目的地、現在地、そこまでの道順。

これはどこか初めて行くところに出かけるのも、英語を身につけるのも基本的には同じ、と言うお話しです。というか全てに通じると思っています。

初めて行くところに出かけるとき、地図をみて目的地がどこにあるのか調べますよね。

そして、現在地も確認する。

紙の地図を使うときにはGPSで正確に測定された青い点はありません。自分がどこにいるかを探すのも一苦労です。(今の時代って本当に便利。)

目的地と現在地がわかったら、無数にある道順の中からどの道順で目的地までたどり着くかを決めます。

これって英語をどうやって身についけていくのかと本当に似ているなーと感じます。

ただ、生徒さんをみていて感じるのは、目的地が具体的じゃないことが多いんです。また、自分の現在地も正確に把握できていないことが多い。

どこかに向かっている途中で、自分の現在地を正確に把握できずに迷ってしまったとき、目的地にたどり着くまでものすごく時間がかかるし、何よりすごく疲れませんか?もう行くの諦めようかな、、、って考えたり。せっかく行ってみたかった場所なのに、行く道が楽しめなくなりますよね。

なので私は生徒さんとの最初のカウンセリングで、目的地を明確にしてもらうところから始めます。英語を使えるようになりたいシーンはどういった場面なのか。それと同時に、現在地も一緒に確認します。

例えば、今日カウンセリングを行った生徒さんは、「海外旅行に行ったときに英語が喋れるともっと楽しめるはずだから」とおっしゃっていました。

もちろん賛成ですが、もう少し話を聞いてみると、

「せっかく家族で行く海外旅行を、目一杯楽しんでいい思い出にしたい!・・・ただ前回行った旅行でトラブルに巻き込まれ散々な目に遭ってしまい、旅の思い出が台無しだった」という体験談が出てきました。「トラブルは起きるものなので、それをきちんと対処できるだけの英語力が欲しい」との結論にたどり着きました。

ここまで具体的なゴールが見えると、もう話は簡単です。この生徒さんの現在地を確認し、手元にある教材を一緒に進めていきます。

中学文法はしっかり行ってもらいます。英語は語順で意味ががらりと変わります。英語には「〜に」「〜を」などの格助詞と呼ばれるものがありません。なので、ルール(文法)通りに並べてあげないと意味が通らない文章になってしまうんです。(いやー、日本語って本当独特な言葉なんですよ。。)

独学で英語を勉強していらっしゃる方も、目的地、現在地、道順を整理してみると具体的に何をすればいいかのヒントになると思います。

英語コーチで気づいたこと、自分のメモの意味でも残していこうと思います。需要があればもっとたくさん書いていきたいので、興味持てた、面白い!と思った方は「スキ」をお願いします⭐︎

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