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Scaler 2.6の研究

作曲・コード進行制作支援ツール「scaler2」は、演奏できない自分にとって、強力助っ人。バージョンが2.6まで上がっているが、機能を使っていないので研究。音楽理論は分からないので記号的に忘備録。

キー表記

サンプリング素材は「キー」が表示されている。これを目安にscaler2を介してMIDI音源を鳴らす。
各ソフトのキー表記は
Scaler2(♭はBで表記)
C♯/D♭ D♯/E♭ F♯/G♭ G♯/F♭ A♯/B♭
Loopcloudも同表記。メジャー、マイナーは各音に依存。
Output Arcadeは以下の表記。
メジャー:E♭ C♯=D♭ B♭ A♭ F♯
マイナー:C♯ A♯=B♭ G♯ F♯ D♯

Studio oneの下部、テンポの左に「キー表示」があるので、キーを見失わないように、ここにメモ代わりにキーを表示。
外側の円がメジャー。内側の円(m)がマイナー(ナチュラルマイナー)。

Scaler2でキー固定

鍵盤下の一番左はDETECT=リセット
次のSCALESで、キー指定ができる。Major scaleかMiner scale(*Majorのところにある)のどちらかを選べばOK。
演奏は上部KEYS-LOCKで
SCALES NOTE MAPPED=白鍵と黒鍵すべてがスケールノートに。
SCALES NOTE Only=スケールノート以外の鍵盤は音が出ない。
SCALES White Keys=白鍵がスケールノートに。黒鍵不要で便利。

自動演奏機能使用

設定ボタン→PLAYBACKのEXPRESSION部で基本設定
Latch
コードトリガーを放した後も、エクスプレッションはループし続ける。
CHORDS ONLY
トリガーされたコードのノートのみがエクスプレッションに使用される。
Play Quantize
パターンの開始を次の拍まで遅らせる。 時間とテンポに合わせて演奏できる。

PerformのMode

Performance
現在のコードノート使用して、パフォーマンスを再生。スケールモードでも使用可。
Phrase
選択したスケールと現在演奏されているコードに基づいてメロディックフレーズを生成。scaleを選ぶとどの鍵盤を押しても同じフレーズ。chordを選ぶとフレーズの音階が変化。
Rhythm
定義済みのリズムですべてのコード ノートを再生。打鍵のタイミングのバリエーション。
Bass
ベースライン生成。
Melody
単音のメロディーライン生成。
Sequences
シンセっぽいシーケンス生成。
Strummed Sequence
演奏されているコードのギター ストラム(かき鳴らしたやつ)を生成。
*ArticulationはArpeggioとSturmming
*+0.5などは速度。
*Bind MIDIは鍵盤でコードを鳴らす時の範囲選択。

スケールモードで適当に鳴らして、Studiooneのレトロスペクティブレコード機能を使って、鳴らしているシンセのトラックにMIDIを貼る。ずれて聴こえる場合は、スケールを設定して、アクションのスケールを適用

コードモード

MAINの「A」点滅状態で使用。
SONGS=ジャンルごとのコードセット
ARTISTS=アーティストのコードセット

コード表示の左にあるロックマークをクリックすると
Maintain Current Scale
ブラウズ中に選択したスケールを維持。 好みのスケールでコード セットを参照できる。コードセットをブラウズすると、キーに合っていないものは、灰色表示になる。
Maintain Current Tonic
ブラウジング中も主音を維持。好みのルートキーでコードセットを参照。 コードセットの特徴と独自のプロパティを保持しながら、アーティストやジャンルベースのコードセットを閲覧するのに適したオプション。
Force into Scale
コードセットのすべてのコードを特定のスケールに適応させます。これにより、スケールの内側と外側の音符が異なるスケールに適応するため、アーティスト固有のコード進行の特徴が失われる可能性がある。

Currentスケールとトニックの違いが分かりにくいが、トニックモードで、左のSTで全体の音を上げ下げして調整すると、ちょうど良い。スケールに適応させると何故かしっくり来ない。

VOICE-Grouping

DYNAMICを選択すると、オクターブ下のベース音が足される。Grouping~で、鳴らすオクターブの高低が調整可能。Openvoicing、DropVoicing、GuitarVoicingもあり。

HUMANIZE

ベロシティとタイミングのヒューマナイズができる。QUONTISEは1/6のところで、変わったタイミングが可能。SWINGは1/4と1/6のところ。

コード進行の制作

mainで良さげなコードを選んで、一番下のPatternにドラッグアンドドロップ。ループ状態で鳴らしながら足していく。SUGGESTを押すと提案も。外すときはCTRLで複数選択可能。
EDITでボイシングとタイミングの変更。この際、右上のPerformanceやHumanize、Voicing-Groupも有効。

まとめ

MIDIベースだと、細かい修正や音の変更が可能なので、波形ベースとはまた違ったアプローチができて楽しげ。色々なコードセットを適当に鳴らしているだけで気持ちいい。MIDIフレーズの生成は、キー固定で曲に合わせられる。コードセットは、キー固定より、主音をキー寄せて適当に合うやつを探したほうが美味しい。翌日聴いて、ズレてる恐れはあるが、耳を信じて。


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