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10万えんもらえるので20万えんちょいで新PCを組んだ話

なんか国が10万えんくれるというので、それほどコストパフォーマンスとかいうのにこだわらずに新しいPCを組んだ。
予算は20万えん。国からもらえる金によって実質半額なのでそれくらいを狙ったかたちだ。10万えん配布は第二弾以降も何度も何度もやってくれると散財が捗るのでやって。

なお、実際は20万をこえて21万2千えんくらいになったが、今使っているマシーンもしばらく使う予定だったのでWindows10も買ったため、OSを省けるひとならいちおう20万えん以内におさまるはずだ。

現行マシーンについて

新マシーンについて書く前に、現行マシーンについて書いておこう。
今使っているCPUはCore i5-3550とかいう太古の昔に誕生したIvy Bridge世代のやつだ。Sandyおじさんと並んでいい加減滅びろと言われているやつだな。
こいつがここしばらくアイドル状態だろうが常時100度オーバーとかいうやばい状態なうえに一度電源を落としたら再起動失敗しまくって3時間くらいかかるとかいう買い替える以前にCPUクーラー回りチェックしたほうがいいんじゃねえかという状態なのだが、わけあってメンテナンス性最悪な場所に置いてしまっているため「一応動いてるし……」とかのたまうクソ野郎(僕です)のクソ方針により状況を改善することなく働かせられているかわいそうなマシーンだ。
CPU以外はメモリこそ16GBの基本的人権ラインを死守しているものの、GPUはRadeon R9 280Xとかいういまどきのゲームをやるにはさすがにきついやつだし、あとWinXP時代から延々と使い続けていたがある日突然認識されなくなったSound Blaster X-Fi Elite Proが刺さったままになっている。
CPU温度がやばいことになっている上にシステム全体が不安定なのでベンチマークで比較とか意味ないだろうしそういうのはしない。それが言いたかったのでこのクソみたいな環境を先に書いておいたというわけだ。
新マシーンに完全に移行完了したらまともな状態にメンテしてサブマシンにしてあげたい。

めざす場所

とりあえず20万えんくらいまでという予算は決まったので、とりあえず要求仕様をでっちあげることにした。下の思考ダダ漏れなメモがそれだ。

・光らない
・現状フルHDディスプレイ2枚環境なので4Kのこととかは考えない
・ゲームと録画を同時にやりたいのでそれなりにパワはほしい
・たまに動画エンコードとかもするし……
・光るな
・AMDおじさんは関係ないがCPUはRyzen
・レイトレーシングがどんなもんかちょっと見たいのでGPUはRTXシリーズ
・光るパーツがあっても封じ込めるためケースは密閉型
・とくに意味もなくNVMe接続SSDを2枚刺ししたい
・ブラウザのタブ開きまくるクソ野郎でもあんしんのメモリ32GB
・光るんじゃねえ
・気分の問題なので中古パーツは使わない
・水冷めんどそうだしクーラーは空冷で
・何度も受け取りするのは今のご時世てきにあんまりよろしくないので最安値を攻めるよりできる限り同じショップで買うのを優先
・無意味に光るパーツを滅ぼしたい

こんなかんじの私怨の主張が激しい要求のもとパーツあさりを始めた。なんであんな無意味に光るパーツが流行してんだよ。

買ったパーツ

光るやつへの敵意にまみれながら、結局買ったパーツは以下のとおりだ。

パーツ類

ケース:Antec P101 Silent ¥9,264
CPU:AMD Ryzen 7 3700X ¥39,578
マザーボード:ASRock X570 Steel Legend ¥23,245
GPU:Palit Microsystems Geforce RTX 2070 Super ¥56,980
メモリ:Corsair DDR4 PC4-25600 16GB×2 ¥18,678
SSD1:ADATA SX8200Pro 1TB ¥17,480
SSD2:WESTERN DIGITAL SN550 1TB ¥14,190
CPUクーラー:Scythe 風魔弐 ¥6,028
電源:Antec NeoECO Gold NE750G ¥10,780
OS:Microsoft Windows10 Home ¥16,400

合計¥212,623 (価格は2020年5月末ごろ。税込)
店はSX8200Proはツクモ、それ以外は全部ドスパラで揃えた。

それぞれのパーツについて

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ケースは今まで僕はAntecのP182を使っていたのだが、「This is 箱!!!!!」みたいなケースがすきだし、アクリルパネルで中身を晒す性癖も持っていないので今回もAntecのP1○○シリーズからP101 Silentを選択。P110 Silentとどちらにしようか迷ったが、標準でフロントファン3連なことと、Antecロゴが光らないというとても大事な要素からこちらを選択した。とはいえディスクアクセスのランプとフロントのUSBポートは光るのだが、まあこれらは機能的な光なので許す。
機能的な面だと、P101は大量のシャドウベイがあり、最大8台の3.5インチHDDとかを利用可能だが、これらは任意に取り外し可能なので不要なら全部取っ払ってエアフロ―をよくするとかもできる。僕はなんだかんだでHDDを1台か2台は追加すると思うので最下段のやつだけは残して他は全部外しておいた。
Antec以外でもFractal DesignのDefine7とかもいいなとは思ったが、さすがに値段が倍違うのでやめておいた。

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CPUはRyzen 7 3700X。値段はそこそこで十分つよい感じだったからだ。AMDおじさんへの忖度はない。

