【AYA世代息子のALL闘病日記.87】

息子の思考の根底、潜在意識に「再発するかも」という前提があると直観したわたしは、息子に潜在意識の話をしました。

潜在意識とは？

潜在意識についてあまり聞いたことがない方のためにざっくりお話しますと、

人間には2つの意識があり、一つは「顕在意識（表面意識）」もう一つが「潜在意識（無意識）」です。

人はすべての思考や判断を顕在意識でまとめて表現していると言われていますが、

顕在意識が動いているのはその人の意識全体のほんの5％程度で、「氷山の一角」とも表現されます。

本当のところは、

これまでの経験値や幼少期からの育てられ方、価値観、歴史的、遺伝的な記憶など過去生の記憶なども含めて、

その人のココロの奥底に封印されてしまっている無意識から繰り出される思考（潜在意識）が残りの95％を占めていて、

顕在意識と潜在意識がどちらの意見が強いか競ったら必ず潜在意識が勝つと言われるくらい、その人の言動を創り上げているものになります。

わたし自身は、お仕事でクライアントさんの潜在意識を置き換えるセッションなどをさせて頂いたり、

娘が割と幼少期から繊細さんでスピリチュアルな視点で物事を感じることが多かったので、常々こんな話はしてきたのですが、

息子には、そーいえば、この手の話はあんまりして来なかったな～と。

（いや、だって娘とは違って、息子は学生の頃からなんだか怪しげとか、うさんくさそうwwとか言うてたし、じっくり話すこともなかったやんっていう言い訳。）

で、、、

息子の潜在意識下にあったもの

今さらながら潜在意識と顕在意識の話をふって、息子が自分の病気に対して、今の、病気と自分の関係をどう感じるか聞いてみたところ

「再発しないに越したことはないけど、今のオレの原動力は再発した時に後悔したくないってことなんよね」

との返答が。

おおおおおおおっっとー－－－－－－！！

出た、出た、出たで、出たで、その思考！！！

「再発した時に後悔したくない」から、それを原動力として動く。

ということは、

息子の思考には「再発するかも」というのが前提にあるワケで、、、

人が、イメージしたいろんなものを具現化できる素粒子から成る、この世界に生きて、

自分の魂の望みを叶えようとキラキラ輝いて努力した時、

その思考の根底に「再発」の2文字があれば、再発を具現化してしまう可能性が大きくなるという図式が観えてしまうww

「潜在意識」はココロの奥底に封印された思考

そもそも、潜在意識というのは普通の顕在の意識下では思ってもみないような「とんでもない思考」をココロの奥底に丁寧に封印してしまっている事が多いです。

さらには、人の持つ潜在意識にはポジティブな思考とネガティブな思考というのがあって、

どちらも、それらの思考にはその思考を持っていた方がいいメリット（役に立つこと）というのがあります。

わかりやすく言うと、

「私は病気でなければならない」という思考とかね。

病気になったことのある人はもしかすると、ザワザワする、イヤな表現かもしれませんが、ここはあえてはっきりと書いておきます。

この思考の根底には、誰にも気付かれないように自分がなんとか生き抜くための大事な方法として封印している、「病気でいることのメリット」があるのです。

病気でいることのメリットとは？

「病気でいることにメリットなんてあるワケねーじゃん！！」って思いますよね。

そう。そうなんです。

病気のメリットなんてあるわけないし、病気の持つ意味なんて考えたくもない、そんなことには向き合いたくない時期っていうのがあります。

この1年間で息子も、親であるわたし自身もその道を通ってきました。

だからわかります。

だけど、いつの日か、ちょっと気持ちが落ち着いてきて冷静に病気の事に向き合える時がきたら、ちょっと想い出してほしいかなと思います。

当相談室のセッションでクライアントさんの病気の意味を掘り下げた例をあげると、

「私は病気でなければならない」
という潜在意識を持っておられたケースがありました。

ちょっと残念なネガティブな思考とも言えますが、実際に病気を持つクライアントさんからあぶり出されて出てきた思考です。

他にも

「病気でいると周りの人にやさしくしてもらえる」とか、

「がんに罹っていればがん保険がおりる」とかね。

クライアントさんの中には、時折「わたし、そんなこと思っていません！」と怒りが沸いてきそうな思考が出てくることがありますが、

そのような時こそ、

そこに「怒り」という感情が出てきている時点で

ずっとひた隠しにしてきた、人に知られてはいけない、自分がなんとかうまく立ち回る、生き抜くための秘策なので

一見ネガティブな（だけど何かしらメリットがある）思考が露呈されてしまって、感情が激しく揺り動かされている状態なのです。

息子の場合も意外と確固たるメリットというか、利点があるネガティブな思考が出てまいりました。

それは、、、

次回に続きます。

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