ノーパンツ。チャネリングで愛を確かめ合う趣向だった。おかずを少し増やしたコーラスも楽しく、やっぱりダンちゃんいるとニコニコしちゃう。

ここから、また親密な歌になっていく。聡元さんの手紙もじーんとした。リクエストの曲「Luz」。歌うことでだれかに元気を分けてくれるという表現も大好き。聡元さんのびしゃんこにかいた汗という表現大好きすぎた。たぶん手紙の中か、ツイッターで使われていたと思う。去年は聡元さんがいてないのが寂しかったなあ。

「坂道のうた」被災地に心を寄せる優さんらしい曲でライブの後半戦が終わっていく。たしか、2020年の配信ライブを見た子供からのリクエストだったと思う。歌のバトンを次の世代につなぐと説明されたカーバー曲にまた泣く。

「Border line」で盛り上がったあと、「肌色、桃色、夜の糸」で色っぽい優さんが堪能できた。優さんから優さんへのリクエストだったと思う。迷子のように、名前を呼ぶ。夢の中に切ないくらい華やぐ。言葉ひとつひとつが美しい。

アンコールの「Seven Seas Journey」。今でも思い出だす、心に染み入った1曲だった。黒ぽんの迫力のある声で、海が広がっている風景を想像するのも素敵だけれど、より親密に隣で未来を歌ってくれているようだった。
 
大丈夫、僕を信じて。
一人じゃない
泣かないで
 
そう歌を捧げて終わるライブ。

このときたしか、情勢が少し落ち着いていてどうかこのままそっと終わっていってほしいと願ったものだった。また旅の途中で出会いましょうと大きく手を振ってくれた姿。

そこだけとても鮮明に覚えている。
 
あれから10か月。
安岡優のソロではなく、プロデューサーとしての手腕が楽しめるライブがやってきた。
安岡優プロデュース公演「THE☆FUNKS地球外☆エンジェルス」
ファンクスの地球単独公演はラストになるという。
2021年での約束。「バカみたいに笑ってあげるんだ!!!」を絶対にかなえてくれそうな、ツアーグッズを紹介したい。
 
パンツ 3000円(1枚)
 
ちなみに、絶対買わないといけない光物のバングルは「ギャラクシーシグナル」という、グッズらしい名前がついている。
 
パンツ 3000円(1枚)
 
いやぁ…パンツて!!!
チャネリングパンツとかせめて言って(笑)
 
地球外☆エンジェルスTシャツは、グッズの味が薄まるからと作らなかったこだわりの
 
パンツ 3000円(1枚)
 
こんなん絶対バカみたいに笑うやん。そう確信がある。大変な地球なので、来れない方がいらっしゃるだろうし、当日まで自分が元気でいられるか今となってはわからない。
 
でも、当日まで元気でいられたなら。
 
パンツとギャラクシーシグナルを買って、去年優さんが言ってくれた

バカみたいに笑わせてもらおうと思う。
 
最後に大切なことだから、書いておく。

地球でいま一番かわいいパンツをはく
プロデューサー。動画のリンクも仕込んでおく。
 
パンツ 3000円(1枚)
  
おしまい。


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