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マザーボードはB450でいいんじゃねーのとも思ったが、ASRockのX570 Steel Legendにした。NVMe接続SSD2枚積むのをもとから決めているなら2枚ぶんヒートシンクあるほうがいいじゃんみたいな理由と、PCI-E4.0対応のSSDとかGPUが普及してきたときにマザボ変えなくてもいいだろうという打算的な理由からだ。たぶんB450のやつで問題なかったなとか後から言いそう。

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GPUはPalit Microsystemsの NE6207SS19P2-1040J (GeForce RTX2070 SUPER JS 8GB)だ。長い。RTX3000番台も見えている時期だし、とりあえずフルHDならたいていのゲームが最高設定で60fpsをクリアできるのでいいんじゃないかなと思い選択。RTX2070 Superのなかで最安だったので値段以外考えずに選んだが、長さが292mmあるのでケースのクリアランスはちゃんと計算しておかないと悲しいことになるかもしれないから注意が必要だ。

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P101もシャドウベイと干渉するのでストレージを可能な限り積みたい場合も1箇所は取り外す必要がある。

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メモリはDDR4-3200で32GBあればまあ人権確保できるだろうということでCorsairのCMK32GX4M2D3200C16を選択。メモリメーカーの良し悪しとかよくわかっとらんけど、F4Uとかかっこいいから……(第二次世界大戦時の合衆国海軍の戦闘機。愛称がコルセア)

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システム用SSDはADATA XPG SX8200 Pro ASX8200PNP-1TT-C。最初は鉄板のSamsung 970 EVO Plusにしようと思っていたが、どっかでみた記事で970とそれほど差が出ないスペックなのに安い!つよい!とかいうのを鵜呑みにしてこっちにしてしまった。いまのところとても快適なのでよい。
容量は512GBでよかったんじゃね?とも思ったが、だいたいいつも気が付くとシステム用のストレージがギリギリになるクソムーブをキメているので今回はあらかじめそれなりに容量を確保しておいた。開発環境とかも入れるとなんだかんだで結構容量食うし……
普通のひとは500GBクラスのやつにしてもっといいのにするとかゲーム用SSDの容量増やしたりしたほうがいいと思う。

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主にゲーム用のSSDはWESTERN DIGITAL SN550 NVMe WDS100T2B0C。ゲームのロード時間は爆速NVMeのやつでもSATAのやつと大差ないとかいうのがそこらに流れているし、まあ安めのやつでいいかなと思っていたが、この記事を書いている現在なんかSX8200Proが値下がりしてそこまで価格差なくなっているんですけど???なお、実際に使っての不満はいまのところとくにない。

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CPUクーラーはサイズの風魔 弐 SCFM-2000にした。うんこ色のやつとか恥ずかしいし、簡易水冷は駆動箇所の多さを考えるとちょっとリスク高いし何よりP101に設置するのが面倒くさいからやめた(フロントファン三つを取り外してラジエーターを取り付けないといけないので)
そんな感じで、どっかのレビューでも3700Xなら十分冷えるって書いてあったし平気でしょとこいつを選択した。あと二重反転ファンとか紫雲みあっていいし……(第二次世界大戦時のの日本海軍の水上偵察機。二重反転プロペラいいよね)

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電源はAntec NeoECO Gold NE750G。在庫あるやつから探そうとするとなんか無駄に光る電源がやたら多くてブチぎれそうになった。80PLUS GOLD認証で750Wあればまあ大丈夫でしょ。大丈夫だった。

ちなみに電源とか不安なひとはこういうところで組むマシーンの消費電力を計算しておくと目安がわかるのでおすすめ。Powerに表示されている数字の倍のワット数があれば基本的にあんしんだ。となりに表示される目安もだいたいそんなだしな。

ベンチとか

しょうじき「自分がプレイするゲームでフルHD最高設定で60fps出ていればよし」みたいなスタンスだし、いまどきのベンチ向けのゲームを持っていない(致命的)ので、あんまりやる気はないが、最後にいくつかベンチマークの結果をおいて終わりにする。

まずは古の平成時代より使われ続けているゆめりあベンチだ。

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なぜかスクリーンショットがとれなかったのでカメラで撮ることになったが17まんオーバー。たぶんすごい。

Win10時代になってもゆめりあベンチを使うために頑張ってくれたひとびとに感謝しつつ、いまどきのベンチもまわしたい。ファイファンだ。
14と15のベンチをどちらも最高設定でまわしてみた。

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14のほうはこんなかんじ。

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15両方はちょくちょく不安定っぽい気もしたが、こちらも快適にプレイできるらしい。
まあ、おおむね最近のゲームもフルHDの最高設定で快適に遊べるっぽいよってことで。おふねゲームことWorld of Warshipsは余裕だった。

あとはSSDのベンチ結果をテキトーに。めんどくさいのでCrystalDiskMarkの16GBだけやった。
まずはSX8200Proから。

Cドラベンチ

なんかカタログスペックよりはやくない???
NVMe接続!!!というかんじの速度なのでとてもよい。

続いてSN550。

Dドラベンチ

こちらも微妙にカタログスペックよりいい数字出ている気がするんだが、なんなんだろうかこれ。

とりあえずこんな感じでマシーンを組んでみたわけだが、なんで光るんだよ殺すぞ

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このあと滅茶苦茶設定弄って発光しないようにした。

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