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日本初!?macOSの読み上げ機能を用いてLTしてみた

みなさんこんにちは。
先日登壇したイベントで、ひょっとして日本初なんじゃ!?ということをやってみましたので、そのレポートを書こうかと思います。

この記事は、登壇を引き受けたけど声に自信ないなーとか、LTやってみたいけど喋るの恥ずかしいなーとか、酒焼けしちゃったのにプレゼンしないといけないんだよなーという方をはじめ、色々な人に読んでもらえると嬉しいです!

イベント概要


ことの発端とあらまし

登壇1週間前の金曜日

その日の朝「ちょっと喉痛いなー」って思っていたのですが、なんと9月1日につき部内の新入社員歓迎会。特に体調が悪いわけでもないので、いつも通り仕事へ。
本来なら1次会で帰るところですが、気づいたら2次会、3次会・・・
めちゃくちゃ喋って、めちゃくちゃお酒を飲んだ結果、土曜の朝に「こ・・・声がでない」という状態に。
※なお、翌週に病院で新型コロナウィルスの検査を受け、陰性判定は出ているのでご安心ください。

登壇3日前

朝から声が出ず。
資料作成など作業は問題なくできるものの、ミーティングはチャットで会話しないといけなくて、少々業務に支障が。
近所のクリニックへ行って薬を処方してもらい、ひたすらマスクで喉を保護して、蜂蜜湯を飲みつつ、登壇資料を仕上げたり。

登壇2日前

夕方の時点で全く喋れず。
本来であれば、登壇前は何度も実際に喋りながら自宅やカラオケボックスでリハーサルしています。
ですが、声が出ない・喋れないので、喋ることを脳内トレーニングするためにトークスクリプトを書くことにしました。
ドキュメントやスプレッドシートに書いても仕方ないので、Macの標準機能である「メモ」を利用することに。

考えたこと

実は登壇2日前の時点で、喋るのは無理なんじゃないか?という考えが脳内の9割を占めていました。
ですが、せっかくいただいた登壇依頼を断ることは私のポリシーに反するため、どうしたらいいかを必死で考えました。

その結果「人間が喋れないなら機械が喋ればいいじゃない」というところに行き着いたのです。

ですが、確認しなければならないことが2つありました。
1つ目は、長ったらしいセキュリティマネジメントにまつわる文章を機械によって読み上げることが可能か?ということ。
そして2つ目は、何を使って読み上げるのか?ということ。

悩んでいても仕方ないので、Googleで音声読み上げソフトを検索。
まとめページやブログを拝見すると、いくつかソフトはあることがすぐに判明します。
ですが、1回だけサクッと使うような気軽なものというよりは、何度か使うこと前提のサービスだったり、読み上げの精度を機械っぽくならないような拘りを持ったサービスが出てきたりして
「わたし、ユーチューバーになりたいわけじゃないんだわ・・・」
という気持ちに。

試してみた

そこで、持ってるPCでどうにかならないかなー?というところへ考えをシフトし、書き上げたトークスクリプト上で試しに右クリックしたところ・・・

「スピーチ>読み上げ開始」というメニューを発見!

いけそう

数行程度の文章を読ませたところ、そこそこ読めそうなことが発覚。
多少の漢字の読み間違えがあるものの、ひらがな表記に直せば問題はなさそう。

登壇1日前

デイリーミーティングの時間に「明日はこれを使おうかと思ってまして・・・」と、Google Meet 越しに部内のメンバーへ披露したところ、笑ってくれたので「これはいける!」と確信。

トークスクリプトを全て書き上げ、全文を読み上げさせ、読み方がおかしいところを調整。
不要な文章を削って、時間調整をしたところで22時。
翌日に少しでも喋れることを祈って寝ました。

やってみた

イベント当日

起きたところで、声が出るか試してみるも、挨拶すらまともにできない状態。ですが、少しでも喋れるようになることを諦めずに、日中はひたすら喉を保護。
そして、水筒に蜂蜜湯をつめてイベント会場へ持参。
運営のみなさまに「声が出ないので音声読み上げにて対応します」とお伝えし、接続とマイクテストを実施。
あとは登壇の時間まで粛々と待つのみ。

いよいよ本番

久しぶりに人と話して、少しだけ喋れるようになっていたのですが、やはり喋るというには程遠い状況。
なので、最初の挨拶で声がほぼ出ないこと&まともに喋れないので、音声読み上げにてLTさせていただきますとお断りし、スタート。
トップバッターだったのですが、会場の雰囲気が温まっていない状態でシュールな「ゆっくりLT」が始まりました!笑

知り合いもチラホラ見受ける会場の中、機械音声が喋り続け、わたしはひたすらスライド送りに集中します。

時々クスッとしてくれた人、ありがとうございます!
救われました!笑
無事に12分間のLTを終えることができました。

Twitterの声

イベントに参加いただいた方がハッシュタグをつけてツイートしてくださったので、ここでいくつかご紹介します。

たぶん初だと思うんです!

午後イチの会議だったらみんな寝てるレベルだったと思います。

日本語は色々やばいです。
ですが、macOSの読み上げ、英語だとめちゃナチュラルです。

ただでさえシュールなLTになると思ったので、笑える要素も入れました!

お役に立てたようでよかったです!笑

まとめ

音声読み上げ機能によるLT、技術的には可能です!
ですが、空気は微妙になります。
勇気のある方は、ぜひチャレンジしてみてください!

当日はお忙しいところご聴講いただいたみなさま、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

おまけ

わたくしごとですが、数ヶ月前に転職をし、現在は1人情シスからセキュリティエンジニアへ転身いたしました。
今後はセキュリティネタで色々発信していけたらと思います。

おしまい。


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