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自分の思い込み

私は自分の声が嫌いでした。
録音した自分の声を後で聞いてみると、普段の声と違うように聞こえませんか。

音の伝達経路には、空気の振動が鼓膜に伝わる「気導音」と、骨の振動が伝わる「骨導音」があるそうです。
普段聞いている自分の声は、この2つの経路から伝わる声が混ざって聞こえ、録音された声は、気導音だけなので違って聞こえるんですって。

3月から始めた自己受容コーチングでは、許可を得て録画します。
セッションを受ける私は、最初は抵抗感がありました。自分の声が変に聞こえるうえに、上手く話せないというコンプレックスがあったからです。

「その原因は何だろうね」

コーチングしていくうちに、子供の頃の記憶が蘇りました。
小学生の頃、全校生徒の前で発言をせざるを得なかった時の恐怖。
手を挙げることが苦手だったから挙げずにいたら、逆に先生から当てられたこと。

「その時どういう感情だった?」

コーチングを繰り返していくうちに、いつの間にか、ありのままの自分を受け入れるようになっていました。

そして、語彙力がないと思っていた私は、改めて、今までの自分のコーチング録画を観てみると、意外とちゃんと話していることに気づきました。
「思い込み」が、私に意地悪をしていたのです。
自分の感情に気づき、魂の声に耳を傾けてみると、セッションする日が楽しみになっている自分がいました。

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