【「画像生成AI」シリーズ】タッチを指定して生成させてみよう
はじめに
こんにちは!
「画像生成AI」シリーズ、第2回です。
本シリーズは、「画像生成AI」の使用方法について解説しています。使用するツールは、Windowsに付属のCopilotに限定しています。PCあるいはスマホから誰でも気軽に、無料で使用できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
前回の記事では、様々な画風で画像を生成させる方法について解説しました。
今回は絵のタッチを指定して画像を生成させる方法について説明していきます。
絵のタッチを指定して画像を生成させる
そもそも「タッチ」とは狭義では絵の筆触、広義では絵全体の印象のことを指す用語のようです。前回の記事と内容が重複する部分もありますが、様々なタッチで同じテーマの画像を出力させてみましょう。
今回生成させる画像のお題は「フルーツボウル」です。実際にCopilotに送るプロンプトは以下のようになります。
これだけを入力して送信すると…。
まるで写真のような、器に盛られたフルーツの画像が生成されました。
ここからは、様々なタッチを指定して比較してみます。
具体的には、
と命令します。
・手書き風
手書き風に生成させると、次のような画像が出力されました。
読んで字のごとく、手で描いたような手作り感の溢れるタッチで生成されました。
・スケッチ風
スケッチ風に生成させると、次のような画像が出力されました。
鉛筆のスケッチのような、モノクロのタッチで生成されました。ちなみに似ている単語の「デッサン風」でも、同様のタッチで生成されます。
・色鉛筆風
色鉛筆風に生成させると、次のような画像が出力されました。
色鉛筆で描いたような、温かみのあるタッチで生成されました。しれっとフルーツの中に鉛筆が混ざってしまうのは、うーん。ご愛敬という感じです。
今後AIの学習が進んでいくうちに、こういった齟齬は解消されると思います。ほんの1年前の生成AIは、人間の指を描くことが苦手だと言われていましたが、今では違和感なく描くことができるようになりましたよね。
・水彩画風
水彩画風に生成させると、次のような画像が出力されました。
水彩絵の具で描いたような、ぼんやりと滲んだ印象のタッチで生成されました。
・油絵風
油絵風に生成させると、次のような画像が出力されました。
油絵の具で描いたような、立体感と重厚感のあるタッチで生成されました。
・水墨画風
最後に、水墨画風に生成させると、次のような画像が出力されました。
これは水墨画か…な?と言われると、少々怪しいところですが、このようなタッチで生成されました。現在DALL・E3の中では、このようなタッチが「水墨画」と認識されているようです。興味深いですね。
おわりに
画像生成AIは、同じテーマに一言付け足すだけで、まったく異なるタッチで描かれた画像を出力してくれます。私はこのようなAIの能力が有効に活用され、皆様の未来の創作活動が豊かになることを祈っています!
次回は、人物に関するプロンプトに焦点を当てた内容を予定しております。ようやく人間が登場する予定です。
今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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