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キュアプリズムと出会って私の中の女の子が目を覚ました

私の今一番の推しといえば、キュアプリズム。

私と娘のプリキュアデビューはひろがるスカイ!プリキュアの第10話『むむむ!思い出の料理ってどんな味!?』。
ツバサくん(キュアウィング)の歓迎パーティーを開くために、ソラちゃん(キュアスカイ)とましろちゃん(キュアプリズム)が思い出の料理「ヤーキターイ」を作ろうとするお話。
ましろちゃんの優しさがよく分かる回だ。

思いっきりセーラームーン世代である私はそもそもプリキュア自体初めて観たので、何がどうなってプリキュアになったのかという経緯も、どんな世界なのかも全然分からない。
プリティでキュアキュアってことしか分からない(キュアキュアってなに?)。

でも、思いっきり引き込まれた。
娘も一言も発さず画面に釘付け。

この回はましろちゃん=キュアプリズムの変身がメインだった。

かっ・・・・・・・・・・・・・・・・

かわいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キメ顔!ヒラヒラのコスチューム!ウインク!ふわっふわのピンクの髪の毛!
最後の口とがらせてる顔で私はもうダメだった。
キュアプリズム変身シーンだけで私は浄化された。

スミキッタ~!!!!

顔も可愛い、声も可愛い、性格は優しい、料理が上手、え?この子何者??????????

この時期、私はカッコイイ大人になりたかった。
昔から可愛いものが好きだったけど、年齢的にね、もう35歳だし。こどももいるし。

持ち物やファッションは洗練された感じで。
スカートよりもワイドパンツと革ジャンでかっこよくなりたいな。
可愛いものはもう卒業かなー。
別にモテ意識もしなくていいし。

違うだろぉぉおおおおおお??????!!!!!!

独身時代の私はいつも言ってたじゃないか。

モテ系じゃなくてこういうファッションが好きなの!

元々コンサバ・お嬢様系ファッションが大好きだった。

会社に普段着を着ていくと(制服なので通勤の服装は自由)、
「おっ、今日はデート?」
なんて言われて。
あ、これ今の時代じゃ怒られるやつだね。まだ私の入社当時はめっちゃ言われてた。
世の雑誌も当時は『愛され♡』『モテ♡』のオンパレードだったしね。

まぁ私の場合、ひらひらがだんだん過剰になり最終的にはロリータ服にも手を出したのでモテとは遠ざかったのですが。

リボンが好き。レースが好き。薔薇が好き。ピンクが好き。パステルカラーが好き。キラキラが好き。
ロリータ服が好き。ドレスが好き。

可愛いものが好きだけど、中身は別に可愛いわけでもない。
そんな自分のギャップも結構好きだった。

でも年齢を重ねて、これまで似合っていたはずのお洋服が軒並み似合わなくなる瞬間が訪れた。

私は可愛いを手放した。

可愛いを手放して、私は迷走した。(主にファッション)
モードに走ろうとしたり、プチプラで良いもの発掘しようとしたり。
シンプルで質の良いものを買ったり、かっこいいに憧れたり。

そのときそのときで、「新しい私はコレだ!」って思っても、少し経つとしっくりこなくなる。
家も特にインテリアに凝ってるわけではないし、ファッションもいつまでも定まらないし。

そんなとき、ましろちゃんを、キュアプリズムを観て私の奥底に眠らせていた気持ちがぶわわわわっと蘇ったのだ。

私、可愛いものが好きだった。

年齢だライフステージだなんだって、
可愛いを捨てる必要はなかったんだ。


可愛いものが好きなんだもの。だれにも遠慮せずに自分の好きなものを手にして悪いことなんてない。
似合わないものを着るのはストレスにもなるけど、自分の好きなモチーフは入れておきたい。
こっそり忍ばせるでも、全面に押し出すでもいい、好きなものは好きって自信持とう。

ふわふわとしたパステルカラーのやさしさと、
私が持っていたいと思う強さ。

どっちかひとつじゃなくて、やさしさと強さは共存できる。
可愛いも、かっこいいも、どっちもあるから魅力的。

これからの私はかっこよくありつつも、堂々と可愛いものも手にしていこうと思う。
何かひとつじゃなくて、どんどん欲張って私は私の人生を楽しくごきげんに生きていくんだ。


これから数年は娘と共にプリキュアにお世話になると思う。
でも私の中でキュアプリズムは特別な存在として私の中にずっと残り続けるでしょう。

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