見出し画像

ボンバーガールとメスガキゲームデザイン

先日、みんな気でも狂ったのかトゥイッターでこんなpostがバズるという事故が起きてしまった。みんなスケベ絵というワードに反応しすぎだ。

そして「6000RTいったら記事書くわ」などと調子こいていたせいでいまこの記事を書いているというわけだ。
正直なところバズったpost含めそこまで大真面目に考察するとかそういうやつではないので「まったくコナミはあたまおかしいぜHAHAHA!」くらいのノリで読んでほしい。

まずは、例の「敗北したときのストレスをどうするかという問題に対してスケベ絵を表示する」というやつだが、実際のところこれは特別斬新なアイデアというわけではない。格ゲーとかでときたまある脱衣KOとかそういうやつの系譜だ。
ボンバーガールの場合はそれが全キャラに適応されるとかやたらえっちだとかそういうので目をひくというのはあると思う。
あと、ストレス対策として有効とは書いたものの、それで全てを解決できるわけではない(当然ながら長期間プレイするようになるにつれ効果は下がる)ので「負けると腹立つんだが???」と僕に灰皿投げるとか回り込みターボ説教とかは勘弁してほしい。
敗北時の話ではないが、ストレス対策といえば、メスガキピンクことモモコはキャラ紹介では「ザーコザコザコ全員ザコ」とかいう屈服まったなしなセリフを吐いているが、これを聞けるのは勝利時のモモコプレイヤーだけなのでほかのプレイヤーが不快になることはあまりなさそうではある。チャットのセリフも意図通りことを言う感じっぽいのでどこぞのなにかみたいに謝罪チャットで「ごめんごめんw大目に見てよwww」と味方を煽る感じのはないからあんしんだ。
ところでえっちなイラストに目がいきがちだけれどゲーム中に操作するSDキャラめっちゃかわいくない?(着せ替え要素もある!)

そんなところで本題に入ろう。バズったのはスケベ絵云々のpostだったが僕が感心しているのはむしろ「チーム勝利のためには1人はいないと厳しくなる役割であるブロッカーが全員屈服させたくなるメスガキで占められている」というところだ。僕はこれを勝手にメスガキゲームデザインと呼んでいる。

そういえば、ボンバーガールのシステムについて説明していなかったので、ついでだしここで説明しよう。
スケベ絵しかTLに流れてこないひとには「キャラをえっちな女の子にしたボンバーマン」くらいの印象しかないと思う。
基本的にはまあその認識でも間違ってはいないが、従来のボンバーマンの基本ルールは「自分以外全員爆殺すれば勝ち」というやつなのに対し、ボンバーガールは「4VS4で敵のベースを破壊したほうが勝ち」と、わりといまふうなルールになっている。
基本システムはボンバーマンのままなので、爆弾を置いてブロックを壊してアイテムを拾って爆弾の数を増やしたり火力アップしたりといった定番の要素はそのままだ。敵も基本的に爆弾で殺す。
そして、キャラの役割がかなり明確に分かれているのも特徴だ。
真っ正面から戦線を押し上げて超火力ボムで相手の敵陣ブロックを灰燼に帰すボマー、機動力と火力に優れコア凸かますアタッカー、ボンバーマンで遠距離から直接攻撃できるとかそれズルじゃんって感じのシューター、そして障害物を生成したり回復したりと防衛向けスキルの揃ったブロッカーの4種類だ。
このうちブロッカー以外の3職は基本的には前線でバトルするのがメインだが、ブロッカーは後ろの方でせこせこブロックを生成してベースの守りを固めたり、敵のリスポンポイントを潰したり(フィールドにある敵のタワーを破壊するとそこが自軍のリスポンポイントになるのだが、その上にブロックを置くとそこから復活できなくなるのだ)と、チーム勝利のためにはいないと困るがたいていのゲームで不人気なタイプの役割だ。自分が敵陣破壊するとかいうのとはほぼ無縁になるしな。

そこで、ボンバーガールではその不人気ロールにメスガキを詰め込んできたというわけだ。
大人はメスガキに負けないのでメスガキを屈服させるために選ぶ大人が4人に1人は必ずいるという心理をついたのがメスガキゲームデザインだ。
今のところブロッカーは例外なくメスガキなので、これは間違いなく不人気ロールを選択してもらうために考え抜かれたものだというのは明らかだと言うしかない。
まあ、実際ブロッカーをやっているとひたすら嫌がらせする快感とかサヨナラ逆転アイドルボイスとかめっちゃ楽しいのでみんなもメスガキを屈服させにくるといい。
しかし撃破されたときは出ないのに敗北時にだけ淫紋が浮かぶとかなんだそのわけのわからないこだわり具合は。

今日も僕はメスガキを屈服させるためにゲーセンへ行く。

(それはさておきオタクめっちゃ並んでるからコナミスポーツクラブ全店にボンバーガール置くとかとにかく増台して)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?