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なんでアイスがいけないのか西洋医学的に考えてみた

結論:血管を収縮させた結果、内臓機能が低下しなければよい

生理学的考察

温度受容器は、

  • 皮膚

  • 視床下部温受容器

  • 脊髄

  • 腹部内臓

  • 上腹部と胸部の大静脈

にある。

これらの情報は後視床下部で統合され、後視床下部で統合され、
・セットポイントより低い時:交感神経の亢進
・セットポイントより高い時:交感神経を抑制
を起こす。

アイス等の冷たいものが体を冷やすと交感神経が亢進する。

交感神経の亢進は皮膚血管を拡張し、体表から熱を発散する。
交感神経の亢進は、内臓の血流を減少させ、内臓機能を低下させる。
また、内臓の冷刺激は内臓の血管を局所的に収縮する。

ここに元々の内臓の虚血状態がある場合は、更に内臓機能を低下させることが推測できる。

結論として…

運動後など代謝亢進している状態や
外が熱い状態(セットポイントが下がり交感神経の亢進が起きにくい状態の為)では虚血に陥りにくいため、アイスを食べてもよいと考える。
もしくは、アイスと温かいものを一緒に取るなど内臓の虚血が起きないようにするとよい。

鍼灸・物理療法での対処法


虚血や微小梗塞がある状態では、温熱を局所的に入れ(お灸など)、内臓血管の拡張を促すことも予防や対処法として提案できるかと考える。

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