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ワイルドな先輩方

1年前に書いていた感想文。
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60代半ばから女性ひとり森に暮らした記録、内藤里永子著『限りなく繊細でワイルドな森の生活』。
最初とっつきにくかった文章が、だんだん染み入るようになってきて、ときどき泣きながら溜息をつきながら読みました。
去年読んだ平野恵理子著『五十八歳 山の家で猫と暮らす』より具体的ではなかったけど、心象がグイグイくる。
圧倒的な孤独。だけど沢山の生に囲まれている。それは時に孤独を癒やし、孤独を脅かすけど。隙間風、闖入者、追憶、喪失感、喜び。私に耐えられるのかシミュレーションしつつ。
トーベ・ヤンソンの『島暮らしの記録』に始まり、諸先輩女性のワイルドな暮らし振りに惹かれます。健康でいようと思います。