GW明けが憂鬱で仕方ないサラリーマンへ

GW明け1日前の時間。
憂鬱な時間だ。明日からの日々への漠然とした不安、GWもっと楽しんでおけば良かったという少しの後悔、マイナスな感情が頭の中を埋めていく。
この時間があるから、かえって長期休みなど欲しくないと思ってしまうくらいだ。(長期休みをもらえているだけで有難いと思うべきなのだろうが)

「仕事が楽しければ、ワクワクした感情であるれるはず」というエリートサラリーマンのビジネス書をたくさん読んできた。そして、そんな目の前にいない、本当に存在するか分からない「理想のサラリーマン」像を思い浮かべることで、余計に「なんで自分は仕事を楽しめていないんだろう」と、感情が悪い流れに陥る。

大多数のサラリーマンはそんなにうまくいっているはずないと思っている。自分も大多数のサラリーマンの一人だ。

ここまでは私にとって昨日の話である。実は会社の都合で世間より1日早くGWが終わってしまい、私にとっては今日が勤務初日だった。

さて朝出社したら、思わず一人笑ってしまった。当たり前だけど、良くも悪くもGW前の光景となんら変わっていないということに気付いたからだ
目に映る光景。横で怒号を飛ばしながら電話する先輩、だるそうにパソコンを叩く上司。
実際に山積もりになっている仕事。

(昨今のニュースであるような、急な品質トラブル、粉飾決算が見つかることもあるかもしれないけど)存在が危ぶまれるような経営危機の会社、上場間近のスタートアップ企業などと違って、ある程度の一般企業が、世間も多く休みに入っていた1週間で何か天変地異が起こることはそうそう無い。

心の中で過剰な不安が生まれていたことに改めて気づいた。
私の心はいつの間にか「明日出社したら会社が倒産の危機に陥っているかもしれない」という時くらいの不安が勝手に構築されていたのだ。

不安な時ほど、事実に目を向けよう。そうすれば、希望は生まれないかもしれないけれど、心の中で出来上がった不安は取り除けるかもしれない。

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