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さよならプラグイン 2021年BF

2021年のBFが終わった。昨年に続いて振り返る。その前に、昨年見送って、結局、BF前に買ったものが多かったので、その言い訳から。

XLN AUDIO  RC-20

「Casseteを持っているので、重なるところが多い。そこまでLOFIに傾倒していない」と、言い切っていたが入手。レビューまでした。音が派手すぎる時に、適度に抑えてくれる「音を地味にするプラグイン」。それを人はLOFIと呼ぶのかもしれない。

Future Audio Workshop sublab

「サブベースを必要としているのか、という大きな問題がある」と言っていたが、BF前に入手。毎回、楽曲に取り入れているが、まだ、うまく使いこなせている感覚はない。研究したい。

Waves Metafilter

今年のBFは、WavesのPlatinum激安アップデートで開幕。気づいたらSSLもアップデート。「Waves臭」みたいな言われ方をすることもあるが、好きなミュージシャンがガンガン使っているので、気にしていない。時短便利ツールも多く、恩恵大。

WAVES NLS

サミングミキサーシュミレーション。「全チャンネルに挿して、BUS調整してという作業をする手間に耐えられそうにない」と言っていたが、SSL購入時のフリープラグインとして入手。チャンネルではなく、各BUSに挿して、一画面で音量調整するために活用。いい音になっているのか、よく分からないが、MIXのひと手間が簡単になった。

続いて、2021年のBFで買いかけた「さよならプラグイン」。来年のBFまでに買っていないと思うが…

Wavesfactory TrackSpacer

複数のトラックの周波数をオートで住み分けてくれるダイナミックEQ。
Devious MachinesのDuckを持っており、比較してみたが、Duckの方が好印象だった。Duckは、サイドチェインの調整がやりやすく、ローのすみ分けがかなり楽。位相の歪みも感じないので、Waves C6が引退した。

Soundtoys 5

今回のBFで、アップグレードのセールを期待していたがなかった。Effectラックを持っているが、個別で持っていた方が、直感的に使えると思う。しかし、セールの後押しがないと、現状でもまぁ良いかという段階。

Gain match

プラグインの前後に挿すことで、オートゲイン効果をもたらすプラグイン。プラグインの効果は、音量込みだと思っている。プリセットの音量差をなんとかしようと、調整をして、ユーザープリセットとして保存し直したことがあるが、しっくりこなかった。素材の音量や、アタック感によって、効果が異なるためだ。プリセットはそこまで考えられている。
曲作りでは、聴いていい感じになったのが、音が大きくなったことによるものなら、その「いい音感」を維持したまま、MIXでバランスを取ったり、クリッパーやリミッターを活用することが大切な気がする。様々なプラグインを試すような、繊細なマスタートラックの調整には、Gain matchは有効なのかもしれない。マスターBUSで、プラグインの抜き挿しをせず、ラウドネスが合うように入力ゲインの調整しかしない自分にとっては、安くても不要。

Pulsar Mu

今年のBFでは、最安値を記録。コンプはMaterial Comp、WavesのH-CompとSSL Bus Compを使用中。音量調整はMV2が仲間入りして活躍中。コンプは挙動の理解に時間を要するので、新しいものを入れるのが億劫。というより、Material Compが万能すぎる気がする。

melodyne Editor

studio oneと連携抜群のオーディオ編集ツール。editorにアップデートするために貯めていたお金が、別のプラグインに消えるということを毎年繰り返している…

今年のBFはWavesのV13が動かないというトラブルに始まり、Windowsのユーザーを新たに作り直したため、様々なプラグインの再設定を余儀なくされた。教訓として
1:漢字でユーザー名を作らない
2:使用プラグインのベンダーを絞る
3:プリセットの保存先を把握する
という3点が持ち上がり、特に「2」については、今までも意識していたが、より痛感した。セール情報も絞って見られるので、時短につながる。

今年のBF最大の戦利品はtoontrackのEZ BASS。MIDIパックのおまけがついているだけで、セールではなかったが、ベースについては、ずっと悩んできたので、思い切った。変わった上モノに対しても、付いてきてくれる有能ベーシスト。もう少し話し合いは必要だが。

道具が増えると選択に迷う時間が増え、道具に慣れるための時間もかかるので、それを上回るメリットがあるかを常に考えている。結果、シンプル操作のものを複数か、多機能なものを1つという方向になっている。

技術が上がれば、また必要なものが出てくるのかもしれないけど、PCがもう限界。


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