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6月に気になるプラグイン

サマーセールの季節になった。こうしてみると、セールがない月のほうが珍しい気がする。

Melodyne 5 Editor Upgrade from Melodyne Essential

セール28000円(通常42000円)
StudioOneにはMelodyne Essentialが付属している。WAVからMIDIデータを抜くのに活用しているが、音が重なっているものは非対応。Editorにすれば、それが可能になる。BFに今年こそはと意気込むが、見送り続けている。1万円切れば考えるのだが、そういう類のツールではない。

beatskillz / slam2

セール1300円(通常7000円)
先月セール滑り込みで買ったら、今月まだセールしている…。音強強マルチプラグインとして導入したが、案の定使いすぎる。この手のプラグインは、1トラックなら問題ないが、積み重なると汚れに繋がりがち。全素材に味の素かけちゃう危険性。でも、万能調味料。

Goodhertz / Lossy

セール3775円(通常7550円)
デジタル圧縮したときの音質劣化を再現するプラグイン。以前デモした際、90年代CGブームのように、MP3的劣化が音楽の味と解釈され、プラグインまで出ていることに驚かされた。最近、このような劣化を利用した曲もちらほら耳にする。面白いけど、欲しいまではいかず。

Aberrant DSP / Digitalis + SketchCassette II Bundle

バンドル価格6900円
上の流れで、見つけたのが「Digitalis」。こちらは、もう少し音を破壊できるので、分かりやすさを求める自分としては好み。このベンダーは、カセットプラグインが気になっている。WavesfactoryのCassetteを愛用しており、こちらは郷愁満載でリアルなのだが、SketchCassette IIは、誇張されており濃い味付け。ただ、音を汚しすぎなので、この手のプラグイン増やさないよう気をつけている。

UVI / Sonicpass

月額24ドル / 24ユーロもしくは年額240ドル / 240ユーロで、UVIのプラグイン使い放題。ソフト音源はUVI一筋という自分にとって、渡りに船なサービスだ。しかし、今までの資産が判断を鈍らせる。UVIは6月22日までセールをしていたが、こちらは逆にsonicpassの存在が邪魔をする。せめて、既存ユーザーにバウチャーとかの優待が欲しい。今後も、サブスクに移行するベンダーは増えると思うが、新規ユーザーを増やすより既存ユーザーの移行を促す方が大事だと思う。しばらく様子見。

Sonnox Inflator (Native)

セール5600円(通常18000円)
先月のデモ期間中に使うケースが多発。ワンフェーダーで、音を手前に出せるのがとても便利。slam2を代替として、購入をあきらめたが、デモ期間が終了しても、つい挿して「あぁ、君はもういないのか」という場面が多発。先月のA.O.M / Cyclic Pannerもそうだったが、デモしたら半分は買ったようなもの。セールも継続で、今月はコイツを買うしかない…。

Eventide / Blackhole

セール4200円(通常29000円)
アンビエント感のある広大なリバーブを生み出せる特殊リバーブ。デモ寸前までいったが、Inflatorの反省からやめた。デモを聴く限り、OUTPUT Movementの変態性にはかなわないだろう。

Softube / Wasted Space

セール5200円(通常8800円)
愛用ベンダーSoftubeから、LOFIリバーブ登場。ビットレートを落とせるリバーブらしい。デモを聴いてみたが、そこまでそそられず。やっぱり、リバーブ熱が低い。「PCMシンセのプリセットからリバーブを外す」という面倒な経験のせいだろうか。

Waves / Horizon Upgrade from Platinum

セール14700円(通常240000円)
激安シルバーから、格安アップグレードでプラチナまでたどり着いた自分。Wavesネイティブ組には申し訳ない気持ちになるが、DTMは開始時期で、散財具合が全く違う。早く始めた人ほどお金がかかるが、プラグイン収集は進んでいる。RPGの道具集めに近い。Horizonで欲しいと思うプラグインは、CLAシリーズとVocal Riderなので、1万4000円まではいかず見送り。

Waves V14 upgrade

激安セールのあとに潜むアップグレード。前回のアップグレードでは、大変な思いをしたので様子見。「Windowsユーザー名は日本語にしてはいけない」と、DTMの教科書の1ページ目に書いておいて欲しかった…

Toolroom Records / Infinite

セール7300円(通常8800円)
ダンス音楽系に最適(効果が分かりやすいと解釈)な新型マルチエフェクト。ディレイ、フィルター、LFO、ノイズ、クランチなどがワンノブで触れる。この手のプラグインは、使いやすいので欲しくなるが、デモ版inflatorと間違えて、devious machines / infiltratorをアンインストールしてしまった自分としては、もうinfを増やすわけにはいかない。

dSONIQ / Realphones

セール6200円(通常12000円)
SoundID Referenceヘッドホン版の「ジェネリックプラグイン」。普段はスピーカー派だが、夏場のエアコン稼働に備えて、ヘッドホンをスピーカーにできるなら良いかもとデモ。愛用ヘッドホンが開放型なので、あまり恩恵を感じず。むしろ、音が近くて細部を見やすいヘッドホンの特性を制作に生かした方が良いなぁと、ヘッドホンをほとんど使っていない今までを反省することとなった。

まとめ

案の定、sonnox inflatorを買った。ゲインフェーダー感覚で、音をスッと大きくできるので、EQやコンプ、サチュレーターとともに使いやすい。プラグインは「とりあえず、デモすれば分かる」というが、デパ地下で試食して、旨くても我慢できるのか。自分はあまりないので、デモは慎重にしたい。


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