体調すぐれず、今日のフラワーデモに参加できないので、自分の事例を書きます。

月一回、EMDRというトラウマ治療を受けています。この年になって中学の頃の性被害の治療をすることになると思ってなかった。当時は、治療が必要とも知らなかったです。

昨年の12月9日の投稿で

今朝(夜中)は中学の時にあった、夜道での通り魔(痴漢)被害の悪夢で目が覚めました😭これはもう殺されるんかと思ったぐらいの恐怖体験だったので、今日は1日、目をつぶるのがこわかったです。

って書いてますが、この時はまだ通り魔にあったのは、私が悪かったという気持ちが強かったかもしれないです。

この投稿した日以降も、侵入症状や不眠が続き、トラウマ治療を受けようと思いました。受診した精神科のDr.に相談した時、私が「レイプとかまでじゃないんですが」と言ったら、Dr.は「性被害は挿入の有無は関係ない。」「何十年もたってその時の記憶が悪さしてくることはよくある」と教えてくれました。それでやっと、[これも性被害]とはっきりと自覚しました。(それまで metoo運動も支援者の立場で捉えていました。自分の問題って、わかっていなかった。)

被害を受けた当時のこと書きます。

１ヶ月以上は、眠るのが怖くて、父や母と寝てもらったり、テレビがあるダイニングで寝たりしていました。しばらくは昼間でも1人で[歩く]ことは怖くて、[走って]いました。夜道にいたっては、結婚するぐらいまでは[走って]ました。その塾バスを待ってた場所は中学の通学路でもあったため、1人の時は遠回りをしたり、全速力で駆け抜けていました。

犯人の後ろ姿は見えたので、似たような背格好の男性を見かけるたびにどきっとしました。背後から急に手が出て、口を塞がれた時の腕の太さも覚えてて、これも似たような腕の医師に体を触られるのも怖かった。

あと、高校生になっても付き合った人、2人とも、一緒に帰ったり、デートは楽しかった。でも、手をつないだり、それ以上のことをいつかしなあかんと思うと、どうしても無理でお付き合いを断ってしまいました。

今、私にも高校生、中学生、小学生の子どもがいます。子どもたちがもし通り魔にあって、その影響で、日常生活いろんなことを怖がったり、回避するためのけなげな努力をしていたり、恋愛に制限かかったりしてるならって思うと、胸が締め付けられます。犯人が悪い、犯人クソ、もちろんそう思います。分かります。

でも、自分のこととなると、違っていました。その時、中学生の私は、結構自分で大きくなった、大人やと感じているので、[襲われたけど、抵抗できなかった自分は弱い]って感想でした。(怖くて固まりました。口を塞がれたまま「うー」と声を出すのが、精一杯の抵抗でした。犯人はナイフとか多分持ってなかったやろうけど)

塾バスが行ってしまうぐらいのギリギリ時間にまってた自分が悪かった。なんの警戒心もなくつっ立ってた自分が悪かった。と自分を責めたり悔やみました。その時に、股間とか触られたことも恥ずかしくて家族には言えませんでした。

こんなあっという間で、一回きりの、知り合いからではない、服の上から体を触られた、だけの軽いような通り魔でも、自尊心を低下させます。日常生活で怖いことが増えるし、トラウマ症状に対する治療が必要になっています。苦しく、悔しいです。

だから、家族からの継続的なレイプが無罪とか、おかしい！って思います。抵抗なんて恐怖心や無力感からできへんし！よくわかる。

性被害にあわれた方に寄り添う気持ちの意思表示と刑法改正を求めて、フラワーデモに参加しています。それに、デモに行くと、自分は悪くなかった、加害者が悪いって実感できるんです。

書きたいことはまだまだあるけれど、デモも解散時間なので、投稿します💐