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朗読会「幻想キッチン」終了しました

えー、のっけからわたしが鼻を手で拭いている画像から失礼しますが
12月12日(土)に行われた朗読イベント「幻想キッチン」、
無事終了いたしました。
ご来場頂いた皆様、本当に、本当にありがとうございました!
14時回・17時半回ともにたくさんのお客さまにお越し頂き
感無量の思いで幕(なかったけど)を閉じることができました。

ここnoteには、灰谷さんのファンの方が(わたし自身を含め)
それはそれはたくさんいらっしゃるわけで、
わたしたちが灰谷さんの作品から感じ取ったことが
どのように受け止められるのか。
そもそも朗読というスタイルが、どう受け入れてもらえるのか。

逆にnoteの存在を知らず、ネットもたまに覗く程度のお客さまには
灰谷さん作品を、わたしたちの朗読を通して接して頂くことで
どのように受け止めてもらえるのか。

フタを開けてみるまでは、なにもかもがわからない。
そんな「見えない不安」と対峙しながら当日を迎えました。
とはいえ、これはいつ何を演る時でも同じなのですが。

もっともっとコチラ側の都合で言えば、
自分がメインの演出を手掛けること自体、初めてのことでした。
わたしは演出家としての勉強をしたことがなく、
演者の立場で受けた経験の中から、
自分がいちばんストンと来たスタイルを参考にし、
手探り手探りの状態で、それこそフタを開けてみるまでは

……なんて、そんな作り手側の都合は、お客さまには関係のないことです。
こちらの勝手な思い入れを押し付けるような傲慢さがある時点で
表現というものは、いとも簡単に崩壊する。
わたしはそう思っています。

ただ、自分たちの内に生まれたものは、それはそれで真実。
こればかりはもう、自分を信じて放出するしかない。
それが果たしてどうのように受け止められるのか。
それはもう、お客さまに委ねるしかないのです。
わたしたちがコントロールすることではないんです。
(でもこれって文章でも音楽でも、何でも同じことかなーなんて思います)

ならば、です。
小難しいことは何も考えず、灰谷さんの作品を
会場全体で楽しんじゃえばいいじゃないかー
みんなで一緒に楽しんじゃえばいいじゃないかー
ということで、本番に臨みました。

そんな思いを込めて、エンディングがこの曲だったわけでして。

収録されているアルバムのタイトルは "Word Gets Around" 。
いったん自分の口から放たれた言葉は、どんどん一人歩きしていくものです。
それは承知のうえですが、だからこそ無責任に放つことはできません。
なので、稽古は、朗読や朗読劇の本公演を打つのと
全く同じ状態で取り組みました(当たり前ですが)。

会場演出とか、いろいろ至らない点は多々あったかと思いますが
小規模ながらも、実際にこうしてプランニングから
ひととおり経験してみて強く思ったことは、
「なんとしても次回に活かしたいよなぁ」ということでした。

このあと、月読の會という団体での公演が入ることから
時期はもう少し先になるかもしれませんが、
OTONE Vol.2。ぜひやりたいと思います。

生温かく。
いや、もちょっとストレートに温かく見守って頂けると
非常に嬉しいです。

とにかくとにかく。
本当にありがとうございました!

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