見出し画像

PICO4は「初めてのVRヘッドセット」としてアリか否か?

まず結論から

まず最初に結論から言っちゃうと、僕は「アリ」だと思います。
ただ、前提条件がいくつかつきまして、

・明確に「このゲームをVRでやりたい!」というのは特に無い
・VRってどんなモノ? という触りの部分を知りたい
・ヘッドセットとは別に、ゲーミングPCを持っている

という方には、というものです。

やはりコンテンツ(ゲームやアプリなど)数はMeta Quest2などのメジャーどころと比較すると、絶対数がかなり少ないです。
今後の充実に期待、というところではありますが、あくまで今後の話で確定した情報というのはなかなか見当たりません。

もちろん、SteamやSteamVRを使って、PCVR(VRヘッドセットをPCに接続し、PCの画面をVRゴーグルで見る方式)で利用する事で、Steamのかなり多いタイトルを利用できますので、コンテンツ数の不足はPCVRでカバー出来るかな、と思います。

なので、ゲーミングPC(GTX1060以上のグラボを積んだPC)がある、という場合は、PCVR前提で使うのもアリだと思います。

じゃあ本体だけだったら?

では本体だけだと使い物にならないの? というと全然そんな事はありません。

Youtube VRも、PICO OS対応アプリこそないものの、YoutubeへのWebアクセス+VR動画を全画面再生+360度動画モードで再生すれば、かなりの数のコンテンツをVR動画としてちゃんと視聴できます。

それに、Meta Questと比べると少ないものの、コンテンツは公開されており、結構いろいろ遊べそうです。

なかでも日頃から僕がやっているのはPICOブラウザを使ってのメタバースへのアクセスや、PICO Videoの視聴、それに無料キャンペーンでついてきたゲームで遊んだり、といった具合です。

PCと繋がなくてもちゃんとVRデバイスとして使えるし、なによりWi-Fiへの接続もらくらく(5GHz帯の無線LANアクセスポイントが必要)でした。
ブラウザで普通にInstagramやTwitterへのアクセスも出来ました。
これまでPCでやっていたものを、そっくりそのままとはいかないまでも、普段軽くやっているものなら、ヘッドセット内で出来たりします。

VRヘッドセット共通の難点?

さて、VRヘッドセットは、仕事でMeta Quest2、自宅でPICO4を触ってますが、どちらも

・やっぱ目が疲れる
・慣れないうちは結構酔う
・肩がこる
・とにかく目が疲れる
・長時間着けたあとは、軽い目眩を覚えることがる

といったことがありました。
まぁ頭の上に500gを超えるものを載せ続けて、そして普段焦点を合わせない場所に目の焦点をあわせる、という状態が続きますので、目や首にかかる負担は大きいです。

となると、後頭部にバッテリーと言う出っ張りがあるPICO4は「寝そべってVRヘッドセットを着けて使う」ということが出来ないので、Questと比べるとちょっと不便かなと思います。

ただ、そこまでガチな使い方をしないなら、PICO4は前後の重量バランスが良いのでQuestよりも首や肩への負担は少ないと思います。

じゃ逆にQuestのほうがいい人は?

やはり明確に
「このゲーム、このアプリ、このコンテンツを使いたい!」
というのがあって、それがPICOストアにない、といった場合にはQuestを使うのが良いと思います。

例えば本体のアプリとしてのDMM VRやAmazon Prime Video、それにゲームコンテンツなど、色々あるかとは思います。

ただ、
「そこまでやりたい事ってかたまってるわけじゃないし…」
という方には、価格的なメリットもありますのでPICO4を検討するのも良いのでは、と思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?